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ピカソとイヴ・サン・ローラン

ピカソ美術館(パリ)のInstagramに、ピカソ作品をそのまま衣装にしたような素敵な写真が掲載されていました。

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4月10日まで、ピカソ美術館で開催される「美術館でイヴ・サンローラン」をご覧ください。

昨日まで開催されていた展示会なのですね。
ピカソ絵画をモチーフにしてイヴ・サン・ローランがデザインした衣装は、自分で着こなす自信はありませんが とても素敵です✨。
もしファッションショーでモデルさんがランウェイして来たら、「カッコいい!」と叫び声をあげてしまうこと間違いなしです。

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美術館を訪れる楽しみの一つがミュージアム・ショップ。
絵ハガキやマグネットは、絵画作品そのものを自宅に持ち帰り、鑑賞していた時の感動をこっそり思い出すのに利用させてもらってます。
最近はグッズの種類も増えて、ありとあらゆるアイディア・グッズが所狭しと並べられていまね。見ているだけであっという間に時間が経ってしまいます。

ただし、その絵画作品が好きだから「そのグッズならなんでも欲しい!」と購入意欲に直結しないのが難しいところ。
絵画をそのまま” プリントして貼り付けただけのTシャツやハンカチなどのグッズは、何だか作家や作品に申し訳ない気持ちになります。
逆に絵画作品を “思い切りデザイン化” したグッズは、これまた自分の抱く作品のイメージと違う!と思ってしまいます。

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昨年UNIQLOから ルーヴル美術館とコラボしたトレーナーやTシャツが発売されました。発売前から噂を聞きつけ、とても楽しみにしていた『モナリザ』『グランド・オダリスク』に『サモトラケのニケ』。

店舗に足を運び商品を手に取りながら、「いやいやこのイメージはちょっと違うでしょ」「デザイン化するならもっとクールにして!」「どうせならもっとデフォルメして!」…と納得できず、自分好みの一品を見つけることができませんでした。
その作品が大好きであればあるほど 思い入れが強くて、他者(デザイナー)の介入を許し難くなるのかもしれません(笑)。勝手なものです。

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その点、工芸品や彫刻のグッズはいいですね。作品の三次元・形状をそのまま生かしたミニチュア版のストラップ、キーホルダーをゲットしたら、“作品そのもの” を手に入れたような気がして嬉しいものです。

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『螺鈿紫檀五弦琵琶』や『考える人』“そのもの” を持ち歩いていると、アートに囲まれた日常を送っているようで、自分に優しくなれます(笑)。
三次元のアート作品を所蔵している美術館の方、もっといろいろ発売してください!どうぞよろしくお願いします。
ただし、絵画作品『モナリザ』を三次元化してフィギュアにするような暴挙にだけは出ないでくださいね。

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さて今回の ピカソ × イブ・サンローランの衣装を見ていると、同じ絵画作品でも、もともとデザイン性の高い作品は「グッズ」と相性がいいのがわかります。
もちろんアーティスト同士の相性や力量が大きく影響していることは間違いありませんが。

2019年パリの美術館巡りをしたとき、旅のパートナーがたくさん購入したのが、ミュージアム・ショップで購入できる “靴下”。
『モナリザ』やゴッホの靴下も面白くていいのですが、マルモッタン美術館で見つけたモンドリアン『コンポジションII』の靴下はピカイチ✨お洒落でした。
私も買っておけばよかった〜。
(何足かセットになった靴下がモンドリアンB0Xに入ってました・下の写真は参考です)

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私たちがパリで訪れたのは15ヶ所の美術館。
そういえば一番多くお土産を買ったのは、ルーヴル美術館でもオルセー美術館でもなく、ピカソ美術館でした。
鉛筆、キーホルダー、ピルケース…(写真はほんの一部)

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絵画作品を “そのまま” グッズに貼り付けているのにお洒落でセンスがいい✨。さすが!、のピカソ大先生なのであります。
お土産としてほとんど他人に渡したので、手元に残っていないのが残念でなりません(涙)。
ショップにはマグカップや置き物など多種多様のグッズがあったと記憶しています。次回訪問できたならば、隅から隅までチェックして大量に買い込んできます!

<終わり>

お詫び)
この記事について。
下書き(写真やメモ、文章の断片を貼り付けただけ)の段階で、間違って公開ボタンを押していました。
メモ段階の不完全な記事を目にされた方々、大変申し訳ありませんでした。

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