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【プロ野球】あと半年後に控えた2024年ドラフト会議の話【横浜】【中日】【阪神】

はじめに


こんにちは。筆者のLAYLAです。

筆者はプロ野球の試合観戦が趣味で、2016年頃から横浜DeNAベイスターズの試合をよく観ております。今は横浜スタジアムから近いとは言えない場所に住んでいますが、年に何度か横浜スタジアムに足を運んでおります。

プロ野球が趣味ではあるのですが、最近はアマチュア野球も積極的に見るようになりました。
2023年はアマチュア野球の選手を調べ、ドラフト会議の考察記事も書きました。

そんなアマチュア野球に興味を持ち始めた筆者ですが、本記事ではタイトルにもあるように「あと半年後に控えた2024年ドラフト会議の話」をしたいと思います。

あくまで、個人的な考察です。
「こういう考え方をしている人もいるんだ」くらいに思ってくれれば幸いです。どうぞ宜しくお願い致します。

また、昨年記事にした「横浜DeNAベイスターズ」、「中日ドラゴンズ」、「阪神タイガース」の3球団については、上位指名の選手考察を行います。
それ以外の球団に関しては理解度に自信が無いため、今回は上記3球団のみとさせてください。

2024年は大学BIG4ドラフト

まず今年のドラフトですが、大学BIG4が主役となるドラフトになることは間違いありません。
大学BIG4とは、関西大の金丸夢斗投手、明治大の宗山塁選手、青学大の西川史礁選手、愛工大の中村優斗投手の4人です。
この4選手は2024年3月に行われた侍ジャパンvs欧州選抜戦で、大学生ながらトップチーム入りを果たしました。
それぞれ紹介します。

大学BIG4:金丸夢斗投手

金丸夢斗投手

金丸夢斗(かねまるゆめと) 関西大
投手/ 177.0cm 77.0kg 左投左打
最速154km/hの大学ナンバーワン左腕。コントロール抜群。
大学の通算戦績が圧巻。35試合202イニングを投げて20勝3敗、防御率0.98、奪三振率11.71、四死球率1.75。
3月の欧州選抜戦では先発を任され、2回をパーフェクト。球速、コントロール、変化球のキレなど全てにおいて全く隙を見せず、侍ジャパンというトップチームでプロ顔負けの投球をした。

ドラフト候補の動画とみんなの評価

大学BIG4:宗山塁選手

宗山塁選手

宗山塁(むねやまるい) 明治大
遊撃手/ 175.0cm 79.0kg 右投左打
大学ナンバーワン野手
2021年当時から話題になっていたスーパー遊撃手。
彼のショート守備が良すぎたため、中日ドラゴンズ村松選手がセカンドに回った。
大学通算打率は圧巻の.350。ベストナイン3回受賞。
3月の欧州選抜戦では肩を骨折してしまい出場は果たせずも、一流のプロ選手達と交流し学びを得る。

ドラフト候補の動画とみんなの評価

大学BIG4:西川史礁選手

西川史礁選手

西川史礁(にしかわみしょう) 青学大
中堅手/ 182.0cm 88.0kg 右投右打
大学ジャパン4番。
2023年に青学大は東都リーグで優勝したが、この年にドラフト1位指名された常廣羽也斗投手や、下村海翔投手を差し置いて打率.364、OPS
1.004
で見事MVPを獲得。
3月の欧州選抜戦ではセンターとして起用され、打っては7打数3安打1打点、守っては完全試合を繋ぐファインプレーと大暴れし、プロ野球ファンにその名を知らしめる。

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大学BIG4:中村優斗投手

中村優斗投手

中村優斗(なかむらゆうと) 愛工大
投手/ 176.0cm 81.0kg 右投左打
最速157km/hの本格派右腕。
力強い直球とスライダーを武器に打者をねじ伏せる。
3月の欧州選抜戦では1回をパーフェクト。直球の「最遅」が155km/hという目を疑ってしまうような異次元の投球を披露した。

ドラフト候補の動画とみんなの評価

間違いなく、彼ら全員がドラフト1位で指名されます。
彼らは選手として性質がそれぞれ違うため、球団によって「どの選手を選ぶか」が今年のドラフトの面白いところであると筆者は考えています。


最多競合する選手は・・・?

今年は大学BIG4ドラフトになるといった話をしたところで「最多競合する選手は誰だろうか」といった話です。

筆者は、ドラフト1位で最多競合する選手は金丸夢斗投手だと思っています。


金丸夢斗投手

何故でしょうか?

それは、「需要的な面で、金丸投手を欲しがらない球団は存在しない」からです。

引き合いに出して申し訳ないのですが、ショートが埋まっている球団に関しては宗山塁選手を無理して獲得する意味は薄いです。
例えばオリックスなどがそうです。紅林弘太郎選手が現在ショートとしてレギュラーを張っており、かつ昨年のドラフト1位で横山聖哉選手を将来のショートとして獲得しました。
このように、宗山選手は数十年に1人レベルのとても素晴らしい選手ではあるのですが、球団のショート事情により「あの球団は宗山選手を1位指名しないのではないか」といった見方ができてしまうのです。

西川史礁選手、中村優斗投手についても同じことが言えます。
西川選手については阪神タイガースなど、外野が埋まっている球団では指名が考えにくいです。
中村投手については広島カープなど、右腕が先発・リリーフ共に充実している球団では指名が考えにくいです。

金丸投手は、どうでしょうか?

最速154km/hを投げれて、コントロール抜群で、変化球もキレて、イニングも食える左腕。1試合あたり11個の三振を取り、四死球は1個しか出さず、防御率0.98。

こんな投手、どこの球団でも欲しいです。
現在、投手が充実している球団は阪神タイガース、中日ドラゴンズ、埼玉西武ライオンズだと思っているのですが、ぶっちゃけ、金丸投手欲しいです。
もし仮に、金丸投手が本日にでも上記の球団に入団したとしたら、ウキウキしながら使い出すと思います。
「金丸くん。明日、先発で投げてね。」っていうレベルです。

そのため、宗山選手も西川選手も中村投手も魅力的なものの、今年のドラフトでは「需要的な面で、金丸投手を欲しがらない球団は存在しない」ことが決め手となり、金丸投手が最多競合になると思っています。

ドラフト指名予想:横浜DeNAベイスターズ


横浜DeNAベイスターズ

ここからは球団ごとに「どのような選手の指名がされるか」について触れていこうと思います。
まずは横浜DeNAベイスターズです。

筆者は、DeNAは今年「投手ドラフト」派です。
理由としては、DeNAはここ数年間のドラフトや補強で野手層が厚くなり始めているからです。

長年課題としていた捕手は山本祐大選手が現在正捕手の座を掴んでおり、松尾汐恩選手も徐々に使われてきています。
二塁手は牧秀悟選手が日本を代表するレベルの選手になりました。
遊撃手はドラフトで石上泰輝選手、林琢真選手を獲得した他、トレードで京田陽太選手を補強。二軍では森敬斗選手も活躍しております。
外野手はドラフトで度会隆輝選手、井上絢登選手を獲得。そして、2010年代のDeNAの中心人物であった筒香嘉智選手を他球団との争奪戦の末に獲得しました。

このように野手層は厚くなっている一方で、怪我離脱もあった先発ローテは明らかに物足りません。
防御率3.47はセリーグワーストです。
特に先発投手がコントロールを乱してストライクが入らずに四球を与え続け、押し出して自滅するなど、相手チームではなく自分自身との戦いになってしまっている試合がいくつもありました。
安心して勝ちを計算できる先発投手は、現在東克樹投手のみです。

そのため、即戦力先発をドラフト1位で補強するべきだと考えています。

金丸夢斗投手

筆者のドラフト1位予想は、金丸夢斗投手です。
競合は避けられません。ですが、これで良いと思います。
もし獲得ができたら、東投手が2人に増えるようなものです。欧州選抜戦でもバッテリーを組んだ山本捕手と、勝ちを積み重ねていけると思います。

あとは、編成的に「高卒の外野手」が足りていません。
ここも今年テコ入れするべきところだと思います。
外野の中でも、できれば中堅手を狙っていくべきです。

筆者のおすすめは、大阪桐蔭高校の境亮陽選手です。

境亮陽選手

境亮陽(さかいりょうや) 大阪桐蔭高校
外野手/ 180.0cm 74.0kg 右投左打
身体能力世代No.1のフィジカルエリート。
100mでJOCジュニアオリンピック出場、100m走で11秒06を記録した。
岐阜南ボーイズOBである吉川尚輝以上と言われる野球センスと身体能力。
ピッチング、バッティング、ベースランニング、フィールディング全て良し。
2024年春の選抜では打率.583と無双。今大会で合計3本しか無かった本塁打も記録。それもランニングホームラン
高校ジャパン入りも果たした。

ドラフト候補の動画とみんなの評価

現在、DeNAの中堅手は主に関根大気選手や桑原将志選手が務めていますが、この境選手が彼らの後釜になれるような編成にしておくと良いかなと思いました。

DeNAの指名予想は以上となります。


ドラフト指名予想:中日ドラゴンズ


中日ドラゴンズ

次に、中日ドラゴンズです。

筆者は、中日は今年「投手ドラフト」派です。
理由としては、DeNAと同じくここ数年間のドラフトや補強で野手層が厚くなり始めているからです。

二遊間についてはもう選手が飽和状態です。2022年ドラフトで田中幹也選手と村松開人選手と福永裕基選手を獲得しただけでなく、2023年ドラフトでも津田啓史選手と辻本倫太郎選手を獲得。他には龍空選手も控えています。
一塁手は中田翔選手が定着。
外野手は細川成也選手、岡林勇希選手が主軸。これに加えて三好大倫選手も台頭。また、オルランド・カリステ選手がユーティリティとして左翼手も務められます。

過去5年間のドラフトで野手をたくさん指名しておりますが、投手は髙橋宏斗投手と松山晋也投手以外は寂しいです。

そのため、投手をドラフト1位で補強するべきだと考えています。

金丸夢斗投手

筆者のドラフト1位予想は、金丸夢斗投手です。
中日の先発ローテはレベルが高いですが、金丸投手はそのローテに食い込んでいける実力を持っています。

また、1位だけで満足するのではなく、なるべく多く投手を獲得して層を厚くするべきだと思います。
何故なら近い未来、現在の投手陣のメンバーが大きく変わる可能性があるからです。
まず小笠原慎之介投手とライデル・マルティネス投手はメジャー挑戦の可能性があります。
柳裕也投手は今年FA権を獲得します。
大野雄大投手と涌井秀章投手に関して流出は無いとは思いますが、年齢的な問題があり後釜は必要です。

そのため、大卒でも高卒でも、将来的に核となれる投手を上位指名するべきです。

そこで筆者がおすすめする選手は、知徳高校の小船翼投手です。

小船翼投手

小船翼(こぶねつばさ) 知徳高校
投手/ 197.0cm 108.0kg 右投右打
最速152km/hの直球を持つプロ注目右腕。1年生秋からエース。
本人曰く、夏には158km/hを目指すとのこと。実際、3月→4月の間に球速が2km/hも速くなっている。しかも最速152km/hを計測した試合は「感染性胃腸炎」に苦しみながら投げていたため、万全な状態で投げればもっとスピードが出る可能性が高い。

ドラフト候補の動画とみんなの評価

小船投手は今年のドラフト候補生の中で飛び抜けたスケールを持っており、最も大化けする可能性がある投手だと思っています。
また、中日は歴史的に見ても、地元色を重視したドラフト指名をする球団です。愛知県のお隣さんである、静岡県知徳高校の小船投手(出身は神奈川県ですが)を指名する可能性はあると思います。

もし仮にですが、金丸投手と小船投手の両獲りが実現してしまった場合、セリーグを席巻するような1,2位コンビになれると思います。

中日の指名予想は以上となります。

ドラフト指名予想:阪神タイガース

阪神タイガース

最後に、阪神タイガースです。

筆者は、阪神は今年「野手ドラフト」派です。
理由としては、野手のポジションに明確な補強ポイントがあるからです。

具体的に書くと、捕手と遊撃手です。

捕手に関しては、現在梅野隆太郎選手と坂本誠志郎選手がレギュラーとして試合に出ていますが、両者とも打率.121と低迷してしまっています。
まだ数年間は彼らで回すのだとは思いますが、後釜の確保は必ずするべきです。
それも、ドラフト上位級の素材を確保しなければ意味は無いと思います。下位の捕手を確保したところで、試合に出れるかどうか、戦力になるかどうかはかなり怪しいです。

遊撃手に関しては、木浪聖也選手がレギュラーを張っておりますが、彼の後釜かつ競争相手の確保はするべきです。
木浪選手はとても良い選手ですが今年はここまで打率.230、OPS.588と低迷してしまっています。木浪選手は打力がウリの選手であるだけに、この成績は少し寂しいです。

そのため、捕手と遊撃手を補強ポイントと考え、ドラフト指名をするべきだと考えています。

宗山塁選手

筆者のドラフト1位予想は、宗山塁選手です。
ここ数年、甲子園はセリーグで最もエラーが出やすい球場です。
あの井端弘和監督をもって「現時点で源田の次に上手い」と言わしめた守備の名手である宗山選手なら、確かな守備でチームに貢献してくれるでしょう。

また、宗山選手は立派な人格者であり、柔軟な発想ができる人物です。
強豪校である広陵高校と、明治大学の両方でキャプテンを務めています。
欧州選抜戦でチームメイトになった源田壮亮選手も、宗山選手のことを「すごく明るく、しっかりしている。野球について、普段から頭を使ってやっている」と、その人格面について絶賛しています。

阪神は、12球団の中でも屈指の人気球団です。
そのため、良くも悪くも選手達は注目されてしまいます。
だからこそメンタルも強い宗山選手は、阪神にぴったりな選手だと思います。

上記が、1位指名で宗山選手を推す理由となります。

さて、次は捕手についてです。
筆者がおすすめする選手は、健大高崎高校の箱山遥人捕手です。

箱山遥人捕手

箱山遥人(はこやまはると) 健大高崎高校
捕手/ 176.0cm 83.0kg 右投右打
二塁送球1秒85、強肩強打の2024年ドラフトナンバーワン捕手。1年生の秋から正捕手、2年生の春から4番打者を担う。
2024年春の甲子園では優勝を経験。
就任22年目の青栁博文監督から「1年生時点の守備力で歴代捕手No.1」の高評価を受ける。
高校ジャパン入りも果たす。

ドラフト候補の動画とみんなの評価

箱山捕手は今年のドラフト候補生では希少な捕手であり、健大高崎を甲子園優勝に導いた実績もさることながら2024年ドラフトでナンバーワンの捕手であるため、需要がかなり高いと思われる選手です。
2年秋の打率は.467と、素晴らしい打撃成績を残しました。捕手にしては足も早く、9試合で4盗塁を決めています。
それでも、やはり一番の長所は守備です。二塁送球は1.8秒と、ソフトバンクホークスの甲斐拓也捕手レベルです。宗山選手の時にも触れましたが、阪神タイガースに守備面で大きく貢献してくれるでしょう。

上記のため、阪神には箱山捕手を推します。

阪神の指名予想は以上となります。

個人的に好きな選手

篠木健太郎投手

篠木健太郎(しのぎけんたろう) 法政大学
投手/ 177.0cm 75.0kg 右投左打
最速157km/hの本格派右腕
1年時から活躍している。伸びのある直球に切れの良いスライダーを織り交ぜる。
2023年秋に、右肩を怪我してしまう

ドラフト候補の動画とみんなの評価

ちなみに、2024年のドラフト候補の中で筆者が最も好きな選手は篠木健太郎投手です。
彼が打者に立ち向かっていく姿、最高に格好良いです。

詳しくは下記の記事で紹介しておりますので、是非見てください。


さいごに

いかがでしたでしょうか。
今回は「あと半年後に控えた2024年ドラフト会議の話」をしました。

本記事で名前をあげた選手が、1人でも多くプロ野球選手になって欲しいなと思いますし、活躍できる球団に指名されて欲しいなと思います。

簡単ですが、以上となります。
ここまで読んでくださり、ありがとうございました。


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