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商品開発の極意|重要なのは映像よりも音!?聴覚情報で差をつけるの巻

こんにちは〜。

今日はウェディングムービーの新作を作るときにレイヤーズが意識していることをお話しします。

レイヤーズが新作を作るときは、音やBGMを強く意識して作っています。

こう言うと、誰だってある程度はこだわってるし、音にこだわったからといって、売れるとは限らないでしょ・・・と思われると思います。

もちろん音にこだわったからと言って、売れるとは思っていませんし、音に限らずヴィジュアルのデザイン等も売れるためには重要な要素だと言うことはわかっていますが、それでも音にこだわる理由があります。

その理由は、
「音によって他のムービーと差別化を図ること」
「ムービーの特徴や個性を音の力でアピールすること」

の2つです。

視覚だけでなく聴覚からも印象付ける

ムービー作りの中心はヴィジュアルですが、ヴィジュアルも商品訴求のコピーや解説画像もすべて視覚からの情報です。
この部分は誰でも力を入れて作り込みますが、他の商品と差別化を図るためには「聴覚」からの訴求も重要です。

「音で他のムービーと差別化を図る」とは

売れるムービー商品を生み出すのは正直難しいです。
今回の主題となっている「音」以外にもレイヤーズが売れるために意識していることはいくつかありますが、全て説明すると数日かかってしまうので、簡単に解説します。

まず、当たり前のことですが「商品が売れる」ということは、他の商品よりも気に入られたと言うことになります。
「気に入った」状態になる前には、見本映像を見てもらってその人の印象に残る必要があります。
印象に残らない限り、気に入ることもないですし、その先比較候補に残り最後に勝ちの残る(買われる)こともありません。

[商品検討の流れ]
見本映像を見る →  印象に残る → 気に入る → 気に入ったいくつかの商品をさらに比較する → 1つに絞って購入する

商品を売れるようにするには「差別化」が大事とよく言いますが、なぜ差別化が大事なのか・・・
それは「差別化」できないと印象に残らず、買いたい候補から外れてしまうからです。候補から外れれば、当然売れることはありません。
気に入られるかどうかももちろん大事ですが、その前にまずは「印象に残る」ことが大事です。

ムービー商品をゼロから作ったり、実際にココナラやミンネでウェディングムービー販売している人ならわかると思いますが、はっきり言って似たり寄ったりのデザインのムービー商品ばかりです。
(同じデザインや内容なら、あとは価格勝負になるだけです)

レイヤーズは気に入ってもらうためではなく「印象に残る」ようにするために他のクリエイターが使ってない曲を厳選して見本映像を作っています。

FreeBGMであってもISUM楽曲であっても、見本用の曲探しにはかなりの時間を使っています。

「ムービーの特徴や個性を音で訴求する」とは

ウェディングムービー商品をココナラやECサイトで販売する場合にその商品をアピールするための文章を書くと思います。

例えば

シンプルでおしゃれ!5色のくすみカラーから選べるシックなプロフィールムービー

“BGMに合わせて編集!テンポ良くスタイリッシュな披露宴の入場ムービー”

“ノスタルジックなフィルム調で感動的なエンディングムービー”

といったような商品アピールです。

note上では文章だけですので尚更商品の良さが伝わらない印象ですが、仮に文章と見本動画がセットであったとしても、商品の世界観や特徴を簡潔かつ刺さる文章で表現することはかなり難しいです。

僕自身はコピーライティングがあまり上手い方だと思っていませんし、文章力を上げる勉強をあまりしていません。

文章で作品性を伝えようとはせず、音楽で作品性を伝えるように意識しているため、曲探しには神経を使い、納得のいく楽曲が見つかるまで延々と探しています。

「感動的なエンディングムービー」をテーマにした新作したいと思えば、バラードに限らず、映画やドラマのサントラの曲も聴いたりします。

おしゃれさや今っぽさを表現したいと思えば、今流行っているアーティストの楽曲をたくさん聴いて探します。
どんどん新しいアーティストが出てきますが、例えば今だったらVaundyとか、藤井風、Nulbarich、iriといったアーティストは、アーバンでおしゃれな感じがするかと思います。

テンポ感やリッチな感じをアピールしたいと思えば、洋楽のR&Bやダンスミュージック等を探すこともあります。

繰り返しになりますが、僕の場合は文章よりは音楽(聴覚情報)で作品性を伝えいたいと思っているので、納得のいく音、楽曲が見つかるまでとことん探しています。

選曲の具体例

実際にレイヤーズが作成したムービーで実例をご紹介します。

①エンディングムービー

透明感があって爽やかなムービーにしたい。
感動(涙やエモさ)よりは明るくてフレッシュな感じにしたい。

♫ Aimer - ONE(ISUM楽曲)

Aimerって蝶々結びのような暗い感じの楽曲が多いイメージがありますが、この曲はスカッとしていて以前から良いなと思っていました。
結婚式のエンドロールは最後の締めの映像なので、感動や涙を誘うような楽曲を選ぶことが多いのですが、これも差別化で印象を変えたいと思ったので、明るくリズミカルな楽曲を選びました。

②オープニングムービー

リッチで都会的な雰囲気にしたい
大人っぽさや色気のある曲を当てたい

♫ Shawn Mendes - If I Can't Have You(JASRAC楽曲)

オープニングなのでテンポ感の良い楽曲で、リッチでおしゃれなイメージにできたかなと思います。

登録の無い楽曲はどんどん申請しよう

差別化を図るために誰も使ってない曲を使おうとしたり、SNS等でさまざまなアーティストの楽曲を探しているとISUMやJASRACに登録されていない曲であることの方が多くなります。

僕の場合は、BGMありきで新作を作ることもよくあるので、使いたいと思った曲がISUMやJASRAC・日本レコード協会に登録がなければ公式ページからどんどん登録リクエストを依頼しています。

新作を作りながらISUMやJASRACに正式登録されるのを待つことも結構あります。

レコード会社から許諾不可の結果になるケースや、洋楽の場合は自分で許諾を得てくださいと返答が来ることもあります💦

許諾不可も珍しくはなく、例えば The ChainsmokersのCloser は過去にリクエストしましたが、許諾不可でした。めっちゃオシャレな曲でよかったんですけどね〜😭

スムーズな場合は2週間〜1ヶ月とかで登録されることもあるので、新作の開発が終わった頃にちょうど申請も可能になるようなイメージで段取りしています。

なので、この曲いいぞ!と思ったらどんどん登録リクエストをしましょう!

今回はここまで。

ぜひ皆さんも聴覚情報を意識してみてください🙌

最後までご覧いただきありがとうございました。

See you!

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