2枚目の役牌が出てもスルー?【牌譜添削】

通常の牌譜添削の記事になります。
タイトルの牌譜は⑧で取り上げています。

①雀頭がない形。
ピンフ、高め一盃口、赤1と打点が確保されているので、少しでも重なりやすい方を残したいです。
打南。

②三向聴戻しの打2pとしていますが、役ありの形でピンズ2メンツ作れる可能性を放棄するメリットは薄いです。
打白で二向聴を維持します。

③ここも打白でよさそう。
5m8m引きなどで8m残しが生きてきます。
白が重なってもあまり嬉しくない上、安全牌でもありません。

④遠いところからのトイトイへ向かった仕掛け出し。
ドラが中であることもあり、他家は脅威を覚えてまっすぐは進められなくなるかもしれません。
そういった戦略的な意味合いも含めて、ポンでよいと思います。
たとえば1p9pの対子が3p7p等であった場合は、その後の鳴きやすさが圧倒的に変わるため、トイトイではなく七対子や門前のメンツ手へ向かった方がよくなります。

⑤トップ目から3巡目リーチを受け、自分は愚形残りの二向聴。
ラス目の親ということもあり、できるだけ頑張りたいところですが、放銃リスクを無視していいわけではありません。
ここは、ほぼほぼ安全で不要牌の一つでもある7pをまずは切った方がよさそうです。

⑥4対子ですが、北家でもあり、七対子まっしぐらという手牌でもありません。
唯一の不要牌である發を素直に切ります。

⑦形が完全に決まっているので、生牌の西から切りそうです。

⑧対面に満貫を放銃すると3着落ちという点棒状況。
対面からリーチが来たら、自分の手格好次第ではベタオリも視野に入ります。
そうであれば、ここはポンをして2900へ向けて全力ダッシュするより、安牌を確保しながら456の三色などの手をじっくりと目指してみてもよさそうです。

麻雀のタイプにもよると思いますが、私の場合、たとえ2枚目が出てもスルーします。

トップを目指したいからといって2着から3着に落ちることも実はけっこう罪深く、リスクとリターンをきちんと考える必要があります。

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