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ラクロス本を出版しました

こんにちは。
ラクロス監督の陽一です。

タイトル通りなんですが、
本(電子書籍)を出版しました。

https://amzn.to/3rCP9Qs

(Amazonで誰でも簡単に本が出せちゃう時代になりましたね)

内容は、
僕が岩大のコーチになってから4年間の出来事をまとめたエッセイ
です。

ビジネス書よりは少ない5万文字超の文章量で、
値段は盛岡の名店『柳家』キムチ納豆ラーメンと同じ950円です。

とはいえ、本の中身はインスタのストーリーで毎日ちょっとずつ公開する予定なので、購入しなくても見れます。(1ヶ月くらいかかるかも)

ですが、けっこう頑張って書いたので、
もし僕にキムチ納豆ラーメンをご馳走していただける方は良かったらポチってもらえると嬉しいです。

僕にキムチ納豆ラーメンを食わせたくないという方はシェアしてもらうだけでも嬉しいです。

ご馳走してくれて、かつシェアもしてくれた方には逆にキムチ納豆ラーメンを今度ご馳走します。


というわけで、
今回のnoteでは出版した本の導入部分を公開します。

それでは、どうぞ。


陽一さん_表紙デザインA_20220205-3

はじめに

 全国には約300ほどのラクロスチームがあります。

 みなさんはその中でどれくらいのチームを知っていますか?
 慶應、早稲田、東大……最初にパッと思い浮かぶチームはきっと「強いチーム」だと思います。
 そして、他にどんなチームがいたかなぁと捻り出していくと、今度は中堅のチームがいくつか浮かんでくるはずです。
 おそらくは、関東1部のチームを中心に、地方上位チームの名前が挙がるでしょう。

 では、逆に名前が挙がらなかったチームはどんなチームでしょうか?

 それは言うまでもなく、
弱小チーム
 です。

 他チームからは相手にされず、リーグ戦に出ればボロ負け。
 意外と善戦したかと思いきや実は相手が2軍3軍だった、ということもしばしば。
 あまりにも弱いから誰にも注目されず、注目されないからラクロス部があることも知られていない。

 これが弱小チームです。

 そしてそんな弱小チームにはコーチがいません。
 もっと正確に言うと、誰もコーチをやりたがりません。

 なぜでしょうか?  

 普通だったら、
「弱いチームなら強くしやすいじゃん!コーチやったほうが良いじゃん!」
 と思いますよね。
 でも、そんな簡単な話ではないのです。

 コーチをやりたがらない理由は、ほとんどの弱小チームが、部員数が少ない、練習場所がない、モチベーションが低い、といった劣悪な環境で活動しているからです。
 せっかくラクロスを教えたくても、そんな環境では満足に教えられません。
 まずは部員数を増やし、良い練習場所を確保し、部員のモチベーションを高めてあげて……といった感じで、チーム環境を整える必要があります。

 というわけで、弱小チームのコーチというのは、まずはラクロスを教えるための「環境」を作らないといけないんです。
 そして、その環境づくりは非常に大変です。
 1年やそこらでできるようなものではありません。
 だからコーチをやる上ではめちゃくちゃコスパが悪いんです。
 
 多くのコーチはラクロスの技術や戦術を教えたいと思っています。 
 そうなると当然、「ある程度、環境が整っているチーム」に身を寄せたくなります。
 その結果、中堅以上のチームにコーチが集まってしまい、中堅以上のチームだけが強くなっていきます。
 弱小チームにはコーチが集まらないので、ずっと弱いままです。
 こうしてどんどん差が開いていきます。

 コーチからも見捨てられ、中堅クラスに這い上がりたくてもなかなか這い上がれない。いつ廃部になってもおかしくない。

 これが弱小チームなのです。

 そして、日本全国にはそんな弱小チームがたくさんあります。
 岩手大学(通称:ガンダイ)もその中のひとつでした。

 僕が岩大のコーチになったとき、岩大の所属する東北地区は全国で最も弱い地区でした。
 岩大はその東北地区の中で下位を争っていたので、もしかしたら当時は日本最弱レベルだったかもしれません。

 そんな最弱チームがどうして4年間で東北優勝し、全国のチームを倒すまでのレベルになったのか?

 この本は、そんな弱小岩大の4年間の軌跡をまとめたものです。

 と、ここまでの導入部分だけ見ると、ここから書く内容は単なる僕の自慢話なんじゃないかと思うかもしれません(笑)
 でも、自慢できるような鮮やかでスマートなエピソードは全然ありません。
 自分を良く見せようと思っても、思い出されるのは嫌なことばかり。

 やっぱりマンガやアニメとは違うんです。 

 元日本代表の天才監督がジャイアントキリングを起こすわけでもなく、埋もれていた天才選手の才能を開花させる育成ストーリーでもありません。

 実際は、ひたすらチームと向き合ったらたくさん恨みを買い、たくさん裏切られ、逆に裏切って、たくさん失敗して、心が折れかけて、それでもなんとか諦めずやってたらようやく念願叶ったという泥臭い話です。

 ちなみに、僕自身の至らぬ点、人格的にちょっと……と思うような部分も隠さず書きました(笑)
 良いか悪いかはわかりませんが、とにかく本音を書きました。 

 これがリアルな「弱小チームの大改革」です。 


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