あさクイズ（３）
Q. ガレットの食べ方。知っていますか？
とりあえず半熟卵は潰したのですか……
A. ３センチ幅の短冊状に切り、ナイフで支えながらフォークですくい上げるように数回巻く。食べやすい大きさになったらフォークを刺し口に運ぶ。
上とか下とか左右位置関係が分かりにくければ、こちら↓の動画を参考にしてほしい。
余談
以前デニーズでフルーツのいっぱい乗った「ガレット」がある事に気づき、食べたことないから注文をした。外見は一言でいえば、巻く前のクレープという感じで、一口大にカットされたバナナとかメロンだったかが散りばめられていた。
おぼろげに私は「生地を切って具材を包み食べる」と聞いていたので、ナイフとフォークを取った。わりと大きいので縦に４回、ハンバーグを切る要領でナイフを入れる。意気揚々である。
左手にフォーク。右手にナイフ。茶碗の米なら、海苔を乗せた上から利き手の箸でつまみ、そのまま巻き込む。利き手で巻くには……
ナイフ、フォークと順番に見合う。肉の切り方しか知らないし、左手はフォークを握るのが久しぶりなので震えている。インターネットで教えてもらおう。
ガレット
ガレット・ブルトンヌ（フランス語版）（ブルターニュ風ガレット）は、フランス北西部のブルターニュ地方発祥のそば粉で作られるガレットであり、主に小麦粉で作られるクレープのもとになった料理である。
そば粉・水・塩などを混ぜて寝かせた生地を、熱した平鍋またはガレット調理専用の鉄板に注ぎ、こてで薄い円形に伸ばして正方形に折りたたみ、完成となる。クレープと異なり片面だけを焼き、生ハムなどの肉類、魚介類、おろしたグリュイエールやゴーダなどのチーズ、鶏卵、サラダなどで飾って提供する。卵は焼いている途中のガレットの上に割り込み、目玉焼きのようにして火を通す。熱いソーセージをガレットで巻いて提供することもある (galette-saucisse)。中央にエメンタールチーズ、生ハム、卵を置いたものは「ガレット・コンプレット」(galette complète) と呼ばれる。
ガレット [galette] の語源はフランス語で「(河原の)石」を意味する[galet]。
ブルターニュ地方で食べられていた蕎麦粥を、焼き石の上で薄く焼いたことに由来し、庶民にはパンの代用として、宮廷では小麦粉・卵・バター・砂糖を用いたクレープ[crêpe]として愛された。
クレープが薄焼きのパンケーキの代名詞となった現在でも、「そば粉」生地のクレープは「ガレット」と呼ぶ。素朴な味わい、そば粉の香り・食感を楽しむ料理として今に至っている。
そんなガレットだが、ウィキペディアには食べ方が掲載されていない。食べ方を調べよう。
ガレット 食べ方
ガレットはおしゃれ！
フランスは有名！ おしゃれ！
マナーは大切！
クレープに似てるよね！
そば粉を使ってるんだよね！
ジャガイモとかアーモンドでも作れるんだよね！
・・・・
さあ、半熟卵をつぶそう！
半熟卵乗ってない！！！！！！！！！
一口目は何もつけず、そば粉の香りを楽しみましょう！
手打ちそば作ったからもう知ってる！！！！！！！
さあ巻いていきましょう。上手に巻いて、具材をこぼさないように口に運べれば、良いですね！
おいGOOGLE！！！！！！！！左手からナイフとフォーク落っこちそうだよ！！！！！！！！
次のページへ進ｍ
！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！？？？？？？？？？？？？？？
ガレット 情報リテラシー
ピザと違って、具材のフルーツと生地の間は固定されていない。上手く包まなければ、ことごとく落ちるだろう。
またホイップなど「つなぎ」になる素材が少ないためなんとなく丸～く巻くことが出来ない。「巻く」作業はナイフとフォークの技術一本に頼る事となる。普段茶碗か、ハンバーガーの左半分くらいしか持ってない手に料理の運命すべて背負わせる状況。
だから正しい食べ方が知りたいのに。分かりやすい説明が聞きたいのに。
動画勢もブログも、みんな大事な事は少しも強調しないし、イメージ写真はキラキラだし、前置き長いし読み込み遅いし…
このように取り乱している最中の私は、至らなさを責め、雄弁に語り、事前に調べもせず来たことを棚に上げ、スマホと食器を両手に怒った。このノートも面白おかしく書き立てようと開いた。
しかし2年ぶりにページを訪れると、非常に穏やかで満足した気持ちになった。（巻き方の記述はやはりそっけないが）丁寧に読みやすく作られていて、非常に役に立ったと感じた。
このことから学んだのは「自身が看板を見て頼れると判断したとき、必ずしも提供側のターゲットではありえない」。もうガレットが運ばれて来ちゃった人は、想定していなかった。
というわけで、皆さんもガレット 食べ方で検索して、素晴らしい記事を読んでみてほしい。
明日もお楽しみに！
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか？