法学部編入合格マニュアル
はじめに
皆さん、こんにちは。
本稿では、京都大学法学部3年次編入試験に合格するために私が実践してきた勉強等についてお話ししたいと思います。
なお、本稿ではTOEFLの勉強法については省略させていただきます。TOEFL iBTの勉強法については別記事『京大とTOEFL iBT』をご覧ください。
本稿は、①学習、②メンタル面、③予備校の是非、についてお話しします。
それでは、京大合格に向けて私がやってきた勉強法を公開したいと思います。なお、私は京大のみの受験でしたが、この記事は他大学を志望されている方も計画を立てる際に参考になるように話を進めます。多くの受験生の参考になればと思っています。
基本的にこの記事一本で法学部へ編入するためのノウハウを伝え切るつもりです。是非最後までお読み下さい。
1 学習計画(2年生4月スタートの場合)
4月に編入の勉強を本格的に始めた場合の計画を立てていきます。
<大まかな流れ>
受験大学決め→基礎(4〜6、7月)→過去問、類題演習(7、8〜10月)
1−1 受験大学決め
受験大学は早めに決めましょう。早めに決めることで、出題傾向に応じた学習ができます。法律系の勉強をメインにしたほうがいいのか、政治学系の勉強をメインにしたほうがいいのか、社会科学全般を勉強したほうがいいのか、受験大学によってかなり変わります。
特に京大・阪大を受けるかどうか。これは早めに決めてください。詳しくは後でお話ししますが、この二大学を志望校に入れるか否かで専門科目の勉強の方針がだいぶ変わります。
また京大の場合はTOEFL iBTが必要です(殆どの大学はTOEICで受験可)。金銭的・時間的にかなり負担の大きい試験なので、生半可な気持ちで受けると痛い目を見るかもしれません。
1−2 基礎=教科書・参考書+基本問題演習
「基礎」とは、教科書を読み、知識を得ることと、その知識を使うことになる典型的な問題を実際に解いてみることです。
例えば、末川博『法学入門』(有斐閣)を入門教科書として選びます(私が用いたテキストについては、本稿2章で詳細にお伝えします)。
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