見出し画像

不登校の時の経験を語る!!!

みなさんこんにちは。れみと申します!

早速ですが私高校の時と大学の時に2、3ヶ月不登校を経験してるんです。(やらかしました)
今日はその時に何を思ったかなどをここに書き記したいと思います。自分の文章が何か一つでも不登校の方の役に経ったらかなり嬉しいです。


まず、不登校になった原因を書きたいと思います。私が不登校になった原因は大きく2つあると考えてます。一つ目は劣等感。二つ目はできない自分への自己嫌悪です。
周りの人間にいじめられて不登校になったというわけではありません。後述しますが、むしろ自分はありがたいことに友達に恵まれていました。
原因はいじめではなく自分にあります。

まず、劣等感について。
大多数の人は劣等感を感じても普通に生活できると思いますが、僕は不登校になってしまいました。このようになってしまった原因は自分の背景にあると考えています。

自分で言うのもなんですが僕は小学校から高校で不登校になるまではかな〜り優等生でした。あまり自慢するのは好きではないんですが、どんな感じの少年だったか少し記します。

まず小学生の頃。この頃はステータスである「運動神経」を武器にブイブイ言わせてました。昼休みのドッジボールのチーム分けで、ジャンケンでドラフトが行われていたのですが、その時に決まって一番に選ばれる少年でした。絵を描いたらなんか貼られるし、歌上手って褒められるし、成績はいいしでクラスの中心人物と言っても過言はなかったでしょう。

中学の時も成績はかなりいい方で、部活も運よく小学生の時からの経験者だったため入学したその日から練習に参加、その一週間後には先輩を押し退けて大会に出場するといった感じでした。3年の時には市大会で優勝したり、県の代表選手に選ばれたりしましたし。受験もすんなりとまあまあ偏差値高め高校に合格できました。

自慢パートはこの辺にしときます。ちなみに高校も部活の成績は誇れるものでした。とにかくまあこんな感じで順風満帆だったんです。

これのどこが悪いんや。って思われたそこのあなた!
優等生で居ることが「普通」だと思ってしまったことが問題だったんです。失敗する経験をしておけばよかったと思います。そのせいで余計なプライドが形成されちゃいました。自分の方が周りの人間よりも優れてないといけないみたいな。ずっと何をやっても一番に近い位置にいたためにそんな思考になってしまってました。

そして高校3年の夏休みの後、周りが受験勉強している中で自分はうまくできずに落ちこぼれ、劣等感を感じ、それに耐えられなくて学校に行くのが嫌になってしまいました。今までは勉強ができなくても部活ができたためプライドは保たれてましたが、引退してそれが無くなってしまったのも大きかったです。

今考えると、勝者がいれば必ず敗者が存在するものだし、劣等感なんて感じなくてもいいじゃないかと思います。そもそも受験は自分との勝負で他人と比較しても意味ないんだし。てか言ってしまえば比較はほぼほぼ自分より優れているものに対して行うものだから、比較自体あまりしない方がいい気もしています。。


二つ目の理由を書きます。
できない自分への自己嫌悪について。

先ほど自分は優等生であったということを書きました。才能があったと思います。一方で努力を他の人よりしていたという自負もありました。バドミントンとか特に部活の中の誰よりも努力したと思います。

しかし、不登校になった当時僕はスマホを見ることを辞められないなどの原因で自分が満足できるほどの努力ができてませんでした。そのことによって、どうしてできないんだ!と自己嫌悪になり鬱になって学校に行くのが嫌になったというのがもう一つの理由です。この頃の僕はスマホ依存でした。これも不登校の原因としてでかいです。

その時は全く気が付きませんでしたが、僕は周りの目があると頑張れる人間です。だから、家の中では頑張ることができません。それが分からなかったため、学校に行かずに引きこもっている間スマホに逃げ、勉強などのやるべきことを頑張ることが出来ない。で鬱になるという悪循環から抜け出すことができなかったわけです。
言うまでもないですが、部活の練習は体育館とか公園とかでします。意識せずに人の目を使い、うまく自分を努力する方向に持っていけていました。このことに当時の僕は気づくことができませんでした。


理由はここまで。ここからは実際に不登校中何をしていたかを語りたいと思います。
ルーティーン的な。
といっても、家では生産的なことに目を向けることができなかったため、逆に逃げるように簡単で楽しめることしかしてませんでした。YouTubeの動画見るかゲームするかシコるか寝るか。この4つの行動以外なにもしてなかった気がします。てかできませんでした。

そんなふうに過ごしてたんですが周りは受験勉強をしています。そのため、不登校が長くなるにつれ他人から差をつけられている、他人に追い付かなくてはという考えが大きくなっていきました。そのせいで「今日は12時間勉強しなくてはならない」というように極端に考えるようになってしまってました。こういう極端に大きな目標を立ててそれを達成できないから、ますますスマホに逃げ、依存して現実から目を背け、どうしてできないんだろうと自分を責めてしまってました。もちろん、学校に行く気なんて起きません。

この頃は本当に良くなくて、頑張ろうと思い朝起きてやるかーが気づいたら11時になって、午後からやるかーが15時になり、夜からやるかーが23時になってもう寝る時間。そこから今日は何もできなかったということから自己嫌悪に耐えられずスマホを朝方まで見てしまい次の日も早く起きることができなくて何もせずに終わると言うのが毎日続いてました。
自分で自分のことをいじめてますよねこれ。他人からのいじめは無かったけど。。

楽なことに逃げる→自己嫌悪→鬱→勉強のやる気が出ない→楽なことに逃げる

この悪循環が永遠と続いて抜け出せなかったです。

押したら薬物が出るレバーのある部屋に動物を入れたら死ぬまで食事も取らずに薬物をやり続ける。といった薬物の怖さをアピールする実験ありますよね?
あの時の自分はその時の動物みたいな感じだったと思います。スマホが薬物で。
楽しくもない娯楽にただ時間を捧げて心が痛めつけられている状態。めちゃ辛かった。学校に行く気は微塵も起きませんでした。


次は不登校から抜け出せたきっかけを書きます。こんな出口のない状態からどうやって抜け出すことができたのかというと、僕の友達が助けてくれました。感謝しています。

ある日いつものように引きこもって時間を浪費していると、友達数人が家に押しかけてきました。その頃は憂鬱でLINEやSNSを全て絶っていたため誰とも連絡をとっていませんでした。だから心配してくれた友達が直接家に来てくれたという訳です。

そこで一緒にスマブラをやったのをよく覚えています。友達と同じ時間を過ごしてたら自分の中で肥大していたこうしなければダメだという固定観念がスッと消えました。俺らみたいに重く考えずにもっと気軽にいけばいいじゃないか。何をそんなに焦ってできない自分を責めているんだ?と言われた気がしました。

その次の日からすんなりと学校に行けたのを覚えています。今までずっと「周りに遅れた分を取り返すまで学校にはいけない」と思っていたのが「別に遅れてても良いんじゃないか」と思えたのがよかったんだと思います。
人ってネガティブになってる時は自分に大丈夫だよって言えないんですよね。他人には根拠なく大丈夫だよって言えるんですけど。友だちに言われて初めて大丈夫なんじゃないかと思うことができたと思います。


最後に何か一つ、個人的に今現在不登校のあなたにアドバイスするとしたら

「図書館に行けたら行こう」

と言いたいです。

僕と同じ方法だと友達が来るまで待つしかないので、自分で何かできるとしたらこれですね。

僕だけかもしれないですが、本を読むという行為が不思議とメンタルを安定させるんですよね。スマホで動画を見てるときはメンタルが荒むんですけど。
あと、いきなり学校に行くのは同級生の目とかが嫌でハードルが高いと思うんですけど、図書館に行くならまだ少しは簡単なんじゃないかな。あんまし人と話さなくて済むし。家に引きこもるのは不登校を抜け出すのを難しくする気がします。段階を踏んでまずは図書館に行くのを学校に行くための練習とするんです。(学校行くのを諦めてる人は図書館に行くのを外に出る練習としましょう。外に出るのは社会と繋がって孤独にならないために大事だと思います。)

本を読むことでうまく生きるためのヒントも見つけられると思います。ほぼ全ての悩みに対する回答が本の中に書いてあります。また、本を読むこともまあ勉強みたいなもんなので、同級生が学校で勉強している中何もしないで引きこもるよりも不登校という状態に対する罪悪感を感じにくいという効能もあると思います。                 


最後の最後に、僕と同じようにスマホとかゲームの依存が原因で悩んでる方に興味深い話があるんでそれで終わりにしたいと思います。

実はさっき言及した動物を使った薬物の実験には続きがあるんです。死ぬまでレバーを押すのは、何にもない部屋の中が動物にとって退屈でストレスだからではないかと考えた研究者が、同じレバーを動物にとって快適な環境に置いた対照実験を行ったのです。その結果、快適な状況下では動物が薬物が出るレバーを押すことは一切無くなったらしいです。
「薬物などのモノそれ自体が依存する原因ではなく、自分にとって良くない環境や悩みがある状態が依存の原因」ということがこの実験によって分かったのです。(この実験の詳細は「ラットパーク」で調べれば多分出てくるはず)
自分の場合は受験のプレッシャーや不登校でいることに対しての不安がスマホ依存の原因だったということになります。

そのため、調子が良くなると自然と依存することも無くなった気がします。依存から抜け出せないと悩んでる人も、環境や考え方を変えることで自然とあっさり依存しているモノを手放せるかもしれません。だから、一生依存症から抜け出せないと悲観的になりすぎないことが大事だと思います。難しいとは思いますが、何か実際に行動を起こして変えてみることがいいと思います。

以上!長々と書きましたが読んでいただいてありがとうございました!!


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?