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2nd3話[アニメ フルーツバスケット伏線解説]

『お着替えしましょうか・・・♡』

原作第36・47話と交互に織り交ぜさせながら1つの話にしています。


冒頭のシーンからは原作第47話。

あーやが由希くんの服を破くのは原作第47話の後半なのですが、ここに持ってきましたか。

あーやは透くんと夾くんにも、何か刺繍を施してあげようと言います。

綾女「遠慮することはないっ今日のボクは上気流な上機嫌なのだっお望み通り楽羅命と縫ってあげようっ」
夾 「縫うな寄るな触るな!!」

またその後、透くんにも由希命と縫ってあげるので服を脱げと言って、由希夾のツッコミを受けるあーや。笑


カットされた会話はこちら↓

紫呉「なんかもう由希くん倒れそうだから言うけど あーや由希くんに用件があって来たみたいだよ」
由希「え?」
綾女「そうともっ 何故か話が横にズレてしまったけれど用件があって来たのさっ 実はだねぇ・・・」
由希「待って。簡潔に。要領良く用件のみをわかりやすくあくまで簡潔に話してよ?」
綾女「それじゃあ面白くないじゃないか」
由希「面白さは求めてないからいい!!とにかく簡潔にっ」
綾女「簡潔・・・簡潔かい・・・うーんっ・・・・・手土産は持って行った方がいいのかな?」
由希「何言ってるの?」
綾女「なんだいなんだいっ人がせっかく簡潔に述べてみたというのにっ」
由希「簡潔すぎてわからないんだよ!!」
綾女「まったく甘えん坊なブラザーだねっ ならば・・・もう”お風呂でバッタリ”は体験したかい?」
透 「へ?」
紫呉「なになに?なんの話?」
由希「無茶苦茶関係無いじゃないか!!もういい!!俺はこれでも忙しいんだ!!」
綾女「待ちたまえっ今日は一日離れないと約束しただろうっ」
由希「ついてくるなっ」
透 「行ってしまわれました・・・」
紫呉「大変だねぇ 透くん知ってた?」
透 「へ?」
紫呉「確かカニも桃も 由希くんが子どもの頃好きだったものなんだよ」
透「(それは とても温かなことです・・・)」
紫呉「どうせなら今好きなものを持って来ればいいのにねぇ 知らないんだねぇ」
夾 「やぁっと出てったか綾女のやつ」
紫呉「おやキョン吉くん逃げてたの?」
夾 「キョン吉言うなっ」
紫呉「すぐがなる子には桃はあげませんよ」
夾 「いらねぇよっ」
透 「(そういう『もの』が由希くんに伝わるといいですよね 綾女さん)」


由希くんがあーやの店に行くと言いだしてからは原作第36話

ちなみに原作では1st 最終回の次の話なので、早速由希くんも成長しようとしています。それに透くんが感動する図。

ちなみにこの時紫呉は居間にいますが、原作ではお風呂に入っているのであーやはすぐさま風呂場に報告しに行きますw

はとりに報告するのも、原作では黒電話ですがスマホになってます。

わざわざ2階に上がって夾くんに来なくていいと言うあーや。笑
正直、あーやは夾くんのことなんとも思っていなさそうだし、特別可愛がってる訳でも優しくしている訳でもないのですが、こういう壁を作らないところが猫憑きにとったら少しは救いなのかな?と思ったり思わなかったり。


「・・・男の寸法でいいの?」
「着るの?男が?」
「なんなの?この店・・・」
「・・・どうしてそういう服ばっかりなの?」
「人気・・・なの・・・」

〜〜の?っていう語尾が可愛すぎやしませんか、由希くん。

あーやのお店の説明に目を輝かせる透くんが可愛い。


さらっと気遣いをする美音。

「互いを認識しあっているからこそ ケンカもする」
その通りだと思います。

それにしても、背景のカレンダーとかが細かい〜!


ここでのあーやと由希くんの会話は、原作第47話。

先ほどカットされた会話の後、由希くんとあーやは由希くんの秘密基地に行きます。
自分と本田さんしか知らない場所だからついてくるな、と言う由希くん。途中、あーやはへびに変身してしまいます。よくそれで学校に通えていたな、と由希くんは言います。送迎車を常に学校の玄関まで横づけしていたからねっと説明するあーやですが、ここで学校といえば・・・と思い出すのが三者面談の話です。

あーやの小耳に挟ませたのは繭ちゃん先生。
マブダチトリオと繭ちゃん先生の関係は、1st15話で少し語られました。

由希くんはここで、枝に服が引っかかって破いてしまうのですが、ここが冒頭のシーンとつながります。


実の両親を「あの人たち」と呼ぶ由希くん・・・。
由希くんは過去、軟禁されていたことは1st Seasonでも明かされましたが、親に一因があるということが示唆されましたね。

ここで入る回想は、原作第36話と第47話を合わせています。

ここでは由希・綾女・2人の母の回想ですが、原作ではさらにあーや視点のはとりと紫呉の回想もあります。

「・・・ってもしや 弟の名前忘れてる?」と言う中高生くらいの紫呉。この時の紫呉の顔が超性格悪くて最高なのでぜひ見ていただきたい。原作第47話です。マンガPark(アプリ)で見れるのでぜひ。

「もうやめてやれ もう・・・充分だろう」と言う学ラン姿のはとり。ここの回想はおそらくFinal Seasonでも出てきます。

→追記 全カットでした・・・。


透くんと美音の会話はアニオリ。


「自分無しでは存在しない『何か』があるんだということを知りたかったのかもしれないね」
このあーやのセリフを受けて、由希くんも「(必要とされたかったのかもしれない 自分無しでは存在しない何かに)」と思います。ここで家庭菜園を思い出します。由希くんは、自分がいなきゃダメだという存在を欲しているんですよね。だから、料理が好きでも得意なわけでもないのに、野菜を育てている。野菜は育てる自分が居ないと、枯れて死んでしまいますからね。




生徒会長のくだりからは、原作第36話に戻ります。

真面目に素直に由希くんへの思いを吐き出した後、すぐに照れて茶化しちゃうのがあーやのかわいいところです。


「(君は道具なんかじゃない 孤独(ひとり)なんかじゃないよ もう」
ここのあーやのモノローグは原作第47話の最後。原作では暗い部屋で縮こまっている由希くんが描かれていますが、あーやがその部屋の扉を開けるという描写は良い改変だと思いました。


ちなみに、1st15話で紹介した、あーやのお茶を飲める人・・・

その一人こそ、この美音さんですね。

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