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逆再生

「またね。」
なんて、叶わない嘘を吐いた。

分かっているのにまた会える気がして
並んで帰った夜道を独り
逆から辿ってみたりした

いつもの如く偶然を装って待っていると思った
ずっと変わらないでいると勘違いした
進むから儚く美しいはずなのに


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