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帰国最後のブリコラージュ(自分ではやらない)〜肩を張らずにフランス(日本編第13回)

一昨日電気屋に来てもらい(日曜日!)インターホンと郵便受けの話をした。電気屋さんということで、40年前からついていたインターホンの位置を確認し、新しく付け直す相談をした。

郵便受けの部分は電気屋の範疇外なので左官屋の助けが必要と言われた。今ある郵便受けがプラスチック製でかなり劣化している。こちらは初めからどっちもやり直すものと思っていたので少しだけ「えぇっ」となった。母が以前から郵便受けに水が入り込むのでなんとかしたいと言っていた。この機会を逃してやらぬ理屈はない。

電気工事、左官工事込み、インターホン付きの郵便受けに変えるという計画で見積もりをしてもらうことにした。

昨日の午後、見積もりが届いた。大方想像していた通りのものだった。母に了承をとりOKとなった。少し経って電話があり、

「今週の木曜日の朝、2人でお伺いします」

早っ!来週月曜日の帰国前にできればというお願いはしたものの、ここまで早くやってもらえるとは想像していなかった。

この工事が完成すると、前回帰国時に相談されたトイレの交換工事(職人との交渉と依頼)、今回の玄関の合板フローリングと郵便受けの工事で、かなり以前からの案件が全て解決したことになる。費用がかかったのはもちろんだが、どうにも踏ん切りがつかない性格の両親の代わりに決断をしてあげたことになる。「お金で解決するならそうすればいい」をそのままやったということ。

「案ずるより産むが易し」
「言うは易し行うは難し」

やりたい気持ちがあっても、やれない。どの3つをとっても現状で壊れているわけではない。使えているのだからと自分に言い聞かせてしまう悪い癖で現在に至っていた。ただ40年経って全部どこかにガタが来ていた。状況を打開するには第三者の力が必要だった。

木曜日の工事は素人目にも単純な作業。自分でやろうかとも思ったけれど、郵便受けのアクセサリーの有無とか配線の関係でわからないところがあったので断念した。

恐らく2人で2時間もかからないだろう。出来上がってホッとする両親の顔が今から目に浮かぶ。

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