見出し画像

君の名は。

映画公開は2016年8月、興行収入251億円のヒット作。音楽を担当したRADWINPSの主題歌「前前前世」も人気でしたね。私は夫に誘ってもらい、期末テスト真っ最中の娘を置いて観に行って、彼女にものすごく怒られたのを思い出します。

ストーリーはすでに知っている方も多いと思いますが、やっぱり新海誠だなぁ!と思わせるあのエンディング。あれじゃないと観る価値がないと思う人も多いとは思いますが、私はあえてのめぐり合わないエンディングでも良かったんじゃない?と思ってます。というのも私自身が似たような経験をしているからです。

夢の中で出会った2人が何年もの時を経てめぐり合う。そのときどこかで(まさか?)と思ってしまうんです。そして(あのときの自分と今のわたしは違ってる、声をかけたいけど、変わってしまったわたしを見て彼はどう思うだろう?)と思ってしまったのですよ。

ウン十年前に好きだった人と、東海道線の藤沢駅のホームで出会ったんです。ただ彼はスーツで仕事中のようにみえ、私は娘を連れていて、(藤沢は初デートのおしまいの駅だったな)と思ったときに、彼によく似た背格好の男性とすれ違ったのです。

声をかけようか、一瞬すごく迷いました。

私は結婚して娘を連れていて、でもその時、まだ好きな気持ちも残ってて。彼が今の私を見たらどう思うかとかもすごく考えました。

で、結局声はかけませんでした。過去の恋より今の自分を選んだ、なんて言ったらカッコよすぎですかね。映画では瀧くんも三つ葉も変わってなかったから名前を聞けたんじゃないかな。

フィクションだから、あのエンディングだけど、実際に同じめぐり合わせだったら、声をかけられない人もここにいます(笑)


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?