忘れてた夏の夜の出来事

夜、窓を半分ほど開けて車を走らせていた。
あれは夏だったと思う。

住宅地を抜け、外の明かりは街灯くらいしかないような道。
山道に差し掛かるところで信号待ちをしていた。

ふと、左から視線を感じて反射的にそちらに顔を向けるけど何もない...。気のせいかと思って前を向きかけた時、わたしはギュッと固まった。

窓ガラスの端っこに、夢見る少女のポーズで 私をじっと見ているカマキリがいたのだ。
びっくりした。

この天使よりもっと首をかしげて…

上手にガラスの端っこを利用して肘をひっかけて体制をキープしている。

入ってこられたら困るので窓を閉めたいけれど、閉めちゃうと頭が捥げる恰好なので閉められず。信号が変わる前に何とかしなくちゃと、手の届くところにあるなんか長いもので何とか頭を窓の外に出して、全部の窓を閉めました。

虫が得意ではないので、びっくりしました~!
入ってきたら怖くて、私が車から降りることになってしまうので。

で、そこから暫くは、窓を開けるのを控えていたのだけど、いつの間にやら窓開けて走っていました。そういう事があったことすら忘れてた。

あんなに( ゚Д゚)ビックリしたくせにね。笑

yuriyumiko

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