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降り積もる雪も、順番を守っているはずだ。

砂場の縁にバケツとスコップを置いて、そっと腰を下ろす。

ブロックが沢山詰まったおもちゃ箱のフタを開けて、覗き込む。

ゲームの中で色々な素材ブロックを集めるためにコントローラーを握る。

そんなとき、僕等は想像してる。

並べる順番を考えているだけなのに、いつまでも飽きない。一つ、ひとつ。
その1つを置く場所は自由で、でも自分のなかには決まりがあるような気がして、それだけを信じて並べてる。

とにかく順番。
自分が思った順番を信じて並べるから、楽しい。
何でも並べたいのだから、そうさせて欲しい。音も、数字も、文字も、色も、全部。
並べたい物は、並べさせて欲しい。

僕等は、並べる専門家だ。
隣りで一緒に並べるのは構わないけど、勝手な予定を並べないで。
僕等を邪魔しないで。
ちゃんと、順番があるんだから。

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