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「なんでそんなに眠いの?」

「なあ、なんでそんなにいつも眠いの?」 
兎は、目を閉じて座っているニワトリに聞く。
「べつにいつも眠いわけじゃない」
薄目をあけて横目で見るニワトリは、また目を閉じ、そのまま話す。
「目をつぶるとさ、自分の世界にはいれるからな」
疑った顔で兎が顔を近づける。
「へー。じゃあ、今は自分の世界か?なあなあ」
兎の追求に、ニワトリが一言。
「いや」

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