腸内細菌と土壌菌と身土不二
おはようございます! Yukoです。
藤田紘一郎先生の著書「免疫力」によると、腸内細菌の約7割を占める日和見菌の大半が土壌菌であるといいます。
・・・もう少し詳しく説明すると、
腸内細菌は、善玉菌2:悪玉菌1:日和見菌7の割合であることが望ましく、その日和見菌のほとんどが私たちの周りにある「土」に生息する菌であるというのです。
それが何を意味するか?というと、「身土不二」や子どもたちの「泥遊び」の重要性であり、「清潔志向」への警鐘であると私は考えています。
私たちは周りの環境と切っても切り離せない存在です。
腸内細菌は腸内だけで完結するのではなく、周りの環境と密接に繋がりあっているのです。
それを無視して、身の回りは殺菌して無菌状態。
でも腸内だけはたくさんの細菌たち(善玉菌)に棲んでいてほしいと、プロバイオティクスやプレバイオティクスのサプリメントを一生懸命摂取しているなんて、なんてオカシナコトをしているのだろう?と思われませんか?
腸内細菌を健全に保ちたければ、そんなサプリメントを買うよりも、土がついている近所の新鮮なお野菜を買ってくるべきなのです。
除菌殺菌グッズは、どこに行っても置いてあるアルコールだけではありません!
石けんも洗剤も抗菌仕様になっていますし、日用品を含め、触るもの触れるものほとんどすべて抗菌加工が施され、エアコンや掃除機の排気すら殺菌されている・・・という状態であること、氣づいていましたか?
食べ物までもが農薬で殺菌されています。
アルコール消毒なんて必要ないほどに殺菌されています。
自分の常在菌を大切に大切に保護しなければならないほど、殺菌されているものに囲まれています。
腸内の寄生虫がアレルギーの発症を防いでくれているという、藤田紘一郎先生の話を聞いたことがあるでしょうか?
しかし、今の日本人はもう寄生虫と共生できないそうです。
それは、日本人が寄生虫を追い出し、共生関係がなくなってしまったからです。
このことから考えられることは、部屋中が殺菌され、極端に微生物の少ない環境で育った赤ちゃんには、多種多様の微生物と共生できる能力が育ちにくいということです。
今の赤ちゃんは、腸内細菌の多様性を育てることも、病原菌に対する抵抗力をつけることもできにくいのです。
なくしてしまったものを復活させることは難しいこと、肝に銘じたいです。
人は、生きていく上で様々な微生物たちと共に生きていかなければなりません。
それは、小さいときから彼らと接し、抵抗力を身につけたり、共生できる菌たちとはきちんと共生できるようになることにほかなりません。
今、怪我をしたときは、傷口を殺菌しない、乾燥させないという方法が主流です。
驚くべき変化が医療の現場で起こっているのに、私たちは日々の生活の中で無菌状態を望み、日々微生物に闘いを挑んでいます
細菌たちとの共生関係を手放す前に、もう一度考えてみる必要があります。
なくすまえに、本当にこれで良いのか、自分の身体に問うてみたいと思います。
腸は何と答えるでしょうか?
除菌・殺菌に負けることなく、腸内細菌や土壌菌たちとともに、今日を元氣に楽しみたいと思います〜!!
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