見出し画像

七海健人が魅力的なのは何故か?

なぜ、七海健人の人気は凄まじいのか?
原作19話20話登場シーンから
ナナミンこと七海健人の魅力について考えていきたいと思います

画像出典:芥見下々/集英社・呪術廻戦製作委員会 9話 より引用

七海健人の魅力一覧


・一級術師の強さ
・理知的
・人間くさい
・ハッキリとした物言い
・責任感の強さ
・厳しくも優しい
・細かな気遣い
・悲壮感
・理想の上司
・教職じゃない
・ギャップ

ザッと挙げましたが、この辺りが19.20話で感じ取れる魅力ではないかなと思います!
めっちゃ多いですね、2話分なのに…

記事の流れ


・セリフ解説&魅力解説
・理想の上司像
・ギャップ

セリフ解説&魅力解説

出典:芥見下々 呪術廻戦3巻 より引用

・一級術師
七海健人には
元サラリーマンという肩書きあり、多くの人が親近感を感じやすいところだと思います。もし五条悟
のような特別枠と言える特級術師であれば、親近感が湧きにくいですよね。
きっと
『天才すぎてカッコいいけど、自分とは違う』と見てしまうかと思います。

特別ではないけど優秀な枠という一級術師、元サラリーマンという事もあり、そこに親近感さ感じやすいと言えます。

出典:芥見下々 呪術廻戦3巻 より引用

・理知的
理知的とは
[理性]と[知恵]を合わせた言葉
シンプルにいえば[冷静に考えて行動できる]という事です。
このセリフの中に理性と知恵を感じる片鱗が含まれています。

『褒めも貶しもしない。事実に即し己を律する』
この台詞から、感情優先ではなく、理性優先的であることが分かります。つまり理性的です。
論理的、概念的に思考するキャラクターなんだと分かります。丁寧な言葉使いもその印象の一つです。

『社会も同様であると勘違いしていた時期もありましたが…』
ここで知恵の片鱗を感じます。
さらに、知恵とは物事の道理を判断し処理していく心の働き物事をありのままに把握し、真理を見極める認識力とされます。
この含みを持ったセリフから
真理を見極めているのではないか?
という知恵を感じる事ができます。また、脱サラの理由を話してくれるので、より真理を見極めて呪術師を選んでいるのではないか、という知恵を感じさせます。

出典:芥見下々 呪術廻戦3巻 より引用

・人間くさい
理知的であり、言葉使いが丁寧であるにも関わらず、急に口が悪くなり、感情を表に出すような発言をします。

人間らしい喜怒哀楽を感じさせる場面があります。
『クソということです』というようなセリフがなかければ[機械のような感情のないキャラ]のイメージに近くなり、尖ってはいるけど共感部分が減るキャラになります。

でも七海健人は、この理知的なのに急に感情的な言葉を発するという、人間のコンピュータとは違う矛盾した思考がある事が人間くささを出しており、魅力になっています。

出典:芥見下々 呪術廻戦3巻 より引用

・ハッキリとした物言い
先輩にあたる五条悟に対し
尊敬はしていません
とハッキリ言える姿に憧れとか羨ましさを感じます。そこに魅力があります。

そして、五条悟の反応から、信頼関係を構築できている事が分かり、そこに良い関係性がある事、作れていることも人間らしさの一要素として魅力を含んでいます。

出典:芥見下々 呪術廻戦3巻 より引用

・強い責任感
・厳しく優しい
・気遣い

大人には子供を優先する義務がある。
これ、誰かが決めた事ですか?呪術高専で決まってる事ですか?
おそらく、そうではなくて
七海健人の価値観として、自分で定めた義務ではないでしょうか。

そして、虎杖悠仁がそれを『ガキ扱いしないでくれ』と軽く反発しますが

その次には
虎杖悠仁を気遣って、落ち込まないように、ちゃんと分かるように説明してあげている。
素晴らしい気遣いですね。一見厳しく聞こえる言葉ですが、すごく優しい気持ちで話しています。

出典:芥見下々 呪術廻戦3巻 より引用

・悲壮感
『枕元の抜け毛が増えていたり』
『お気に入りの惣菜パンがコンビニから姿を消していたり』
『そういう小さな絶望の積み重ねが人を大人にするのです』

このセリフ、哀愁漂っていますね…
でも、ただ悲しい話をしているようには感じない。何か格好良さを感じます。

悲壮感とは、悲しさの中にも雄々しく勇ましいところがあること
という意味です。
辛く悲しいことがあってもがあっても、それを感じさせないほど勇ましく振る舞う姿が、これまでのセリフを含め、これから戦闘というシーンだからこそ強調されています。

理想の上司像

一般的に上司になる人は、[管理職]ですよね。
ここで、管理職の役割について話します
管理職の役割は
管理、監督、指導、育成です。

管理とは
[標準・基準から外れないように統制すること]
監督とは
[あるべき方向に全体を差し向けること]
です。
七海健人は虎杖君の『ガキ扱いしないでくれ』という発言から、能力の過信、それによる失敗のリスクを想定して
『死線を超えたら大人になったと言うことではない。』君はまだ子供だから、私(七海健人)に守られても良い。と
無理して実力から外れた判断をし失敗する事ないよう導くセリフを虎杖君が落ち込まないように発しています。これが管理と監督です。

指導とは
[達成すべき目的・目標に共に進むこと]
育成とは
[一人でできるように鍛えること]
です。
呪術師は呪いを払うことを目的としています。つまり強くならなければならない目標があります。
そこで、七海健人はその目的に近づく一つの方法として[術式の開示]を虎杖悠仁に指導し、育成しています。

どうでしょう?
実際、これら全ての役割が適切にできている上司って実は多くはない気がしています。

七海健人は上司として素晴らしいマインドを持っていると言えます。そこが魅力でもあります。

"管理職の役割について(出典:メイドイン人事)"

ギャップ

理知的なのに感情的
理想の上司なのに教職じゃない
そんなギャップが魅力を加速させています!



以上、呪術廻戦19話20話における七海健人の魅力解説でした!

ナナミン最高や…

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?