PyCon JP 2019 で託児所を利用させてもらったらかなり良かったという話 #pyconjp
この Tweet から2ヶ月近くが経ってしまった... ここのところ忙しすぎて全く書く時間が捻出できずにかなり遅れてしまい今更感があるもののちゃんと書いておこうと思う。
通常の参加ログはこちら
https://memo.laughk.org/2019/11/04/pyconjp-2019.html
前提
大雑把に書いておく。
僕には今年の時点で1歳になる下の子と3歳になる上の子の二人の子供がいる。普段は妻と共働きで保育園のお世話になっており、休日勉強会等に行くときは基本的には家で妻に子供二人の面倒を見てもらうという形をとっている(非常にありがたい限り)。
そんな僕が PyCon JP 2019 に参加した際、祝日と重なったカンファレンス1日目は、妻に子供二人の面倒を見てもらうのではなく、公式に提供されていた託児所を利用させてもらった。この記事はその時の感想的なもの。
利用しようと思ったきっかけ
https://pyconjp.connpass.com/event/137599/
PyCon JP 2019 本編への参加登録を connpass で済ませた上でしばらくし、託児所のイベントも公開されてのを見てふと「託児所を利用できれば、『妻に1日子供二人の面倒見てもらう。』という負荷は減らせるのかなー」と思ったこと。
そこで妻と軽く相談。場所は蒲田であることや準備が必要なことは伝えた上で話したところぜひ使いたいという感じになり、申込み手続きをした。
準備にあたって気をつかったこと
実際に子供を預かって面倒を見てもらうということで、やっぱり結構気を使うところはあった。
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まずは、そもそも子どもたちが技術カンファレンスの託児所に行って帰ってくるということに耐えられそうか?ということは気にした。
特にカンファレンス会場と家の距離がありすぎると、間の移動が大変になり、もしかすると「託児所にお世話になるよりも家で面倒を見ている方が楽 or 安心」ということになるかもしれない。そのあたりは家族とちゃんと相談したほうがいい。うちの場合今回はそこは問題なかった。
時間についても仮に当日のタイムテーブルで朝イチのセッションからパーティーまでとなると、預ける時間だけでも10時間にもなってしまう。それ以外にも会場から家への移動もある。これは保育慣れしていない子の場合かなりしんどいと思う。そのためゆっくり目に行くなり、早めに迎えに行くようにするなど「何時間くらい預かってもらうのがいいか」は大まかにでも考えておいたほうがいいと個人的には思う。実際、僕の場合も夕方くらいのセッションが終わったあたりで妻と一緒に迎えに行って、妻に先に子供2人を連れて家に帰ってもらうという形をとった。
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施設面でいうと注意事項にも書いてあるのだけど、あくまでもカンファレンス会場に臨時で作られたスペース。施設が保育をすることを前提にされていないという点は預ける側としてもちゃんと理解しておく必要があると思う。保育園などの保育することを前提とした施設に比べると、気を使ったり準備しなければいけないことが発生してくる。そのへん、ちゃんと協力できるように身構えておいたほうがお互いにとってよいはずと少なくとも僕は思う。
イベントページのよくある質問を見るてもそのへんは伺える。(以下 connpass ページより引用)。
* 電子レンジ、冷蔵庫はありますか?
→臨時保育室につき、設備はございません。常温保存可能な飲食物をご用意ください。
* お昼寝用の布団は必要ですか?
→用意がございますので、お持込の必要はございません。
* お気に入りの玩具を持ち込みたい
→お持込の玩具については破損や紛失の責任を負いかねます。トラブルを避けるためにもご遠慮いただきますようお願いいたします。
* 休憩時間に様子を見に行って良いですか?
→集団保育につき他のお子様への配慮や、活動に集中できる環境作りのため、保護者様のご入室はお断りしております。ご了承ください。
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持ち物に関しては案内としては以下(connpass ページより引用)
* 保護者の身分証明書(健康保険証・運転免許証など)
* 母子健康手帳又は健康診断書
* 「託児申込書」の本紙(記入の上、利用初日に保育スタッフにお渡しください)
* 以下のものを必要に応じてお持ちください。
* 昼食、おやつ、飲み物、粉ミルク(哺乳瓶、お湯)、おむつ、おしり拭き、着替え、手拭用タオル、ビニール袋数枚(汚れた服入れ用)など。
うちの場合は普段から保育園のお世話になっている関係で着替えやエプロン、お手拭きタオルにコップに関してはすべて名前付きで家から持ち出すためのセットがすぐ使える状態にあったのでそのへんの準備はシュッとできた。ただ普段保育園等に預けていないという家庭の場合、このへんは事前にちゃんと用意してあげる必要があると思う。
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持っていくものとしては他に常温保存可能な飲食物が結構悩んだところ。
事前の案内だと以下の通り。(connpass ページより引用)
託児室でお食事の用意はございません。
昼食時はお子さまをお迎え頂くか、昼食をお持ちください。
おやつ、お飲み物はすべてお持ちになったものを差し上げます。
1歳くらいまでの子供の場合、以下のような常温で持ち歩きできるお弁当が普通に売られているのでそれを持ち込めばよい。うちの場合は下の子はこれでOKだった。
ただ問題は上の子で、すでに3歳で普段の食事も好き嫌いはあるものの基本は通常の食事になる。
そうなってくると上記のような便利アイテム的な弁当がない(もしあるなら教えてほしい...)。一方で PyCon JP 2019 の開催は 9月でピークの8月ほどではないものの、やっぱりまだまだ蒸し暑い日々が続く状況。下手に弁当を自作するのも食中毒等の衛生面の観点で怖さがある。場所が保育園などの施設でなく、あくまで普段はセミナー等を行っているような場所に設営された臨時の場所なのでなおさら。
もし会場付近にそこそこ大きなフードコートがあるような場所があるならばお昼だけ迎えに行って一緒にご飯を食べるという手も使えたかもしれない。ただ残念なことに、会場である大田区産業プラザPio付近でそういったものがあるという情報を掴むことはできなかった(もしかしたらあるのかもしれないけど)。ではカンファレンス会場はどうか?とも思ったけれど、広さはあるものの、そこで一人で1歳児と3歳児相手に食事するのは時間的な制約や周辺への配慮も考えると無理ゲー感があって断念した。
いろいろ悩んだ結果、最終的に上の子のご飯は当日の朝会場に向かう途中のコンビニでパンを購入して持たせるという形をとった。あとは大好きなトマトジュースを半分凍らせたものを家から持参。あくまで1日の食事のうちの1回であることと、その日1日限りなのでということで割り切った形だったけど、まあこれが現実的な落とし所かなという所感。
実際に利用してみて
率直な感想としては追加料金もなしで託児所を利用できるというのは本当に、ただただありがたいなと感じた。
子供持ちのエンジニアが休日に開催されるカンファレンスに足を運ぶ場合、どうしても自分がいない分の負担をパートナーやそれ以外の家族に強いるケースが発生してしまいがちだと思う。そんな中で今回はカンファレンスに参加することで家族の負荷も少しは減らすことができ、僕自身の心理的な負荷も減らせた感はあった。実際今回の PyCon JP 2019 の1日目に参加している最中、妻はやりたかった資格の勉強に集中して取り組めたとのこと。僕も僕で、託児所の場所も会場内ということもあって「最悪なにかあってもすぐ駆けつけられる」と身構えつつも、ほとんどそわそわすることもなくイベントそのものを楽しむことができた。
子供を迎えに行く時間付近は流石にちょっとそわそわしたし、実際少し抜ける時間が発生したところではあったものの、夫婦ふたりとも自由に過ごす時間が得られたこの1日は本当によかった。
また実際に面倒を見てもらったアルファコーポレーションのみなさま、預ける際の感じがいろいろ手慣れていて「やはり臨時の託児所慣れしているのかなー」という印象で安心してお願いすることができた。面白いことに、未だに上の子は「また違う保育園(託児所のこと)に行きたーい」と言うことがあるくらいである。それだけ良く見ていただいて本当に感謝。
一方で、制限がある会場で子供の面倒をみてもらうということになるので、正直準備の段階で結構気にしなければいけないことは多いとは思う。実際さまざまな家庭や子供の事情の条件が合致しないと使えないケースもありそうで、利用する際にはまず家族で相談した上で大丈夫と判断できたときにだけ利用すべきだろうなとは利用してみて思ったところでもある。
それでも条件が合えば家族・子供が居る人でも、自分一人だけでなく家族それぞれ有意義な時間を過ごせる1日になるかもしれないので、託児所が利用できる場合は家族で前向きに検討してみるのはオススメ。
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