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勝手にHOKUO全店巡り旅(序章)

昨年末に報じられた「HOKUOが2月末に全店閉店」という一報は、きっと小田急沿線ユーザーや通勤・通学などでHOKUOのある駅を利用していた人々にとって、心をちょっとざわつかせるニュースになったことと思う。何を隠そう、私もその一人である。

https://www.nikkei.com/article/DGXZQOCC216U90R21C21A2000000/

かつては毎日のようにHOKUOでパンを買って帰るのがルーティンであり、あまりに空腹をこじらせていた学生時代は、自宅まで待ちきれずに帰りながら十勝つぶあんぱんをむしゃむしゃと食していた自分にとって、「全店閉店」という4文字は、当然のごとくかなりショッキングな文字面だった。

故に、ニュースを聞いたその日から「何かしないと」という気持ちに駆られ、とりあえず少し遠回りしてHOKUOのある駅に寄り、いくつかめぼしい商品を購入して帰宅したものの、どうにもそれだけでは足りない気がしていた。「閉店までに思い残すことのないようにHOKUOに立ち寄ってパンを買う」以外で、何かできることはないだろうか。

そんな自分が思い至ったのが「noteはじめるか」、ということであった。

HOKUOの閉店自体は規定事項であろうとも、せめてHOKUOが青春だった自分にとって、何らかの想いを残せたら……という気持ちで、「いつかはじめよう」と延々と(もはや年単位で)先延ばしにしていたnoteを、この出来事をきっかけに始めることにしたのだ。

さて、ここまでは良い。では問題は「じゃあ何を書こう?」ということである。
先ほども記したように、自分にとっては学生時代の思い出の味ということもあり、学校帰りのエピソードをポエミーな文章仕立てでいくつか投稿することも考えたのだが、どうにもこうにも筆が乗らず、のんべんだらりと過ごしていたらあっという間に一ヶ月が経過して閉店まで残り数週間となり、やばい!もう閉店しちゃう!と微妙に焦りだした2月の3連休の最終日、あることを思いついてしまった。

「今しかできないことって、HOKUO全店行くことじゃね?」と。

それなら記念になるし、残り少ない時間でお金も落とせるし、いいじゃん!と思って早速HOKUOの公式サイトの店舗一覧を確認。

https://www.hokuo-tokyo.jp/shop/

東京に16店舗、神奈川に21店舗、埼玉に2店舗、合計39店舗。


意外と多いな…………(失礼)


いやでも、沿線を狙い撃ちで潰していけば(言い方)、行けない数ではない。
全39店舗。閉店まで残り約2週間。幸い、今月は祝日がもう一日ある。
よし………行ける!多分!

ということで、今週から「勝手にHOKUO全店巡り旅」を、誰にも頼まれていませんが実施します。

これから各沿線や地域ごとに旅の記録をまとめて投稿するかと思いますので、この文章を最後まで読んでくださり、ちょっと続編も読んでやろうかなと思ってくださっている貴重なみなさま、どうぞ温かく見守っていただけますと幸いです。


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