ありがとう、バツウケテイナー

バツウケテイナーが突然最終回を発表しました。
密かに疑惑は浮かんでいたけど、まさか本当だったとは…。

私は東京住みですがなぜか家のテレビは東京MXの電波を受信しないので、リアルタイムで見たことはありません。大阪チャンネルに有料会員登録して全話見るぞ!と思いきや、そこにすら上がっていない回がたくさんありましたし、最近は更新もされません。(バツウケプラスはされるのに…)

ですから、バツウケを全て見たことはありません。

前回のブログで書いたように、私は以前関ジャニ∞のレギュラー番組を初回から全てダビングして残すようなオタクをしていたので、本来なら到底我慢できない話なのですが、今はだいぶ落ち着いたオタクをやっているので、お金払ってでも見られないものはもうしょうがないと諦めています。

だから、そんなバツウケをたいして見てもいないような私が語れるようなことではないことは分かっているのですが、それでも何か残したいと思い指を動かしています。

バツウケテイナーは生まれ変わって「バツウケテイナーR」になるそうです。芸人3組がバツを賭けて戦うバラエティ番組。これがまためっちゃ面白い。
超低予算ながら面白い、これはもう出演者の面白さ100%ってことなんですよ。とりあえずこの6人集めてテーマだけ提示すれば面白くなるって認められたからこんな番組が成り立っている。本当にいい番組でした。

元々3組とも大阪を拠点に活動していたメンバー。そこからM-1グランプリ2016の初の準優勝を皮切りに、和牛が東京に進出しました。これは必然でしょう。M-1グランプリ5回ファイナリスト、3回準優勝という結果はまごうことなく彼らの実力。
また、M-1グランプリ2016ではアキナもM-1のファイナリストに初進出し、5位という成績を収めた年でもあります。アキナは東京でこそあまり見ないものの、関西のレギュラー番組は現在放送されているだけでも8本、3組中最多です。(関西圏の電波まじで欲しい!!!!!!!!!)

それでもずっと続けてくれたバツウケ。回の最後に選ばれた1組がバツロケを行うのが特徴的で、ここが正直時間ロスな気がします。どんどん人気になり忙しくなっていく彼らには、超過酷で何時間で終わるかも分からないロケを毎週する暇はない。いつからか、2回で1セットになったのもそういうことなのかなと思っています。もちろん、面白い収録をぎゅっと30分に抜粋されてしまうより、2回に分けてでも1時間放送してくれた方がファンも嬉しいし、win-winだから私は特に文句なし。ただ、大阪チャンネルは全話のせてくれているわけではないので、前半を見たのに後半が上がっていなくて結果がわからないまま終わる、という問題は残念ですが…。

そんな中、ここ最近突如人気急上昇中なのがアインシュタイン。2020年ネクストブレイク芸人ランキング(だったかな?)で4位に選ばれているのを見かけたときはびっくり。それを見る前からアインシュタインを好きだったから今更?って感じもしたけど、でも嬉しい。たしかに、本当にここ最近アインシュタインのテレビ露出多すぎないですか??東京進出もナイスタイミングすぎる。
私は東京の人ですので、好きな芸人さんが東京進出してくれれば、テレビや劇場で見られる機会が増えるのでとても嬉しいこと。もちろんいつかは大阪に飛んで漫劇とか行きたいんですけど!でも今は時期じゃないので、コロナがおさまったら絶対行きます。

アインシュタインが東京進出ということで、これで3組中2組が東京拠点になりました。となると、漫才劇場での撮影や大阪でのロケはかなりハード。このタイミングでバツウケ世代交代というのは、悲しいですがある意味納得。忙しすぎて番組が適当になるのは1番悲しいことですから。

私は以前関ジャニ∞のオタクをやっていましたが、実はその時も同じようなことがありました。

村上さんと丸山さんがレギュラーを務めるラジオ「レコメン!」がありました。元々2003年から2013年までは丸山さんではなく横山さんだったのですがメンバーが変わり、その後2016年に、丸山さんが卒業し、ジャニーズWESTの中間くんと桐山くんが参加しました。

また同時期に、2011年の放送開始から木曜レギュラーを村上さんと横山さんが務めていたヒルナンデス!も、村上さんが卒業し、同じく中間くんと桐山くんが参加しました。

この時点でeighter(関ジャニ∞のファンの呼称)は疑念と不満でいっぱい。関ジャニ∞はこの頃でこそ売れっ子でしたが、下積みが長くなかなか芽の出ない遅咲きのグループでした。長年の地道な努力がこういったレギュラーに繋がり、そしてそこからどんどん大きくなっていきました。それなのに、デビューしたての後輩に突然席を奪われる。eighterは(少なくとも私は)、関ジャニ∞とは違ってデビューしてすぐに大きな番組のレギュラーを任せられる後輩に対して、良くは思えなかったのです。
事務所はデビューしたてのグループを早く売り出したいのかもしれませんが、関ジャニ∞はデビュー当時の待遇が良くなかったのに、この格差をこんな形で見せつけられるのはとても心が痛みました。
関ジャニ∞は嵐とほぼ同期ですが、嵐はハワイでデビュー会見をしたのに対し、関ジャニ∞は大阪の小さな会議室です。最初はCDを手売りまでしていました。
そんな関ジャニ∞が嵐に次ぐ大きなグループになれたのは、他でもなく彼らの長い下積み時代のおかげでした。

そして2017年には、レコメン!の村上さんが卒業式、完全にジャニーズWESTのお2人のものになりました。おそらく事務所の狙いでしょう。ここまで分かりやすく踏み台にされて、当時の私はショックしかありませんでした。

でも今、これと同じようなことがバツウケで起こりました。
昔と違って落ち着いたオタクになった私は、これも「世は無常」ということなのかな、と冷静に思うことができています。
特に、ジャニーズの世界も芸人の世界も、先輩後輩関係の上に成り立っているイメージがあります。先輩が後輩の面倒を見る、そういった縮図があるのかな、と。そんな世界が発展するには、世代交代は必須なのかもしれません。先輩が成長し上に行けば、今までいたところには成長した後輩がのぼってくる。そうやってみんな上に上にのぼっていくように感じました。

バツウケテイナーの3組が変わったのも、アキナ・和牛・アインシュタインが売れたが故のことではないでしょうか。この3組がバツウケを通して爆発的に有名になった、だから後輩にもこの道を通ってもらう。
たしかに、自分たちが汗水垂らして作った道を後輩が楽して歩むのはずるいようにも思いますが、それも自分たちが成功したと認められたが故。そう思えば、むしろ喜ばしいことではないでしょうか。

バツウケが終わったとしても、きっと彼らは私たちファンを別の形で楽しませ、魅了させてくれるはずです。それだけ成長したのだから。魅せ方の選択肢もきっとたくさん増えるはずです。

すぐには受け入れられないと思いますが、河井さんがインスタで「またいい報告ができるかも」と仰っていましたし、私たちはそれを待つのみです。

ありがとう、バツウケテイナー。

コロナで現場にも行けず寂しい日々が続きますが、みんなで一緒に乗り越えましょう!

よし、暇だし大阪チャンネル過去のバツウケでも見よーっと。

(※もしここに記載する情報に誤りがありましたら申し訳ございません。出直してきます。)

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