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たぶんさよなら輝夜月~ファンクラブ休止発表と、関係者の声~
『残念ながら』と思う方も、『遂に』と思う方も、『まだだったのか』と思う方も、それぞれいらっしゃるかもしれない話題なのですが。
Vtuber黎明期に大活躍したかつての『Vtuber四天王』の一人にして、一度はチャンネル登録者数100万人突破、Vtuberのチャンネル登録者数ランキングで最高では第2位、動画総再生回数ランキングでは第1位を記録したこともある伝説のVtuber、『輝夜月』(かぐやるな)。
そんな彼女のオフィシャルファンクラブ『LUNAfam(β)』のサービス終了が発表になりました。
一時期はTVCM出演等でVtuberを代表する勢いだった彼女も、YouTubeでの動画投稿は2020年8月、twitterの更新も同年10月以降行われておらず、その活動については、今回のファンクラブのサービス終了により実質的には引退状態である可能性が非常に濃厚になりました。
ちなみに現在も彼女のオフィシャルサイトについては、更新は無いですが未だ稼働中で、また所属先の運営会社「株式会社VIC」のホームぺージには彼女の名前と、今年1月に活動終了を発表した彼女の妹分「ピンキーポップヘップバーン」の名前も、共にまだ掲載されています。
なお、輝夜月に関しては、YouTubeやTikTokを中心に活動するマルチエンターテイナーの「P丸様。」が自身のファンブック内で「ボイスモデルを担当していた」と過去形で語っていた事が今年4月に「p2y.jp」によって報じられており、このことから既に輝夜月は引退状態ではないか?と同記事内ではすでに指摘をされておりましたが。
その「P丸様。」が先日(9/30)行った、自身の3Dアバターによるお披露目配信の際には、twitterに『P丸様。としてバーチャルの世界に帰ってこれて、やりたかった活動を自由にチャレンジすることができて、本当に嬉しいです。』というコメントがありました。
P丸様。としてバーチャルの世界に帰ってこれて、やりたかった活動を自由にチャレンジすることができて、本当に嬉しいです。
— P丸様。🍳 (@p_ma_ru) September 30, 2021
でも、この悔しかった気持ちはずっと心の中に残ってて、どんなに見ないようにしてもモヤモヤがなくなることはなくて。
どうしても伝えたかったです。聞いてくれてありがとう。
このことについては、輝夜月のイラストレーターであるMika Pikazo氏が、先日ホロライブENの2期生に自身のデザインしたVtuber「Hakos Baelz(ハコス・ベールズ)」がデビューした際に全く同じ文脈のツイートをしていたことが思い出され、とても印象的でした。
またこの世界に戻ってこれてよかった 嬉しい
— Mika Pikazo (@MikaPikaZo) August 17, 2021
I'm happy to be back in this world.
そしてこの両名が共に、9/30~10/1に残したツイート内容は非常に意味深なものが多い内容となっていました。以下に全ツイートを貼ります。
もしかしたらこの声も消されてしまうかもしれません。
— P丸様。🍳 (@p_ma_ru) September 30, 2021
あまり伝えるのが上手じゃないから、この言葉もちゃんと届かないかもしれません。でも、ずっと大好きで、本当に大好きで、でも色々なことが届かなくて、悔しくて。この気持ちが少しでも届けたい君に受け取ってもらえたら嬉しいです。
P丸様。ではない名前で活動していた時、リスナーさんの見えないところで辛いことがありすぎて、どうしても楽しい気持ちで動画を作ることができなくて、なにもできなくなってしまってた時期があったんです。
— P丸様。🍳 (@p_ma_ru) September 30, 2021
P丸様。としての活動を続けていいと言われたからスタートしたのに、禁止されてできなくなりました。
— P丸様。🍳 (@p_ma_ru) September 30, 2021
田舎から上京してきたばかりで、大人とか契約のことなんてなにも知らなくて、ただただ怖くて。でも、応援してくれたみんなにお別れも言えずに活動できなかった時期がありました。ごめんなさい。
やりたくないことをやらされたり、楽しいを制限されたり、約束していただいていたお金をちゃんといただくことができなかったり、楽しいを届けたいのに嘘が多すぎて、気持ちが持たなくて。心が折れて、全部の活動をやめてネットから離れようと思っていました。
— P丸様。🍳 (@p_ma_ru) September 30, 2021
そんな中でも、待っていてくれる声や、楽しんでくれる人の声があって。
— P丸様。🍳 (@p_ma_ru) September 30, 2021
本当に厳しかった時に、手を差し伸べてくれて、助けてくれた方々のおかげもあって、今はやっと、自由を手に入れることができて、少しづつ、少しづつだけど、P丸様。として楽しく活動ができるようになりました。
P丸様。としてバーチャルの世界に帰ってこれて、やりたかった活動を自由にチャレンジすることができて、本当に嬉しいです。
— P丸様。🍳 (@p_ma_ru) September 30, 2021
でも、この悔しかった気持ちはずっと心の中に残ってて、どんなに見ないようにしてもモヤモヤがなくなることはなくて。
どうしても伝えたかったです。聞いてくれてありがとう。
楽しい以外のものを届けたり伝えたりするのは凄く苦手で、色んな事情もあって伝えれることができなくて、本当は言わなくていいことなのかもしれません。
— P丸様。🍳 (@p_ma_ru) September 30, 2021
でも伝えたかった。
多くの方に楽しいを届けることができるよう、これからもっともっと頑張ります!
いつもありがとう。大好きです。
いろんなことがあって、本当に複雑だったけど、誰も信じられないときもあったけど、ずっとずっと苦しんで楽しいとか感じられなくて辛かったけど、やっと、本当に数年ぶりに自分もこれから頑張ろうって立ち上がれたところだから、誰がどう思ってようとも、幸せそうにしてる姿が見れて、本当によかった。
— Mika Pikazo (@MikaPikaZo) September 30, 2021
本当に好きだったし、未知の体験だった、でもいろんなことがありすぎた。自分もうまく選択することができなかった。幼かった。ずっと辛くて無理して壊れてくのが怖かった。大事だったものを見ないようにしていくのが辛かった。毎日焦燥感と不安だった。でもあのとき絵を描くのをやめないでよかった。
— Mika Pikazo (@MikaPikaZo) September 30, 2021
自分も頑張りたい。
— Mika Pikazo (@MikaPikaZo) September 30, 2021
どんなに辛すぎてやめたいって思った絵も人と一緒に作ることもやめられない、一生懸命考えたり作ったりしてるときがどんなことより何するより楽しい。当たり前のことや細かいことが下手で迷惑ばかり周りにかけてるけど、感謝を忘れないで少しずつ恩返しして、前に走っていきたい。
果たして輝夜月とその活動には、いったい何があったのか。
今という時期に演者・絵師から、あらためてこういったツイートが出たことには「P丸様。が3Dアバターお披露目をしたこと」を一つの区切りとして、という意図以外にもなにか理由があったのか。
そして、今回の演者・絵師のツイートに対して、今後運営サイド等からも何か発言等があるのかどうか、などなど。
ここにきて改めて色々と気になることはあるのですが。
少なくとも今回の事態からは、やはり「私たちが輝夜月の姿を見る機会は恐らくもう無いのではないか」という事を強く感じさせます。
Vtuber黎明期を怒涛の勢いで駆け抜けた超人気Vtuberの終わりとして、この結末はひどく寂しく切ない残念なものではありますが、今回の出来事はある意味、当時新しい存在であったがゆえに様々な問題が山積していた黎明期のVtuberらしい最期、と言えるのかもしれません。
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