見出し画像

人の育ちの土台となるもの

「安心感の輪」についてお話しします

重要なのは親が「避難所」と「基地」の
役割をきちんと果たすこと

「安全な避難所」は
子どもが感情を立てなおす場所

子どもは親のひざから一歩踏み出して
探索の旅にでますが 
不安になって「こわかったよ〜」と
言ってもどってきます 

そのとき親は
「こわかったね~もう大丈夫だよ!」と
子どもを迎え入れてあげます
やがて子どもは感情を立てなおし
落ち着きをとりもどします

「安心の基地」は探索を促してもらう場所
避難所で感情を立てなおした子どもは
「また行ってくるね!」と
探索の冒険にでかけます
そのとき親は「がんばって行っておいで!」と
背中を押し応援し見守ってあげます
それに後押しされて
子どもは安心して旅立つことができます

こんどは もっと遠くまで探索できますが
また 怖くなってもどってきます
そうしたら避難所で立て直して
また基地で応援してもらって旅立ちます・・・

この探索の旅と感情の立て直しの繰り返しを
とおして子どもはいろんな発見をし
多くを体験し成長します
この一連のメカニズムを「安心感の輪」という図をとおして説明することが出来ます
このいとなみによって
子どもの自己と社会性は豊かに育ちます
別の言い方をすると
「このようにして
非認知スキルは発達していくのです」

「安心感の輪」は
相手がいてはじめて成立します

子どもはその相手である親を選べません

親によっては安心感の輪が
うまく回らないケースもあります

そしてアタッチメントの個人差が生じます
アタッチメント障害(愛着障害)と
言われるケースです

輪がうまく回っていれば
「安定型」自己と社会性がちゃんと育ちます

輪が回らないケースでは
「回避型」といって
親にあまりくっついたりしません

あるときは回るけどあるときは回らないような
ケースでは「アンビヴァレント型」といって
後追いやしがみつきが強く
だれかれ構わずくっつく傾向があります

輪が回るどころか

虐待やネグレクトを受ける養育では
「無秩序・無方向型」といって
どっちつかずの行動やフリーズしたりして
病理性が高いタイプです

安定型以外の3つの型は
輪がうまく回らず親が避難所と基地の機能を
果たしていないケースで
アタッチメント障害(愛着障害)と関連します

そのように育った子どもは
恐れの状態から逃げるための緊急反応で
心臓・血管・内臓・脳神経系などに
大きな負担がかかり
脳や身体の発達にダメージが生じます

それとあいまって
自己と社会性がうまく育たず
大人になってからも
生きることそのものが
困難な状況に追い込まれたりします

安心感の輪による自己と社会性の育ちにおいて
親の果たす役割はかくも大きいです!

今回のテーマである

アタッチメントにおいてもっとも核となるのは

「自己と社会性」の育ちです

これは「非認知スキル」と
根っこのところで同じものです

どちらも

学力や能力 収入 健康 

そして人間性において
生涯にわたって大きな影響をおよぼします

「自己と社会性」=「非認知スキル」を
大きく豊かに成長させることは
人生を幸せに生きることにつながります

そのカギは
乳幼児期の親による「安心感の輪」の回し方です

「安全な避難所」として
子どものくっつきに応え 感情を立てなおし

「安心の基地」として
子どもを勇気づけ氣つぎの探索を促す

このくり返しを「たんたんと行う」

子どもは
それをやがて必要としなくなります

それでも
変わらずにそこにあり続けることが重要です

安心感の輪は子どもに
「特別なこと」をやってあげる以上に重要です

なにか特別なことをやってあげたり
完璧な子育てをしようとすることは
むしろ問題があると言えます

🐣子育ての原点は

非認知スキルの育ち🐥✨

その先の生涯にわたる有能性🕊️優秀性🕊️は

そうした
子育ての先に存在する🦢✨
のだということを
お伝えさせていただきます♪

子どもの自発性を高めていくこととは

子どもにとって完璧でない環境が大切なこと

そこから
子ども自身がなんとかしようとして
自分で抜けようとする

嫌な状態を跳ね返そうとすることで
たくましい心を💖身につけていく

まとめ
母と子🤱🏼のアタッチメント形成とは

子育ての中で
非認知の力を育てるよう心がける🌸

乳幼児期の重要性を再認識し
人間力のあるお子さまを育てるよう心がける🌸

保護者さまにとっても 
お子様にとっても
「安心の基地」となって
カウンセリングを
させていただきます🌳→🪵→🌱✨

今回のお話は

乳幼児期だけでなく
将来の健康にも影響することです

いましか見えていない大人にも
きちんと伝えていきたいところです🍀🕊️

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?