AndroidユーザがAppleWatchを使うまでの道のり

こんにちは、私はAndroid 2からの筋金入りのユーザです。今はPixel 6 ProとFitbitを使っているのですが、Apple Watchの心電図機能と、転倒防止などの安心機能が気になってきました。

今回は、友人にApple Watch Series 6の44mm(GPS+Cellular)と、iPhoneをお借りしましたので、Androidと共存できるか調べていこうと思います。

はじめに、AppleWatchはiPhoneとしかペアリングできません。iPadや、Androidでは使えないので、iPhoneを準備する必要があります。ただ、メイン端末ではないので、iPhone SE(第2世代)がiOSリリースの長さと価格のバランスが良さそうに思えます。

iPhoneを準備したら、Apple Watchを準備します。Always-On Displayや心電図機能が必要ならApple Watch SEは候補外になります。機能面について確認した場合は、Apple Storeへ足を運んでいただくと確実だと思いますが、サイズは量販店でも見ることができます。
GPS単体か、Cellularを付与するかは悩みどころですが、Androidと併用するのであれば、Cellular+GPSの方が受けられるメリットは多いと思います。
というか、後述する理由から間違いなくCellularを買った方がいいでしょう。

iPhoneとApple Watchを準備したら、ペアリングをします。このとき、Androidのメイン回線がワンナンバー(ナンバーシェア)対応であれば、SIMをiPhoneに移動して、ペアリング時にワンナンバーの契約を行っておきます。
契約が終わったらSIMをAndroidに戻します。iPhoneはWi-Fiにつないでおきましょう。

次に、iMessageの無効化をしておきます。iPhoneの設定 > メッセージからiMessageを解除して、念のためこのリンクに従って電話番号を入れて解除します。

Apple Watch(GPS+Cellular)ではAndroidに着信した電話を条件付きで受けることができます。条件は、iPhoneに接続されていないことです。外出時はこの条件をクリアしていますが、自宅でもiPhoneの電源を切れば受けることはできます。ただ、情報を見るたびに電源を入り切りするのはめんどくさそうです。なお、SMSは手元にあるかは関係なく、iPhoneに当該SIMが入っていて、電源が入っている場合にApple Watchに通知が行くようになっているので、Androidでは受信できません。

電話帳はGoogleアカウントの物をそのまま流用できます。

ここまで設定をして、Fitbitと併用してだいたい一週間使ってみました。
FitbitとAppleWatchを一緒に使って感じた便利ポイントとしては

  • セサミをスマホなしで解錠できる

  • 電話受けられる

  • 文字盤のデザインがよい

  • 心電図がとれる

  • Digital Crownが結構便利

  • GPSの測位が早い

  • 操作のなめらかさが段違い

  • ストリーミング音楽再生しながら、ランニングができる
    音楽~ランニング~ApplePay~電子錠オールインワンなのでAppleWatch単体でランニングOK

というのがありました。
セサミは家で使っている電子錠でしたが、LTE経由で解錠でき便利です。
電話については既に販売は終了していますが、ワンナンバーフォンでも良さそうです。
Fitbitと比較をして、Digital CrownのUIが縦スクロールを快適にし、画面のリフレッシュレートかタッチパネルの追従性の高さによって表示の快適さがありました。また、アクティビティ開始時のGPS測位がApple Watchは高速で、Fitbitは平均して1分ほど待たされる形になりました。

逆に難点です。

  • SMSを受けられない(iPhoneが必要)

  • iPhoneの電源入ってると電話が受けられない
    (たぶんCellularの電源を切ってる)

  • 収集したデータが分散する

  • 電池があまり持たない(充電時間短いので頻回でカバー)

iPhoneとの融合を優先しているので、若干通信部分に難は見られます。また、Fitbitを使っている人は、iOSのヘルスケアアプリとFitbitアプリで情報の分散があるでしょう。電池が持たないことに関しては、最近のFitbit Senseでいびき検出を有効にしておくと、1日通しての残量はApple Watchと同等になる感じがあります。

一方でApple Watchを買ってから、リングを完成させるのが面白くてウオーキングやランニングをする回数が増えたのは面白いことです。AppleWatchはお節介で褒め上手なので、やる気をそそられます。一方でFitbitは寡黙ですが、粛々と仕事をしてくれるので安心感があります。

ここまで書いて、結局筆者は友人よりAppleWatch Series 6の中古をもらい受けて、iPhone 8の中古と一緒に使っていますが、Fitbitのエナジースコアやいびき検出も便利だなあと思ったため、左手に常時Fitbit、日中は右手にApple Watchを付ける生活をしています。
Fitbitをお持ちでない方は、AppleWatchを是非買ってみてはいかがでしょうか。メイン端末がAndroidでも、以外と使えますよ。


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