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王道が無理なら、側道漫画家になればいい

昨日、生まれて初めて、自分の書いた漫画の記事に、読者さんからサポートをいただきました。本当にうれしかった。

これまでも漫画原作を書いて、企業さんからお金をいただくことはあったけれど、今回いただいた1000円は読者さんから。なんかもう、それが、何とも言えず特別に思えて…

もしこれがリアルなお札だったら、壁に貼ってずっと飾っておきたいくらい。この気持ちをずっと忘れたくないし、忘れちゃいけないんだろうなあ、と思ったんですよね。

本当にありがたかったです。

◇                ◇               ◇

今日のテーマは、今後、漫画家としてどう身を立てていけばいいのかについて。いろいろ思う所があったので、備忘録的に記していこうと思います。

で、突然ですが、私、「王道漫画家」に憧れていたんですよね。

ちょっと前だったら、漫画雑誌に投稿して、そこで受賞してとんとん拍子で本誌掲載→連載開始、みたいな流れでデビューするような人。今なら、SNSに掲載した漫画を見て声がかかって、漫画がコミカライズされるみたいな、そんな感じです。

そんなTHE 王道の土俵にあがって、大好きなラブコメを描いてみんなをキュンキュンさせるような、そうした漫画家に憧れていたんですね。ふふふ。



でもね……

これまでの人生、どう足掻いても、私の目の前に「王道」がひらけたことなんてなかった。(そもそも、ラブコメが描けないw)

ライターとしては、メディアにバンバン出て、バンバン仕事をとっていく人たちとは違って、ほそぼそ〜と誰もやりたがらないような強みを持って、これまでやってきたような感じですし

恋愛においても、私と付き合う人は決まって「女の趣味変わってるねっていわれるんだ」みたいな人ばかりだったんですよね。クラスで人気の王道アイドル女子を狙う人なんて、私には目もくれない。「側道女の人生」を歩んできたわけです。


そんな私が、今更、王道を歩めるなんてミラクルが起こる確率の低さたるや……。

でも、四十路にもなると、ここで思うわけです。王道になれないことを憂う暇があれば、「側道漫画家」を目指せばいいじゃない、と。誰もやっていないようなことを、がんがん提案していかなきゃ、と。

漫画という土俵には、才能溢れる漫画家さん達がひしめきあっているのだから、私は、もっと斜めの企画を持っていって、漫画を描いて身を立てる場所くらい自分で探さなければいけないんじゃないか、と。

そういや、ライターとしては、編集者さん書籍の企画をがんがん提案して、それこそ千本ノック状態で、これでもかあれでもか、とアピールしまくってきたわけです。それなのに、漫画を描くようになった途端、そういうことを一切しなくなっていた不思議。「クリエイターとはこういうものバイアス」だったのかもなあ、と思いました。

具体的には、下半期に向けて、こういうことをやっていこうかなあ、と思っています。

・今、Twitterで連載している漫画を今年中に電子書籍化する
・めちゃコミさんと、漫画以外のメディアにも企画持ち込みをする
・これまで出会った漫画以外の編集者さんに、がんがん企画書を作成して、漫画を使った書籍のアピールをする
・その際、知名度がないので、著者さんが別にいてもいい。むしろ、識者の提案まで込みで企画書作成する

といったことくらいは、やっていかなきゃだめって思うんですよね。

実は、もうすでに一つ企画があって。。
これが実現したら、きっと、幸せな夫婦が増えるんじゃないかなあ、と思える書籍の企画なんですよね。

がんばろう。楽しもう、漫画道。
















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