【音楽】BUMP OF CHICKEN概論

すずらんです。
好きなもの、人について熱く語ることを最近では「推し語り」と言うみたいですね。細々と推し語りしたいと思います。

今回は、ずっと好きなバンド「BUMP OF CHICKEN」について。多くのファンがいて、ネットでもたくさんの推し語りがされていると思うので、私が思う、このバンドの推しポイントを3つ語ります!

BUMP OF CHICKEN(以下BUMP)の推しポイント
①時をこえて寄り添うスルメ

アルバム発売の日を楽しみに待つ
→CDショップでゲット!
→家に帰って聴く!!

→歌詞は深すぎるしメロディも今までのBUMPと全然違うし、なんかよくわからないなあ(少しがっかり)。

(1週間後、ふとした時)
もしかして、あの歌のあの部分の歌詞ってこういう意味だったのか…!
→(再度聴く)よく聴いたらメロディもいいじゃん!他の曲ももう一回、アルバム通して聴いてみよう!

(1か月後、ふとした時)
もしかしてあの歌のあの部分の(略)
(数年後、忘れた頃)
もしかしてあの(略)

ってことがよくあるんです。BUMPは歌詞が深いとよく言われますが、深すぎてすぐにはわからない(情景が思い浮かばない、何のことを歌っているのかピンとこない)こともよくあります。それでも、知らないうちに私の暮らしに寄り添ってくれていて、ある経験をしたときや、ある感情を抱いたとき「これか…!」となるんです。一度聴いただけではわからなくとも、聴くごとに違う味わい方ができる、スルメのような曲(失礼?)だと思います。

聴くたびに感じ方が変わるのは、聴く側が子どもから大人になっていく過程で見えるものが変わっていくからでもあると思います。そういう意味でも「時をこえて寄り添う」曲だと思っています。

また、人によって見え方や解釈が様々なのも面白くて、古典の授業みたいだなとも思います。

②個人的だけど普遍的

「解釈が様々」の例として「ベル」という曲をあげてみます。以下、歌詞が間違っていたらごめんなさい。

♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪

耳障りな電話のベル
「元気?」って尋ねる君の声
僕のことなんか 一つも知らないくせに
僕のことなんか 明日は忘れるくせに
その一言が 温かかった

♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪

サビの一部です。以前カラオケで歌ったら「君って誰のことだー?ヒューヒュー」と野次られました(笑)恋愛ソングだと私もずっと思っていました。
しかしある時ネットで

「この曲はバンドが売れてきて、藤くん(ボーカルで作詞作曲の藤原基央さん)が周りの心ない声をたくさん受けて人間不信になった頃、心配してくれた人のことを歌った曲」

という記事を目にしました。出典は不明で真偽はわかりませんが、確かに恋愛に限らなくてもいい曲だと思います。素直に人を信じられない中、誰かの優しさが嬉しかったこと、あるなあと。そう思うと、今までのそんな思い出や、人の優しさが尊く思えてくるんです。

藤くんは以前テレビで「基本的には自分が経験したこと、感じたことを歌詞にしている」と言っていました。個人的でありながら、多くの人の人生の様々な場面に寄り添う普遍的な歌詞と、その情景を演出するメロディも魅力です。

ちなみに、BUMP公認のラブソングは3曲しかないと言われているようですが、ネットで調べるともう少し、実際は10曲くらいあるそうで…。まあ、これもいろんな解釈があっていいと思いますし、人と人のつながりや、誰かを想うことってのはなにも恋人同士に限らないですよね!

誰かを想うことを歌った曲以外にも、「あなたは頑張ってるよ」と寄り添って応援してくれる曲や、人とのつながりの尊さを改めて感じる曲なども多くあります。また別の記事で、私なりの(個人的でしかない)ハッシュタグでそれぞれの曲を紹介したいと思います。

③メンバー思い、ファン思い
・藤くん(藤原基央 ギター・ボーカル)
・ヒロ(増川弘明 ギター)
・チャマ(直井由文 ベース)
・ヒデちゃん(升秀夫 ドラム)
の4人のメンバーは、幼稚園からの幼なじみでとにかく仲良し。ライブのMCもほっこりします。藤くんから3人のメンバーそれぞれに贈られた曲があって、その背景を知ると感動も倍増です。

今まで何度かライブに行きましたが、MCが優しい。チャマが「ライブは何度もやってるけど、毎回、一度きりのつもりでやってるからね!」と毎回熱く宣言して始まります。「体調悪い人いないですか?いたら周囲の人助けてあげてね」と藤くんが優しく気遣い、ヒロはたどたどしく(笑)、観客席からのコーラスを誘う役です。ヒデちゃんは、ライブではしゃべらないというルールを自分で課してる…でもマイクを通さず「みんなありがとー!」って最後に叫んだりします。
なかなかチケットがとれないバンドですが(私もほとんどは当てた友達と行きました)最近はライブDVDをツアーの度に出していて、直接来られないファンにも音楽を届けようとしています。
雑誌のインタビューやライブでも彼らはよく話していますが「自分たちの音楽を、聴いてくれる人に届ける」ことに一生懸命なバンドです。その職人気質、お客さん思いなところにも憧れます。

長くなってしまいましたが、以上、概論(偏見に満ちた、個人的推し語り)でした。今度は曲ごとに記事を書き、推し語りしたいと思います。ここまで読んでくださり、ありがとうございました!

※興味を持った方は、BUMP OF CHICKENのYouTubeチャンネルをぜひご覧ください。ステイホーム期間で過去のシングル曲のMVなど多数アップされています!