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クラカメに想う

みなさん、お疲れ様です。
7月です。いきなり暑くなって
来ました。
蒸してるとシュウマイか何かに
なった気分です。

今日、持ってるのはフィルムカメラ。
Zeiss Ikonのコンテッサ35と言う
カメラ。

薄いけどズシリ

1950年に発売された、クラシック
カメラです。
蛇腹式って分かりますかね?
伸縮するので、しまう時はこんな
コンパクトになるんです。

コレだけ見たらカメラに見えない

革のケースの上半分を開けると、
こんなです。
ここのポイントはロゴの下にある
丸いヤツ。コレは三脚固定用のネジ穴
なんですが、ちゃんとネジ蓋が付いて
います。今、中古で売られているもの
のほとんどはコレが紛失してる。

機能に影響は無いけど、外観の美し
さが…。ハイ、ほとんどビョーキです。

そして、前蓋を開けると、メカメカ
しくも造形美溢れるレンズとレンズ
シャッター、ピント調整ユニットが
出て来ます。
変身ロボが好きな子供と変わらない
かも。^^;

カッコイイよなぁー

デジタルカメラには望むべくも無い
このカッコ良さ。(笑)
横にあるだけで、カフェのコーヒー
なんかが、一層美味しく感じてしまう
ほどです。やはりビョーキ。

写真手前、上に露出計窓

しかも、このカメラ、カッコもいい
けど、露出計が付いているんですよ。
明るい外ではこうして窓を閉めた
状態で測光します。
窓の上の真ん中に小さく緑色の
マークが見えているのがミソ。

露出計窓

暗い室内などでは、こうして窓を
開けて測光します。
アバウトでしょう?ですが、気に
しない。
1950年代のカメラマンの勘を補助
する最新技術です。
あくまでも機械は従なんです。

そして、窓の上に緑と黒に塗られた
ダイヤルがありますが、窓を閉めた
状態の測光で、緑のマークが見えてる
時の値はこのダイヤルの緑部分を見て
、窓を明けて測光する時は、さっき
の緑マークは見え無くなるので、
ダイヤルの黒部分の指標値を読む。
と言う。アタマのボケ防止に丁度良い
機構になって居るのですよ。

レンズは当時、Zeiss最高峰の切れを
誇ったTessarが付いています。
って、別に今のクレーマーみたいに
キレませんけど、良く写ります。

その気になればストロボも使えます
。Godoxから出ているレトロストロボがピッタリ似合う。

LUNAちゃんはzfcで使ってる


ストロボじゃなくても、いまは
小さくて光量あって色温度も調整
出来るLED照明があるし、いいです。
ストロボ使って日中シンクロすれば、
普通〜に撮影出来る。

モデル Tokky   Kodak proimage100

ピント合わせは楽では無いけど、
老眼にムチ打って、まぁ、問題無し。
特に明るいところなら苦労は無い感じ
ですよ。
シャッターはレンズシャッター。
「チッ」と言う、少々頼りない音が
しますけど、この見かけに相応しく
嫌な感じはしません。Z9でこの音が
した時はコケそうになったんだけどね。ヒトのイメージって不思議。

Model Ange

70年も前のカメラですけど、現役
で機能しているワケで、デジカメの
寿命を考えるとウソみたい。
フィルムも高くなったけど、使える
ウチに使いまくりたいと思ってます。

こう言うカメラ。面倒くさいけど、
眺めて、いじって、撮影して。どれも
面白いですよ。私は。

アナログとデジタル

って、人によるか?(笑)
堂々とオススメしてはいけないカモ。

ここのところ、他人のわがまま、
配慮の無さとか、ギスギスした細
かい人間関係やらで、気分も時間も
振り回される事が増えた日常。
少しの気遣いが出来ない。察せない
ってのは人間として未熟です。
大抵そう言うやり取りの媒体は
スマホ。便利なんだけど、クラカメ
とスマホ並べてみた。

この2つのモノの間には70年と言う
時間の隔たりがあるんですねー。
時を超えた出会い。と言うか、時の
流れと言いますか、クラカメなんて、
スマホアプリの1個分の機能も無い
んだけど、気持ちが豊かになるのは
クラカメ。
なんでしょうね。細かい事より見失っ
てはいけない大きなモノを忘れかけて
無いか?
と言われてるような気がしましたよ。

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