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新製品紹介.1-SAMYANG 75mm F1.8-

みなさん、こんにちは😃
カメラ用レンズ、用品メーカーの
ケンコートキナーさんで写真教室を
やっている訳ですが、ケンコートキナ
ーさんはZeiss、Lensbaby、Samyang
等の海外レンズの代理店でもあるの
です。
そんな訳で、発売前の新しいレンズが
お試し出来たりしちゃいます。

今回ご紹介する、SAMYANGは
韓国のメーカーで、シネレンズ
なんかかなり頑張ってるみたい。

以前、AF85mm F1.4と言うレンズ
を発売して、写りはいいけど、
被写体迄の距離でピントが変わる。と
言う癖のあるレンズだったので、
AFはまだまだかなぁ。とか、レンズ
フードを締める時、クリックが無くて、使い難い。なんて思って言って
たんですけど、85mmの2型と言っ
たらいいのか、マイナーチェンジ版
と言ったらいいのか、今売られている
新タイプはこの辺りがしっかり修正
反映されていて、ビックリです。

そして、今回、5月26日発売予定の
75mm F1.8 Fujifilm Xマウント用
を試し撮りしました。

Model Asami

カメラはFujifilm X-T4
モダンで抜け良くコントラストも
解像もヨシです。
AF(オートフォーカス)も静かで
速い。
オマケに軽量、(257g)コンパクト
、レンズは9群10枚、絞り羽9枚。
3枚の低分散レンズと2枚の高屈折
レンズを使っていてかなり贅沢な
作りです。

Tokina Samyang Fujinon

TokinaとFujinonは58mmです。

F1.4/F1.8/F1.2

大きさの比較ですが、レンズの口径は
流石に明るさに比例してますね。
フジはセンサーサイズがAPS-C
ですので、所謂フルサイズと言って
いるセンサーに換算すると、56mm
は約85mmの画角。75mmは112mm
の画角となります。
つまり、ポートレートなんかを撮る
のに最適な中望遠レンズ。と言う訳
です。
フルサイズだと、85mm、90mm、
105mm、135mmと言うのが中望遠
で多いラインナップなんですが、
112mmってねぇ。面白いトコを
突いて来たなぁ。ってのが率直な
感想です。

このくらいの焦点距離のレンズに
なると重量も結構重くなって来る
んです。なんせ、ガラスの集まりに
それを納める鏡筒、つまりはレンズ
のボディが金属だったりしますので。
確かに、金属の方が造りは良い様に
思いますが、このSAMYANG、鏡筒に
エンジニアリングプラスチックも
使って、軽量化してるみたいなんです
が、作りとデザインからか、チープ
さはまるで無くて、洗練されてる
くらいの印象を受けます。
特にピントリングに刻まれている
模様は滑り止めとしてもかなり優秀
です。

ピントリングの模様

赤いラインは思ったほど目立たない
けど、それが返って嫌味無くシンプル
な仕上がりで好感が持てます。

レンズフード無し

レンズの反射を見るとSAMYANG
オリジナルのウルトラマルチコー
ティングがされているのが分かります。
なかなかの気合いの入ったレンズです。

フード付き+customスイッチ

フードを付けてもバランスいいし、
しかも、customスイッチなるもの
が付いています。
コレは動画で使う機能ですが
プリセット絞りをセットしておいて
フォーカスリングを回すとボケを
スムーズに演出出来る。ってヤツ
ですね。確かにピントリングは
スムーズで音もしませんから、動画
撮影もかなり意識した作りになって
います。
この軽さ、ジンバルに付けるのも
もちろん折り込み済みでの設計みたい。
しかも、防塵防滴ですよ。
そして、肝心の写りですけど、

背景布使って撮影

背景布とモデルさんを1.5mくらい
離して、絞り開放で撮影してみました。
モデルさんはシャープにドレスの模様
もきちんと出ていて、背景のボケが
自然。中望遠でも105mmとか長めの
レンズに感じられる立体感が出て
いて、凄く使い易いレンズだと
結構、気に入ってしまいました。(笑)
しかも、コレお値段も手頃みたい
なんですよね。

フジユーザーでX-Transセンサー
搭載機種を使ってる人は一度は
試してみる価値アリだと思います。

回し者でもなんでもないんですけど
いいモノたまたま使ってしまった
ので、ちょっとご紹介。でした。

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