見出し画像

あなたにとって、なーに?part2

BDSMについて書いてきましたが、SMクラブとは、

これらの行為をバーチャルで楽しんだり、追究する場所です。

恋人や奥様に性癖をカミングアウト出来ずにいらっしゃる方、気軽な気分でいらっしゃる方、長年性癖に悩み、相談にいらっしゃる方・・・多くの方々がSMクラブを利用します。

認知されてきたとは言え、SMに対しはまだまだ偏見も強いでしょう。それは、S行為、M行為に潜む感情を踏まえず、鞭や蝋燭の部分だけが切り取られて伝わっているからでしょう。深くを知れば、表現が異端なだけで、真理は誰もにある感情に過ぎないことに、気付かされます。

SとMは、お互いが満たされている共生依存。

Sは自分の存在意義をすり込もうとし、Mは自分の存在価値を確かめようとします。

満たされている共生依存、SとMの最高なる状態かもしれません。永遠に満たされたまま、現世を終えられれば、永遠の愛を手にすることが出来るのでしょうか。

改めて、

あなたにとってのドミナと言う存在、BDSMとは何ですか?

あなたたちがドミナに癒されてきたように、私も彼女らの存在に癒されてきました。彼女らは私の宝石であり、ラ・シオラは私の宝石箱でもありました。

マテリアルで言えば、ヨーロッパで見つけた物、街中で感性にフィットした物を持って帰り、時間をかけて収集した物。術で言えば、失敗を繰り返す中で最良を見出だし、学んだもの。

ラ・シオラと言う箱は、最初はヤスリもかかっていないただの木箱だったけれど、内々だけには立派なベルベットを敷き詰めておくのを忘れなかった。その上には、ドミナという様々な原石が常にちりばめられていたから。

彼女らが研磨され、輝きを放っていくのと平行して、木箱の外も磨かれ、漆を塗られ、細工が施されていった。

このように宝石箱の片鱗を成してきたのです。


お店と言うものは、消費者にとって通り過ぎるもの。長い人生の中で、誰かがちょっぴりの時間、足をとめるだけのもの。だけど、店主やそこに関わる者にとっては、最大限の思いと工夫と愛情が詰まっているもの。

あなたが今日履いていた靴はどちらでお買い求めになったの?あなたが今日ご使用なさったフォークはどちらで?あなたが今、手になさったハンカチは?ペンは?

記憶に残らないお店だってあるでしょう?だから、たった一瞬、誰かの目に留まり、記憶の片隅に残ればそれで上々。もし、あなたの記憶の片隅にラ・シオラのドミナがいらっしゃったなら、大変嬉しく存じます。
一瞬であれ、素敵なお時間をお過しいただけたのなら。

ドミナとは、私の宝石であり、有意義な時間の共有の可能性です。

そしてBDSMとは?

未だ言葉では明確なこたえを見出だせぬものではございますが、
核は感性と私自身の生き方の奥深くに根付いているようです。私の中に棲息する何かです。逃げ出そうとしたり、嫌になったりしたことも。だけど、自分の外部のものではないから切り離すわけににゆかない。カオスの中で感じる。

結局、魅せられている。本能が。

では、何故人はSになるか?Mになるか?
私なりの核心がございますが、この物語はそのうち。

続きます。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?