浦島太郎伝説

 浦島太郎伝説
 浦島太郎は、日本人なら小さいときから何度も繰り返して聞いたり、読んだりしたことだろう。浦島太郎は、ある日子供達に苛められている亀を助けた。そして、助け高めに出会い、竜宮城に案内された。竜宮城には乙姫様という小そう美しいお姫様がいた。そこで、素晴らしいご馳走を頂き、魚たちの舞を見たり、音楽を聴いたりして過ごしていた。別れの日が来他時、乙姫様から「玉手箱」という小さな箱を貰う。
 乙姫様が言うには、玉手箱の中には浦島太郎が竜宮で過ごした「時」が入っていると言う。玉手箱を開けずに持っている限り、浦島太郎は年を取ら図に、今の若い姿のままでいられると言うのだ。玉手箱を開けると、「時」が戻ってしまうので、絶対に開けてはならないと言われた。浦島太郎は、乙姫様に絶対に玉手箱を空けないことを約束して、生まれ故郷に帰って行った。
 生まれ故郷に帰ると、今まで見ていた景色とは全く違うし、友達も知人も親戚も見当たらない。途方に暮れた浦島太郎は、乙姫様の言葉を思い出した。この玉手箱を開けると、「時」が戻ってしまうと。浦島太郎は、「もしかしてこれを開けると、自分が暮らしていた時に戻るのでは」と思い、開けてはいけないと言われていた玉手箱を開けてしまった。すると中から、まっ白い煙が出てきた。玉手箱の煙が薄れて、煙の中から現れたのは髪の毛も髭も真っ白の老爺になった浦島太郎だった。
 この話の教訓は、「約束を守ることの大切さ」と「約束を裏切らないことの大切さ」である。浦島太郎が約束を守って玉手箱を開けなければ、裏切りへの応酬として煙を被ることはなかった。だから、一気に年を取ってしまったのだ。
 約束を守り裏切らないことの大切さは、人間と人間の間だけではない。人間とペットの間でも大切だし、国家間でも大切である。そのために、守るべき国際規約がいろいろとある。結局は、約束を守ることが、自分を護り、国を護ることになる。
 

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