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2024/8/4(日) エルムS 回顧

札幌ダ1700m(右) 曇 稍重

ペイシャエスが3度目の重賞制覇。昨年同レース8着の雪辱を果たした。


レース概要

ほぼ全馬揃ったスタートを決めるが、2ユティタムが若干躓く。

7ミトノオーが促されながらハナを主張。10ドゥラエレーデが続いて2番手。内から4ナチュラルハイが3番手。その外に9ペイシャエス、さらに外に12テーオードレフォン、14プロミストウォリア。先行争いは激化せず、先団が固まって最初のコーナー。

隊列決まってミトノオーがハナ。ドゥラエレーデが半馬身差で2番手。1馬身差でナチュラルハイ、ペイシャエス、テーオードレフォン。その1馬身後ろにプロミストウォリア。

2馬身後ろに単独7番手で1フルム。
3馬身差で外から13ベルダーイメル、6サヴァ、2ユティタム。
2馬身差、外3ヴィクティファルス、11タガノクリステル。
外から8シルトプレ、5ホウオウアマゾンらが2馬身差で最後方。ポツンと最後方だったシルトプレは向こう正面入口から徐々に位置を押し上げる。

1000m通過は1:01.2。

3コーナーカーブでは、ミトノオーのリードはほぼなくなり、ドゥラエレーデが外から並びかけ、さらに外からテーオードレフォンも差を詰める。

4コーナーカーブ地点で、最後方だったシルトプレは中団馬群の外に位置。プロミストウォリアは先行集団から脱落。

直線向いてドゥラエレーデが先頭に。内からミトノオーも食い下がるも外からペイシャエス、ミトノオーらが脚を伸ばし、4番手後退。
大外からシルトプレが伸びてくるも、先団3頭の脚色鈍らず後続馬群は差を詰め切れないまま。
先頭に立ったドゥラエレーデを外からペイシャエスがクビ差で交わして1着入線。テーオードレフォンは3着になだれ込み、大外から猛追したシルトプレは4着まで。

ラップ

6.9-11.5-12.5-12.4-11.9-11.9-11.9-12.3-12.7 1:44.0 ミドルペース

逃げ宣言のユティタムは躓いて逃げられず。ミトノオーがすんなりハナ、それに先行勢が続く形で先行争いは激化せず。ミトノオーの作るペースで流れず中盤向こう正面入口から11.9秒が連発。スロー寄りのペース。

ゴール前直線は北風の向かい風(5m/s)、稍重の馬場ということもあり、かなりの前有利傾向。

各馬短評

1着・ペイシャエス

スタート若干躓きかけるも出脚の速さでリカバリー、好位へ。隊列決まりナチュラルハイ、プロミストウォリアの2頭間に挟まる形で道中追走。3コーナーカーブから押してムチも入れつつ、先行集団には食らいついたまま。直線に向き、残り200mあたりで狭い進路をこじ開けるようにして脚を伸ばし、前にいた3頭らを交わし1着。展開利もあるが先団に取りつきながら36秒台の上がりを出せており好内容。ギリギリまで風を受けにくかった位置にいた影響もありそう。

2着・ドゥラエレーデ

五分のスタートから促しつつ2番手。道中はミトノオーに外からマークする形。リズムよく進めていき、3コーナー入口あたりでミトノオーに並びかけていき先頭。直線向いてじわりと脚を伸ばしていき、一度は先頭に。後ろから来たペイシャエスに交わされ、クビ差2着・展開利も強い内容。

3着・テーオードレフォン

スタート五分。若干押しながらも無理にハナは主張せずに外3番手。道中はスムーズにリズムよく追走し、3コーナーカーブで先に先頭に並んだドゥラエレーデとの差を詰めるも並べず。後方内からペイシャエスに若干接触される形になりながら、内で粘っていたミトノオーを交わして3着。道中スムーズに好位で運べていたことが大きく展開利。

4着・シルトプレ

スタート後出しては行かずに控えて最後方。間が空いていたが向こう正面から徐々に位置を上げていき、3コーナーカーブ時点では後方馬群の外。大外を回して4コーナーから直線。一気の追い込みで脚を伸ばし中団馬群の馬たちを交わしていくも前3頭には追いつけず、内で粘るミトノオーを交わして4着。稍重の馬場、流れなかったペースで前有利傾向にあったことを考えると評価できる内容。

5着・ミトノオー

スタートを決め、軽く促されながら行き脚の速さですんなりとハナ。競りかけてくる馬もおらず、道中は自分のリズムで運ぶも2着馬のマークを受ける形。直線に向き最初は先頭をキープしていたが2番手の馬に交わされ、内で食い下がり粘るも外から続々と交わされ、追い込み馬にも交わされ5着まで。マークを受けていた分苦しかったか。評価しにくい内容。

6着・ヴィクティファルス

スタート後押しては行かず控え、序盤首を上げて砂を嫌がる仕草。下げていき後方から2番手追走。向こう正面では外々で砂のかぶらない位置で徐々に位置を押し上げ。4角でも外々回す。中団馬群らを交わしていくも外シルトプレの脚色には劣り、内で粘るミトノオーは交わし切れずに6着。近走続いていた2桁着順を覆して健闘。砂を被らない位置でスムーズに運べ、自力の高さを示した。次走以降見直し可能。

7着・プロミストウォリア

大外から好位集団の外、後ろ。若干遅れながら追走していたが3コーナーカーブでは勝ち馬に並びかける絶好の手応え。4コーナーで外に持ち出すも直線では先団に置かれる形。脚も伸ばせずに外から追い込み馬2頭に交わされる。1年以上の長期休養明けということを考慮すればまずまずの内容か。

8着・ナチュラルハイ

好スタートから押しつつも行き脚ついて好位のイン。道中も絶好の位置でレースを運ぶが3コーナーあたりの勝負どころで外の勝ち馬と脚色の差が出始め3-4コーナー中間では置かれる形、4コーナーではムチも入る。直線内で粘るも伸びを欠く。道中完璧に運んでいただけに力負け。

14着・ユティタム

ゲートの中で落ち着きなく、スタートから躓き加減。逃げ宣言していたが位置も取れず、揉まれる形に。自分のレースができずに力負けではない。外枠、好スタートで見直し可能。







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