病院の仕事というもの3

営繕課という課は普段聞かない名称
でも、大変そうな印象を持つ二文字

今回は営繕課、こちらでは総務と関連性が高め
大まかにこの通り

リネン管理
衛生活動
産廃管理
困りごと解消
訪問介護輸送

営繕課は高齢揃いの課であり察するものがある

リネンとはシーツや寝具の事であり、洗濯や管理、患者のベッドの交換と結構な力技な業務
毎日変えるわけじゃないが、この作業は時間がかかるので、営繕課総出でのコンビネーションが必要

衛生活動はいわゆる清掃である
病院は患者皆がトイレが綺麗で清潔で広くて気持ちよく使える。その裏では懸命に清掃を行い綺麗にしてる方々がいる。それが営繕課である
他には院内外、敷地の清掃、ゴミ集め分別などあるが、やる事はシンプルなれど作業量は多い

産廃は皆が思う通りで汚れ仕事だ
通う病院が綺麗だなと思える時は誰かがピッカピカにしている

困りごと解消とは看護師達から総務にあがる前に病棟を行来している営繕課の保全担当が初期調査や初期対応する事である。金をかけずに修理するのは保全の基本であり、私も初期調査をしたりしている。セルフで直せるならホームセンターでアイテムを買って安く直す。だめなら見積を総務が取る
例としては車椅子修理、ライトが点かない、患者がコードを切ってしまった等、毎日困りごとは絶えない

訪問介護輸送はそのまんま、営繕課担当が休みだと私が代わりに代行している。車椅子を軽バンに乗せるのはかなり気を使うし、移動時も段差を避けたり、スピードを一定にする
普段患者と接しないのはずがこの業務は患者のツラミに寄り添う業務であり、かなり気を使う
シンプルに患者に何か起きたら大変だからだ

営繕課があるからこそ、患者、職員は快適に過ごせる。委託清掃してる会社も勿論あるが、自前で行い、職員がその姿を直に見るからこそ感謝され、より綺麗になり、些細な困りごとを未然に防ぐ事でつまらないトラブルも低減している。委託ではただやるだけの人材道具でしかない為それが叶わないのだ

嫌がる業務満載の営繕課、嘱託となった経験豊かな人生の先輩方のお陰で病院は衛生かつ清潔に守られている

次回は栄養課でつ

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