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vol.51〈代々木忠監督〉

今回は、エロの世界で私が最も尊敬する人、AV業界の巨匠「代々木忠監督」(以下、監督と表記)の話を少し…

2021年の夏に監督を引退された事は、まだ記憶に新しい出来事として私の脳裏に残っている。

私が監督の作品を見始めた若い頃から、他の作品には無い、本物のエロさが心の底から感じられる作品ばかり…という印象だった。

でも、それが何故本物のエロさを醸し出しているのかは、その時点では解らなかった。

しかし、それが理解出来た時、一気に監督のファンになった。

どういう事かを簡単に言うと…

一般的なAVは、わかり易く言えば男性がヌく為の作品を、演技によって作り上げられている、いわゆる「作り物」というもの。

それに対し片や監督の作品は、その場に居る女優の「エロさ」と、その女優の「素」を最大限に引き出し、それを映像としてどう収めるか?!…と言うことをコンセプトに作られている、いわば「作品」というよりも「完全ノンフィクション」というもの。

なので、驚く事に・・・なんと台本が無いのである!!

おそらく、監督の作品で台本が存在したモノは皆無に等しいだろう。

時間を気にせず、そして妥協せず、自然のままのその女優の極限のエロさを映し出すまで撮り続ける。

2日以上もの時間を掛けた作品も幾つか存在する。

それには、もちろん男優の協力無しで作る事は出来ない。

vol.34で紹介した、昨年末に私(当協会)とコラボして頂いた、あの伝説のAV男優の加藤鷹氏を始め、市原克也氏、チョコボール向井氏、佐川銀次氏、平本一穂氏、片山邦生氏、吉村卓氏、森林原人氏、等々の “代々木組” の面々!

このスペシャリストな男優さん達が居てこそ、その場に居る女優さんの素のエロさを引き出している。

そしてある日…

監督が立ち上げたアテナ映像という会社にも、世間の流れに乗り、ホームページが誕生した。

そこで翌月の発売予告作品を観ては、「早くリリースされないかなぁ~」・・・と待ち焦がれたものである。

そして月日が流れたある日、いつものように何気にホームページを見ていると、、、

なんと!
監督の講義がある事が掲載されていた。

参加条件は、カップル限定で、テーマは「女性のエクスタシーについて」という事だった。

ブログを書いている人は、出来ればそのブログに載せて欲しい…というのも条件に入っていたと記憶する。

私は直ぐに申し込み、当時の彼女と一緒に東京のアテナ映像の本社へ行く段取りをした。

当日を迎え、はしゃぐ気持ちで東京へ向かった。

会社の会議室には、監督のファンと思われるカップルさん達が8組ほど参加していた。

監督の話は、身体と脳のメカニズム、お互いから発せられる波長、男性と女性のオーガズムの違い、等々、エロい話ではあるものの、とても奥深く難しい話でした。

「この人は、AV監督じゃなく、仮に他の業種であったとしても、絶対にその世界で成功している人なんだろうな〜!」
という印象だった。

改めて女性のオーガズムの奥深さを知り、ホントに今日は来て良かった!

と、他の方々と談笑している時、突然入り口のドアが開いた。

肩にカメラを担いだ男性、長いタイプのマイク持った男性、レフ板を持った男性、そしてその人達を引率する男性が、突如として会議室に現れた!!

なにごと???

と思ったが、引率をしている男性が主旨を説明をしてくれた。

「皆さん初めまして。石岡正人と申します。私は今、代々木忠監督のドキュメンタリー映画を撮っています。そこで、本日このような講義があると聞いて、一般の人達が監督に対してどういうイメージを持っているか?を語ってもらおうと思い、サプライズ的にやって参りました。」

と、ランダムにインタビューをし始めた。

生憎、私にマイクを向けられる事は無かったが、私の彼女がインタビューされた!

合計5人ほどの参加者がマイクに向かって監督のイメージを述べた。

「ありがとうございました。しかし、今のシーンを必ず本編で使うという保証はありませんのでご了承下さい」と言い残し、石岡正人監督はその場を後にした。

数ヶ月後、アテナ映像のスタッフさんから、その映画の試写会の案内が届いた。

作品名は、「YOYOCHU SEXと代々木忠の世界」

もしかしたら彼女が映画に出ているかもしれない!と思い、再度東京の銀座の映画館へ向かい、試写会を観させてもらった。

残念ながら、あの時の会議室でのインタビューは全カットされていた(;_;)

しかし、監督と、監督が率いる「代々木組」の名だたる男優さん達が、舞台上で挨拶をしてくれた。

もう13年も前の事だが、あの出来事は鮮明に覚えている。

笑福亭鶴瓶さんや田原総一朗さんも、監督のファンである事を公言している。

監督!!

もう一度、メガホン握ってくれないかなぁ(^^)

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