ついてない日


これはコロナで世の中の色々な制限がまだまだ厳しかった頃。
私の会社でも出社の制限が厳しく、週に3〜4日は在宅勤務の日々が続いていたが、それは私にとっては仕事終わりにホットヨガに行けるという大きなメリットがあった。

その日は久しぶりにエクササイズ寄りの強度高めのレッスンを受講。
いつもよりスタジオの温度が高くて暑いなぁ、大丈夫かなぁ、と思っていたところに現れたのは、なんと、小学校以来の同級生。
当時のクラスメイトがインストラクターになり、十数年ぶりの再会をなんとこのホットヨガスタジオで果たすことに。

ただ、この時はまだ言葉を交わすタイミングがなかったので、レッスン中は「本当にあの子だよね?」とか、「私の近くに教えに来た!」とか、頭の中で色々考えてしまって、ヨガ本来の瞑想や雑念を手放すという考え方とは程遠い、ひどい集中力のままレッスンが進んでいった。

きついメニューを何とかこなした後、その友人とは無事に話をすることができ、1年前くらいからインストラクターをやっていることなどを聞いた。今後顔を合わせても会話ができる。そんな程よい関係になれた。

その後ルンルンで帰っていたら、油断した。
帰り道の下りの階段が雨で濡れてるのに気づかずツルッ…

ヒヤッ…と思った頃にはもう時すでに遅し。
ド派手にコケるという失態、色んな意味でイタい。
転んだときに誰も人が見てなくて良かったと思う気持ちと、お世辞でもいいから「大丈夫ですか?」と言われたかったという両方の複雑な気持ちを抱きながら10秒ぐらい地べたに座り込んでいた。

こういう時に限って家族は外出中なのでトボトボお弁当を買って帰る。その道中で何度か水溜りに水没して靴が染みる。ハァ

やっとの思いで風呂洗濯をしてぼっち飯を済ませる。

明日はいい日になりますように。
おやすみなさい。

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