大学受験における文理選択~文系から理系の大学に入学した話

最初に文系を選んだ理由

 私が最初に文系を選んだ理由は2つあります。1つ目は、文系科目が得意であり理系科目が苦手なことです。これは、文系を選んだ人の大多数の人が思うことであると思います。
 2つ目は、将来やりたい仕事が文系からでも就職が可能であったことです。私は、将来プログラマーやシステムエンジニア等のIT系の職種に就きたいと考えていました。高校1年時の進路面談では、先生から「そういったIT系の職種だったら文系からでも行けるよ。」と言われたので文系を選ぶ要因の一つになりました。

なぜ理系に?

 理系の大学を受験しようと思ったきっかけは、文系の情報系学部が少なく、大学の講義内容に興味を持てなかったからです。当時、受験を考えていた大学は群馬大学社会情報学部、静岡大学情報学部社会情報学科、専修大学ネットワーク情報学部、東洋大学総合情報学部等です。これらの文系の情報系学部はグループワークが多かったり、大学の講義内容も文系寄りの内容が多く含まれており、興味があまり持てませんでした。
 また、国立大学は上記の2校で充分ですが、私立大学を受験するにあたって、挑戦校、実力相応、すべり止めの大学を合わせて5~10校程度受けなければなりません。そこで、私の志望する情報系以外の学科を受験する必要がありました。文系の学科は、法律、経済、経営、文学、史学等がありますが、この勉強は将来何に役立つのだろうと疑問でした。もちろん興味がある学科(史学科、地理学科)もあります。しかし、大学で学んだ内容が仕事に結びつく未来が見えなかったのです。とりあえず、有名な大学に入るために入学難易度が一番低い学科を選ぼうと考えたりもしました。こんな考えから、何のために大学に入るのかが分からなくなり、ただ理系科目が苦手で文系に来たことを後悔しました。正直、文系を選んだ理由は有名大学に入り、見栄を張りたかっただけなのかもしれません。 

理転してから大学受験まで

 理転した時期は、高校3年の4月でした。国立文系志望だったので、数学と理科基礎は勉強していましたが、数学に関しては壊滅的でした。とりあえず理系の大学を受験できるように理系科目は生物を選びました。理系ならほとんどの人が物理化学を選択しているはずなので、私は似非理系ですね。数学も苦手ながらも数1Aから数3までマセマ出版の参考書で勉強しました。
 受験の結果として情報科学系の学科と電子情報系の学科が受かり、就職がよさそうな電子情報系の学科に入学しました。

大学に入学して

 物理化学は高校時代全く勉強していなかったので大学の授業についていけるか不安でしたが、習熟度によってレベル分けがされていたので大丈夫でした。やはり理系科目が苦手であっても興味がある学科を選択してよかったと思います。

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