霊能力を鍛えてみたい人へ

はじめましての方ははじめまして。こんにちはの方はこんにちは。
胡散臭い占い師のひのさき唯です。
2024年の目標の一つは、noteをちゃんと書き続けることです。2023年は早々に挫折しましたので……。

というわけで、今回のnoteなのですが、前々からTwitterで書いてみたいと思っていた『霊能力について』というテーマで書いてみたいと思います。

ご存じの方はご存じだと思いますが、2023年に『霊能力通知表』という占い企画をやりまして。
皆様の霊能力の得意不得意を占う、ということをやらせていただきました。
ご応募いただきました方は多種多様。
霊能力者として活動している方、なんとなく霊感があるよーという方、いやいや零感ですという方、等々。
それぞれの方に合わせて「こんなことをしてみるといいですよ」というアドバイスも併せてやらせていただいたわけですが
「私零感だと思ってたけど、才能があるなら活かした方がいいよね!」という方がやはりいらっしゃるわけですね。
もちろん、霊能者として活動するきっかけって何になるかわからないので、今回の企画を活用していただけるのは嬉しいんですが
霊能の世界って、無防備に突っ込んでしまうと危険な世界であることは、やはり事実なわけです。

じゃあ、何に気を付ければいいの?
何を知っておけばいいの?

ということを、私なりにまとめてみたので、霊能力について興味のある方はぜひ読んでみてくださいね!


【そもそも霊能力の活用とは】


霊能力者と言われると、悪霊を祓ってポルターガイストを止めたり、遠く離れた土地での出来事を視たり……というのを想像するのではないでしょうか?
もちろん、そういった「いかにも霊能者」みたいな能力を使って活動する霊能者さんもいらっしゃいますが、世の中には霊能力を使っているという自覚を持たないでお仕事をしておられる霊能者さんも多いように思います。

最たる例は芸術家さんだと思いますね。
漫画なんかを読んでいると、「キャラが勝手に動く」みたいな話は時々聞きますが、あれも霊能力の一つと言えば、そうだと思います。
また、アーティスティックな仕事だけではなく、実務的な仕事でも霊能力を発揮している例は多くあります。
刑事の勘とかいうのはよく聞きますよね。
その他にも、士業の知り合いが「書類上のデータの改ざんの個所が、においで分かる」と話していたのですが、あれも一種の霊能力だと思います。

様々なジャンルで霊能力を発揮して活動している人たちの共通点は「自分が興味のあるものについて、ひたすら観察して、集中している」かと思います。
霊能力を占いに活用しているタイプの霊能者は、人を見ることに興味があるでしょうし、
料理を通じて霊能力を発揮している方は料理に、漫画を通じて霊能力を発揮している方は漫画に、医療を通じて霊能力を発揮している方は医療に、それぞれ興味があるのだと思います。

ここまで書けば察しの付く方もいらっしゃるでしょう。
霊能力を発揮するための一番確実で効果的な方法は、「自分が興味があることをとことんやる!」です。
そして、霊能力を活用するということは、必ずしも霊能者という看板で活動をすることではなくて、
自分の興味のあることに、より高いクオリティで、より快適に、より楽しく取り組んでいくことだと思います。

ちなみに、そんなキレイゴト聞きたくねえ。俺は霊能者らしい霊能者になりたいんだよ!という方には
占い、瞑想、武術をやることをお勧めしております(私は武術はやっていませんので、多くは語れませんが

【チャネリングと除霊は本格的にやると危険が伴うから気を付けてね】


霊能力を鍛えるためのハウトゥみたいなものは語れますし、機会があれば語りますので是非やってみていただきたいのですが、
その中でも、やや注意が必要なのがチャネリング。本格的に注意が必要なのは除霊かと思います。

チャネリングは、タロットやオラクルカードを使ってメッセージを受け取ったりするぐらいならまあ安全かと思うのですが
ある程度自由にチャネリングができるようになってしまうと、ちょっと危険が出てくるように思います。
チャネリングができるようになったばかりの新米霊能者は、右も左もわからない新卒就活生のような存在です。
何も知らないし、初めて就職した会社(霊存在)のカルチャーをスタンダードだと思い込むので、格好のカモなのです。
新卒就職ブラック企業、普通にあります。常識が捻じ曲げられちゃうのでその後がすごく大変です(私はすごく大変でした

あと、除霊は基本的に自分を守るに留めておいた方がいいでしょう。
マジでヤバそうな件に首を突っ込むと、本当にシャレにならなかったりするので……。

【霊能力がうまく使えない時】


霊能者の能力を一番妨げるのは、霊能者自身が持っている妄想や偏見です。

霊能力を扱うことにある程度慣れてきても、やらかすことはあります。
皆さんも、恋愛や人間関係についてはちゃんと視ることができる霊能者が、政治なんかで明らかに間違っているトンデモ言説に飛びついているのを見たことがあるかもしれません。
私はあれについては、「自分の霊能力を過信しすぎて起こる現象」だと考えています。

占いや相談業に霊能力を活用している霊能者の多くは、恋愛や人間関係については、十分に知識や経験があるからフラットな目線で見ることができるので当たるのですが、
自分の知らない分野については憶測で語るしかないので、偏見が混じってしまいます。
……でも霊能者自身は正確な霊視と憶測の区別がなかなかつかないので、恋愛について当てられるから知らない分野についても全部当てられると思い込んでしまうのですね。

霊能を扱うときは、常に自分の妄想や偏見が自分の霊能力に影響を及ぼすことに注意しなければいけません。
ここまで書けばやはり察しの付く方もいらっしゃるかと思いますが、
感情的になっているときに発動した霊能力については、持ち帰って二度三度と内容を精査しなければいけません。
(占い師や霊能者が自分の恋愛について占ってもなかなか正確な解釈が難しい、ということの原因もここにありますね)
自分が感情的になってしまう事柄については、可能ならば第三者の霊能者さんに答え合わせしてもらう、ぐらいの慎重さが必要でしょう。

【霊能力がどれぐらい活用できるかは、リアルパラメーターによります】


結論から言うと、霊能者は自分の器を超えたことをしてしまうと判断を誤ります。
器とは何なのかというと、リアルパラメーターです。

こう言われると、「なんだよ、結局才能ガチャかよ」って思われる方もいらっしゃるかと思いますが、
ここでいうリアルパラメーターは、生まれつきの才能というよりは習熟度だと考えてもらった方がいいでしょう。
例えば、芸術に関する霊能を発揮したければ、絵を描いたり、文章を書いたり、作品を鑑賞したりという、基礎的な練習が必要になります。
学術的な事柄に関する霊能を発揮したければ、その学問についてひたすら勉強しなければいけません。

例えば私は、霊視、霊聴、ヒーリングをメインに霊能力を活用しているわけですが、「霊能者なんだから、歴史的な事件の真相を霊視できるはずだよね」と言われたりしたとしても、私は歴史について知識が不十分ですので、できないわけです。
それは、私の器を超えたことだからなんですね。
ですが、私がこれから歴史について十分な勉強を重ねれば、歴史的な事件について霊視できるようになる可能性はあります。

自分の霊能力が怪しいなと思うようになってきたら、霊能力の訓練をするのもいいのですが、リアルパラメーターをしっかり伸ばしなおした方がいいかと思います。
霊能力の強さに胡坐をかいてリアルパラメーターを伸ばすことをおろそかにすると、いつの間にか霊能の精度が狂っていくこともあると覚悟しておいた方がいいでしょう。

私の思う大切な話はこんなところです。
このテーマについて、私自身も霊能者の皆様のご意見を伺ってみたいので、ぜひnoteなど書いていただきたいです!

面白いと感じていただけましたら、サポートしていただけましたら幸いです。