ロイス・クルーガー氏のミッションステートメント
こんばんは。Rikakoです^^
2015/9/17に出版された『7つの習慣のコヴィー博士の教え』(ロイス・クルーガー著・本田健訳)という本があります。
その中にあった、著者のミッション・ステートメントに感銘を受けたので書き記しておきます。
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「家族には自分の持てる全ての能力と愛情を注ぎます。最高レベルの仕事をやるために、惜しみない努力をします。プライベートではバランスのとれた生活をすることで健康で頑健な身体を維持し、博識で鋭敏な知力を持ち、神と対話が図れる精神を保ちます。自分の全ての行いの中で、正しい原則を探求します。自由を重んじて、自分が人のために何かするよりも、人が主体的に行動できるように助けます。私はそのような人間になり、行動します。持てる者になるのはその後です。」
(1987年 ロイス・クルーガー)
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ぱっと読んだだけ、今自分のことで精一杯の場合、心が傷つき荒んでいる場合には、
綺麗事を言っていると思うか、家具についたホコリを指でなぞるような程度で文字の表層を読むだけに終わります。
人生を俯瞰で見たとき、清濁併せ呑んで人生を生きると決めたとき、人のドラマや感情を想像できる場合には、
この一文字一文字のチカラ、言葉選び、その背景にある氏の思いまで読み取ることができるのでしょう。
私は、昔初めて『7つの習慣』を読み、フランクリンプランナーの巻頭にあるミッションステートメントの例を読んだ時、
(外国語訳なので独特のもってまわった言い回しがあるのも原因ですが)
「嘘くさ。」と思いました。
そんな普遍的で歯の浮くようなことを言って、それを何十年も変わらず自分の指針として持てるなどとは到底思えませんでした。
経験を通して自分を見つめ直す段階に立てていなかったから、そのような表面的な感想に終始してしまったのです。
今30歳にしてやっと、様々な経験を通して自分を見つめ直す段階に立てました。
この段階にいるからこそ、普遍的で綺麗事で優等生で歯の浮くようなことしか書いていないと思っていたミッション・ステートメントも、
そのステートメントの裏に隠されたその人の思いや、真剣さ、どっしりとした安定感を読み取れるようになりました。
人って本当に同じものを見ていても、今の自分の段階で見える現実が変わるものですね。
あなたは、上記のクルーガー氏のステートメントを見てどのように感じますか?
ステートメントはただの鏡です。あなたの心がどのように反応するかの鏡です。
その感じ方にいいも悪いもないのですが、
感じ方が変わり、感じ方に深みが出て、肯定的な感動を覚えるようになったとき、
その自分の変化はすごく面白いです。
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