生計一と世帯


生計一というのは日常の生活の資を共にしていること、つまり同じ財布でつながっている関係だ。別居状態の親族でも仕送りで生活してればそれは生計が一と考える。このことは所得税の控除や相続税の特例が使えるかどうかの判断で税法の世界ではとても重要だ。これに対して世帯というのは「居住」という生活の単位といえるだろうか。ただ世帯が一緒だと高齢者の親と子供が同居している場合、現役の子供の所得にたとえば年金暮らしの親の介護保険料が影響を受けて高くついてしまう。以前からある連帯責任的な悪しき発想?自分の稼ぎが原因で親に負担が重くなるという何とも不本意なこと。結果、親と子の世帯分離は誰しも考える。


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