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困った時は、草でもダシが出ます

いやいや、決して草がいい!と言っているんではないです。
椎茸があればそれがいいし、
昆布があればそれがいい。
かつお節?最高だね。
日本の食材はなんて恵まれているんだ!
でも、それがなかったら

・・・なんて恐怖に苛まれた訳でなく、単純に草から出るダシに興味が湧いたんです。
和風だしを取れる材料が少なくなってきたのも幸いしたのでしょう。
ダシというより、ただの茹で汁ですが、味が安定するという経験を何度か。
この時も茹で汁をスープに加えると、味が複雑になり深みが出たし。


これは一考の余地ありでしょ!

草出汁料理に挑戦

そんな訳で、<セリ・スイスチャード・空芯菜>の茹で汁に草を少量残し放置。(※草名は最も近いと思われる名前)
朝とった茹で汁が昼に開けてびっくり。
なんて体に悪そうな緑色・・・ 苦笑

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一切加工してないんですが、まるで化学染料の様な鮮やかな緑色になりました。ん〜〜〜失敗したかなぁ
いやいや、ものは試しだと飲んでみると、思ったほど嫌な味がしません。適度な苦味?いけるかも?

試しにこの汁に

具材:玉ねぎ・にんにく・トマト・ナス・唐辛子
スパイス:ターメリックパウダー・パプリカパウダー・クミンパウダー

に塩を加え煮込んでみました。なんちゃってカレー。
テンパリングもスターターもなし。
油も加えないし、薄い味に慣れた私でも普通だとかなり薄〜い残念な味になりそうなものです。
何かが足りない、いやいや全然足りない。。。と。

ところが、これが十分味が出ているじゃないですか!
もちろんいわゆるカレーの様な味ではないし薄い味には変わりないですが、スープとして成立しています。
唐辛子カットしたせいか、思ったより辛くなってしまいましたが、
かなりヘルシーなスープカレー。(写真撮り忘れ)

考察結果

日本では椎茸やワカメ、煮干しにかつお節などが味に旨味を与えてくれますが、ラオスでは雑草が味に深みを与えてくれそうです。
個人的には半日以上置いた方が強い味になり好み。さっと作る場合はやはりそこまで味が出ません。
日本ではなかなか食べれる雑草を普通の人は見つけれないと思うので、カットして捨てる部分ででも出汁をとってみてください。
多分、それなりに味が出てくれるはずです。(日本の野菜だと甘い感じが強く出るかもしれませんね。)

雑草だし汁は、腸内もスッキリするし、免疫アップにも役立ちそう
副作用もない食べれる薬と言っていいんじゃないでしょうか?
「上品」「君」に値するってのは少し言い過ぎでしょうか?

やはり薬として作用させるのではなく、普段とる食事から強い体を作っていくのが一番ですね。
これからも雑草だし汁実験してみたいと思います。

サポート頂いた場合は、食べれる森作りを中心に、南ラオスの自然を大切にする農場スタッフのための何かに還元させてもらいます。