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【閲覧注意】ラオスの昆虫食ーMY BEST 5

※念のため、閲覧注意です。トップの画像は気分を害さないように食べない昆虫のトンボにしまいした。赤とんぼというよりショッキングピンクとんぼ。

さてさて、今日はラオスの伝統的な食事の一つ。昆虫食を記事にします。昨日そんなことを書いたら以外にも賛同の声が多くてびっくりしました。怖いもの見たさって感じかもしれませんが・・・鳥肌立てながらご覧あれ。

昆虫食を話すと
「未来の食糧危機のために!」
なんてこと言われそうですが、実は全くそんなこと考えずに

・そこにあるもの
・出されたもの

を食べていたら、自然と昆虫を食べれるようになりました。
現地の人はあまり肉も食べないんで、貴重なタンパク源になってると思われます。

私は最初は好奇心いっぱい!
「どんな味なんだろう?」とか
「おぉ昆虫食べてる〜」とか思ってました。
が、今はnoteを書きながらポテチ感覚でコオロギを何気なく食べれるくらいになりました。

とは言え、現地の人にはまだまだ敵わない。

ちょうど昨日、夜にウォンさんと話をしていたら、電気に飛んできた何かを捕まえて羽をもぎり生で食べていました。
その動作が早すぎて何を食べたのか分からないくらい。(多分蛾です)

「え〜〜〜〜っ!!!」って驚いて
で、みんなで大爆笑

ウォンさん、まだその域には行けてません笑

そんなまだまだな私ですが、今日は今まで食べた中のラオスの昆虫食ベスト5を発表します。

第五位 コオロギのコメ味噌和え

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コオロギは昆虫食の定番中の定番でしょう。
国境を超えたタイの東北部イサーン地方ではコオロギ栽培村があるくらい昆虫食の代表です。繁殖もしやすいから余計でしょうか?無印でもコオロギクッキーなるものが販売されているそうですね。
ちなみのこのコオロギはもちろん野生。夜になるとみんなでヘッドライトをつけて取りに行ってます。

それとを煎ったあと、米味噌みたいなもので合えます。この味噌の作り方をまだ教えてもらってないんですよね〜。そのうちにまた教えてもらおう。
コオロギは比較的癖が少なく、さすが王道って感じでしょうか。

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ちなみに通常の食べ方はこちら。空炒りです。いろんな虫のチャンプルー。そして炒めるのにガスよりやっぱり薪で焼いた方が断然おいしいです。
というよりガスじゃダメ。空煎りのものはコオロギよりキリギリスとか大きなバッタとかの方が肉厚で美味しいです。

第4位 ヒメカブトムシ(おす)

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最近初めて食べたヒメカブトのオス
焼きたては1位におどり出るかと思うくらい美味しかったです。

味は貝に近い雰囲気。
サザエのようなトコブシのような、ほのかにそんな感じを受けます。香ばしいですね〜。だけど冷めるといまいちだったので減点。ただ個体差があるらしく美味しいカブトといまいちな土臭いカブトと二つあった気がします。総じてオスの方が美味しかったかな〜

頭は食べずに胴体だけ。右に写っている唐辛子をつけて食べるのかと思ったら、唐辛子はご飯用。カブトムシはそのままパクリといっちゃって下さい!

第3位 お蚕蛹

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やはりこれは外せません。
命の養蚕で交配して卵を次世代に繋いでいるのですが、全てというわけには行かないので、しっかり食べて現地の人の貴重なタンパク源としていただいています。

蚕蛹が臭いとかは、多分ほとんど熱風乾燥したものか冷凍物じゃないかな〜て思いますね。新鮮なお蚕さんは美味しいですよ〜
ちなみにそれでも若干ある虫独特の癖はハーブで合わせるとより食べやすいです。
中からプニッと出る感じ(え?そんな具体的な描写いらない?笑)は白子のような感じでもあります。

ハーブはコブみかん、ラオバジル、レモングラスあたりがオススメ。
写真は油を使ってますが、現地の人は油も基本的に買わない生活なので茹でて食べています。茹でても美味しいですよ〜

第2位 セミ

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このつぶらな瞳で見つめられたら一発でノックダウン間違いなし!
とっても小さなセミですが、このセミは冷めても美味しかったですね〜。
虫くささもなく、パリッとしてて、揚げたたらもっと美味しいんだろうな〜って想像してました。ビールのおつまみに最適。

ところで、この写真は先日ウォンさんがくれたお昼ご飯。カブトに蛾にセミ。付け合わせはウリ。小さい頃飼ってたカブトの虫かごを差し出された感じが何とも言えません。

第1位 羽シロアリ

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夜の撮影につき、お見苦しいところをすみません。
写真見ると、みんなひくだろうな〜ってのわかります。わかりますけど、これはかなり美味しいです。

"旨味"を一番感じる虫かな〜。本当は羽をもぎった方が美味しいだろうけど羽ごといきます。口に羽が若干残るのが玉に瑕。羽もぎって、煮物とかに入れたらみんなわからずに美味しいっていうだろうな〜って想像できます。虫独特の臭みもないです。

採取の方法は簡単。雨が降り始めると一気に飛びますので電気の下に水を張っておくだけで採取できます。逆にこの時だけしか食べれない貴重な食材とも言えます。なので食べたい方は雨が降り始める4〜5月の旬の季節に訪れてください。
この季節は鶏も犬も猫もアリも人もみんな羽シロアリを食べています。

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ちなみにこちらのアリは生でいただきますが、ベスト5入りならず。蟻酸からか酸っぱい味がします。現地の人は薬としてお腹の調子が悪い時に食べるんだとか。唇を噛まれたので減点しちゃいましたw

次点 子持ちオケラ(多分)

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オンちゃんが農場の土を掘ってて、何してるん?って聞いたら穴の奥から現れたオケラ。
そんな苦労して手に入れたオケラを焼いて差し出してくれたのでパクリ。
そしたら何と子持ち。きちんと卵は黄身になっていて、卵の味がするからびっくりです。

ちなみに頭の中には緑のところがあって、これはフンなので食べずに取り除き(<-だから描写はいらないw)、頭もぱっくりいただきます。

日本でも昆虫食を食べたい皆様へ

さて、この記事を読んだ皆様、きっと昆虫を食べたくてウズウズしている(!?)と思います。コオロギの季節なのでそれをピッてとってチャって炒めたら食べれますが、いやいやもっときちんと食べたい!って方もおられるでしょう。

そんなあなたはこちらにお出かけしてはいかがでしょう?
カレーのレストランのレポートが素敵なじょいっこさんが、昆虫食や発酵食もお好きらしく、最近よく耳にするコオロギラーメンのお店「アントシカダ」をレポートしてくれています。(勝手に掲載しちゃってすみません)

シェフはnomaで修行された方だとか?盛り付けにそんな感じが出ていますね〜。コオロギラーメンしか知らなかったけど、こんなおしゃれな店だったんですね〜

日本に帰ったら一回食べてみたいです。
それにしてもじょいっこさんの紹介する店は行きたい店が多いです。そしてその情報量には圧倒されます。

以上、今日は閲覧注意の昆虫食の世界でした。

サポート頂いた場合は、食べれる森作りを中心に、南ラオスの自然を大切にする農場スタッフのための何かに還元させてもらいます。