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生命農業って何?ラオスの自然感に学んだ想い

生命農業・・・
それって何?
って思われますよね。
きっと。

変な宗教じゃないですよ
ご安心ください。

実はラオスでオーガニックって言葉を教えてもらったら
カシカムインシュウって言葉だったんです。
で、よくよく聞いてみると、正確にはオーガニックって言葉がなかったから造語としてカシカムインシュウって言葉を作ったらしいのですが、これを直訳すると生命農業だったんです。

この言葉って凄い!

私はこの言葉を聞いたとき、一瞬で惹かれました。

語弊を恐れずに言うと、私は今の農業って生命活動とは逆行してる面があると思っています。
土を耕すことがある面では自然を壊すことにもつながっているという。
でも、だからといって否定しているわけではありません。
そっちの方が効率がいいわけですし、おかげで色々なものを安定して食べる事もできるわけですし。
それが当たり前なんです。

ただ、だからこそ、ラオスの生命農業って考え方に驚かされたんです

シノムノー村の食と農の付き合い方

ではラオスの生命農業を少しみてみましょう。

例えばバナナ
カットして植えておくだけ。
耕すこともしないし、肥料も農薬もいらない。
だから土の微生物の生命を脅かさない(というより微生物と共生している)

バナナが実れば親株は子株のために栄養となる。
(親株を切り倒し子株の上に置く)
ほんの少し人が手を加えると、バナナはより美味しく、たくさん実ってくれる。まさにミツバチが蜜をもらいながら受粉を手助けするかの如く人もバナナと共生しています。

以前もリンクしましたが、こんな感じでバナナは育ちます。

バナナ以外でもパパイヤもトウモロコシも米も同じような感じで育ちます

土と自然と共生しながら循環の中から
食べるものをお裾分けいただく

私は生命農業をそのようにとらえました。

私たちはたくさんの恩恵やお裾分けを地球からいただいています。
だからその循環を壊さないモノづくりが大切なのだとラオスから学びました。

養蚕も同じように循環を

このラオスの考えに触れてから、養蚕についても今一度考えなおす機会をいただきました。
ラオスでは桑園を桑園だけにしていません。
間にバナナが植えて合ったり、タマリンドやモリンガ、その他の植物も残しながらの桑園になっています。

勿論桑園には外からの肥料に除草剤、農薬も不使用。循環の中で桑を維持しています。
循環するものづくり。
それを大切にしています。

これはまたラオスの土地だからできたことかもしれません。
運命の巡り合わせに感謝です。

そんな想いからシルクのケアブランド名を

inSui

と名付けました。
これはラオス語の生命農業ーカシカムインシュウーの生命(インシュウ)の部分を頂き、水のイメージと共に作った造語です。
また、inSuiのSを中心に反転しても同じ文字に見えるように、陰陽の関係を示しています。私たちの体も心もやっぱりラオスのようにいつも真ん中に戻ってこれるのが大事だと思っています。

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そんなシルクケアブランドinSuiですが、現在クラウドファンド挑戦中です。
ご興味ある方見てみてください。


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