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[完成]2022/12/17 FF14エオルゼアオーケストラコンサート 感想

 おはようございますこんにちはこんばんわ。こちらはMMORPG ファイナルファンタジー14の楽曲によるオーケストラコンサート観覧の感想記事です。

ピアノを習い、マーチングバンドにて金管楽器を演奏し、ブラスバンドでパーカッションを演奏し、クラブ活動でアルトサックスを演奏した経験があり。。。。子どもの頃からチマチマと、オーケストラコンサートを拝聴してきた人の感想です。音楽の「お」くらいは知っている人の感想と思ってもらえれば結構です。。。。。。あ、ゲーム音楽のオーケストラコンサートもたくさん聴いています。そのあたりとの比較もできればと考えています。

音について

 FF14のオーケストラコンサートは、普通のオーケストラコンサートではありえない広さの会場で催される為、楽器などの音をマイクで拾い、スピーカーからも出力する方法が取られています。形式としては音楽ライブに近いものです。オーケストラコンサートの場合、一部マイクを通した出力をすることはありますが、基本やらないんですよね。そういう広い会場で演奏しない為です。

広い会場での演奏ということもあり、聴こえる音に強い偏りが出たり、最悪演奏の音を遠く感じて物足りなさを感じるのかもな。と、理解した上で申し込みをし、演奏を聴かせてもらいました。。。。正直に申し上げますと、やっぱり一般的なオーケストラコンサートの音とは異なり、演奏の音圧は薄く、響きも物足りなさはありました。が。が!!ですよ!!!!音のバランスはそれほど悪く感じられませんでした。アリーナ席の偏った位置からの鑑賞だったのですが、比較的近い楽器たちの音の輪郭は少し引き立っていましたけど、違和感を感じるほどではありませんでしたし、許容範囲内の良い演奏を楽しむことができました。最初はアリーナ席であったことに少し不安があったのですが、あの音のバランスなら確かにあの席はS席だな。と納得しました。

それぞれの楽器の音、コーラス、ボーカルを、幅広い席から程よく聴こえるようにするためには様々な工夫をされたのではないか。。。。?素人なりに考えながら鑑賞後帰路の移動をしていました。

 オーケストラの音としては、力強さもありながら全体的に綺麗な音にまとまっている気がしました。歌やコーラスが加わると強さの表現が加わるので、バランスは取られているように思えました。難しそうな音が綺麗に聴こえると、演奏家の方々は本当に凄いなぁと感動しましたし、パーカッションの主張しすぎない、でもこのシーンで聴きたい音が聴こえると加減に感動します。ボーカル曲を生で聴けるなんて思っていなかったので、そのあたりの喜びは言わずもがなですが、コーラスの方々の歌声の気持ちよさも本当に素敵でした。強くあり、繊細であり、人の声の良さを改めて知りました。。。。と、これ追記で書いているのですが、この記事を読み直して、奏者さんたちへの感想少なすぎでは?!と、感じたので残したのでした。

 ゲーム音楽がオーケストラ化されると、編曲される方や、指揮者の方の解釈によって、元のゲーム曲とかなり違う音楽になることもあるのですが、FF14のオーケストラコンサートの際はそういったものは少なめなので、プレイ体験がより思い出されやすいのではないでしょうか?ゲーム体験ありきのゲーム音楽という立ち位置表現にも思えます。

各演奏感想

天より降りし力

 たぶん、新生の頃のボス戦の曲。イベント時にも聴こえたりする。たくさん聴いた曲。テンションが上がります。格好いい。新生のムービーシーンを眺めて、冒険を始めたことを最近のことのように思っていたらもう数年前なんだよー年が経つのは早…っと、思っていたらムービーがですね。総集編みたいな感じなんですよ。やめて…。やめて…。気づいた時には新生の個人的に辛かったシーンが流れるし、やめろ…蒼天に入るし…やめろ!!!このあたりからずっと泣いてました。ひぃーーーん。最後まで泣きました。これ1曲目ですよ?

希望の都/静音の森


 PLLが始まる〜違います。ウルダハ。私の中では3都市の中で一番滞在時間が短いのですが、青魔道士の所には長くいましたね。。。。静音の森は、大好きグリダニアの曲なので寝そうになりました。生活環境音です。よかった。1曲目で死にそうだったので許されました。

究極幻想


 かっこいい。曲も良いのですが、コーラスが良いでした。そして、ムービーを見てノーマル?なんでしたっけ…新生の改修後のイベント戦闘をやっていないことに気付きました。一度は戦っておきたいですね。

Dragonsong


 パンフレットは購入しましたが、曲バレを避けて読んでいませんでしたので、ここで歌を実際に聴けるとは思っておらず驚き。そして歌を聞いて驚き。演奏と、歌と、映像と。脳が忙しいんですが。蒼天のイシュガルドの前からずっと冒険が辛くて。それはゲームなのですからやめてもよいのですが、でも、この旅の果てを見たくて続けていたことが思い出されます。まあ泣きますよね。

Heavensward


 さっきのDragonsongで情緒が壊れて、蒼天のイシュガルドのことを思い出してずっと泣いていました。マスクをしているおかげで、口呼吸しても喉がすぐ痛くはならない。よい効果ですね。

英傑〜ナイツ・オブ・ラウンド討滅戦〜


 譲れない戦いでしたよね。個人的には、もう絶対許さないんだから!ふざけるなーーー(でも、ナイツ・オブ・ラウンドは過去FFでアレ好きなんだよなぁ)って気持ちが両極で困るんですよね。格好良い演奏でした。最後の映像がずるい。ずるすぎる。少し泣く。

鬨の声


 紅蓮は、モヤモヤすることが一番多かった所なのですが、この曲を聴くと「まあいいか。戦うか。」となります。ボズヤ戦線のフィールド曲に似た変なスイッチが入る曲です。このあたりで、コーラスが入る曲が多いなぁ〜と気付きます。気付くのが…遅いっ!!!

塩と苦難の歌〜ギラバニア湖畔地帯:昼〜


 あー、あのあたりの。ね?フィールドの曲だ!って聴きながら、でも凄い馴染みがあるな〜。なんだか凄い長いこと走り回っていた気がする。と、思考していましたが、多分レジスタンスウェポン作っていた時ですね。お世話になりました。ムービーを見ていて、紅蓮は新生や蒼天とまた異なる大変な嫌らしさを感じる場所だったよなぁ。。。と、思い出しました。

空より現れし者〜次元の狭間オメガ:アルファ編〜


 アルファはかわいい。でもオメガは怖いー!って途中のムービーシーンは零式じゃありませんか…?ヒエッって心の中で変な声を出しました。最後がずるい。ずるすぎる。また泣く。

ここで20分の休憩でした。一部おしまい。新生、蒼天、紅蓮がまとまってしまうのは惜しくありましたが、今回のコンサートは今までのFF14総集編のような趣ですから仕方のないことです…。近くの席の方が「リムサ・ロミンサの曲もイイゾ」とお話されていて、やっぱり愛着がある曲が流れてほしいよね…。そんな曲が冒険する人それぞれにあるよね。いいね。もっと色んな曲聴きたくなるよね。と、心の中で語っていました。

 さて2部へ。残りは漆黒と暁月の楽曲。涙腺が耐えられる自信はない!!覚悟していたからね、1部みたいなフェイントは受けないぞ!!!!

Shadowbringers


 ハッ?!ボーカルのJasonさん登場??!?!ハッ!!!!!歌声を聴かせてくださるなんて思ってなかったので、すごく驚いて、生で聴けることに緊張して全身硬直しました。。。。セルフストップ発動ですよ。ロックな曲なのですが、オーケストラアレンジの演奏で新鮮でした。今までそういう演奏はこの曲ではなかったので。まあ、また泣きましたよね。コーラスも入っていまして、贅沢なShadowbringersでしたよ。そう、この曲構成も贅沢なんですよ。悠久の風も聞こえますし。。。。

To the Edge


 うわぁぁぁ。。。。引き続きJasonさんが歌ってくださるし、暁月を走り切った今、漆黒のWOLと対峙した時とは異なる思いが心で弾け飛ぶ曲じゃないですか。これも、オーケストラアレンジなのでどことなく品の良い音なのですが、それがJasonさんの二面性を感じられるボーカルと合わさると、ゲーム内のエリディブス(と、テミス)のことが思い出されて胸が熱くなりました。覚悟してたのに涙が止まらないんですよ。。。。

砕けぬ想い〜ハーデス討滅戦〜


 ど う し て こ ん な 曲順なんです?!
やめてください!もう無理ーーーです。が、意外と泣きませんでした。なんで?!泣き過ぎた???…いや、どちらかと言うと、大好きな曲すぎて演奏と映像を味わい尽くそうという方向に集中していて、体感5秒で演奏が終わったように感じられました。エメトセルクが転身する前のあのモーションが大好きなんですよね。。。。分かってくださる方、握手してください。。。。。

Tomorrow and Tomorrow


 そこに在るんだ。負けないで忘れないで強くあって。
祈りのような歌を直に聴けるなんて、たまりませんでした。歳を重ねるごとに、こういう歌に弱くなってきている気がします。いつかは訪れる終わりを見ながら、不意に訪れる強い風に膝を折りそうになりますけど、それでももう少し。何か出来ないかと考えて動きたくなる。そんな時に背中を押してくれる曲です。オーケストラと合わさってドラマティックでしたし、映像はいつぞやに公開された涙腺爆破動画でしたから、まあ。。。。。泣きますね。

迷宮〜ラヴィリンソス:昼〜


 祖堅さん枠🥳
足に鈴をつけ、反対の足でバスドラ代わりのファットキャットが入っていたであろうダンボールを蹴り、オタマトーンで旋律を演奏される。。。。何を見せられているのです。。。?!何回も見直して「何を見せられて(ry」状態でしたが、そんな演奏が徐々にオーケストラと噛み合っていくところが素晴らしかったです。何より、祖堅さんがピョンピョンされる姿が嬉しかったです。エルピスの花を光らせて、曲に合わせて揺らしたかったな。。。と思っています。。。

Your Answer〜ハイデリン討滅戦〜


 もう泣くしかないじゃないですか!!!曲はそもそもFF14の最初の頃のAnswerアレンジで、ゲーム内で初めて戦う時のムービー始まりから夜中にも関わらず叫んでしまいましたし、泣いたくらいですから。その思い出からもお察しなのですが、エオルゼアコンサートでえげつなかったのは、やはり映像!!!!ずるいよ!ずるすぎるよ!!暁の面々が一緒に戦う姿を見せてくれるのですが、これ、自分がコンサポで戦っているときは、自分の操作もあるので凝視し続けるのに限界があるじゃないですか。こうして編集されると、戦う暁の面々を見守ることが出来て。。。。幸せですね。。。。そして、もう!!!編集がずるすぎるんです!!!!本当に!行くことが叶わなかった方がディスクを購入してご覧になる時のドキドキを減らしたくないので、細やかには書きませんが、あの!!このオケコンの映像はですね。。。。すごくずるいんですよーーーー!!!!

Close to the Distance


 先の曲でクタクタに泣いた後に、この曲の始まりの音は優しすぎます。でも、ゲーム内ではもう一歩。あと少しだけどと不安になる中を進ませてくれた曲ですよね。そして、会場で光るエルピスの花。メーティオンにね、花を届けに行きたかったんです。

その気持ちの強さが、エルピスの花を花束にしたわけで

Jasonさんの歌声も素敵で、エルピスの花は綺麗だし。オーケストラの演奏は耳に心地よいですし。正直、泣きすぎて心地よいすら感じていましたが、映像を見るとまた泣いてしまうんですよねー。泣き虫がついちゃってます。。。。

Flow


 こちらまた、公開されているすごく素敵な映像に合わせて、ボーカルがAmandaさんという涙腺が助からない仕様でありましたことだけ記させて頂きます。だって…!だって!!!おわかりいただけるでしょう??!ここでもエルピスの花を光らせたかった。。。。。

ENDCALLER〜ゾディアーク討滅戦〜


 もーーーー!!!!映像がずるすぎるー!!!!あと、いいですか??!?!この感想をここまでお読みになられている人はほぼいないと思うのですが、この演目を!ここまで演奏されている方々が、最後にこのカロリーめちゃくちゃ高い曲を持ってくるという狂気!Flowでびしゃびしゃになった目元が乾燥するくらい「え?最後でこんな強力な楽曲やっちゃう?!やっちゃうの?!」って出だしで狂乱しましたね。だって!金管楽器でしたらマウスピースで唇周りの筋肉クタクタですし、木管楽器なら顎と唇の皮膚がダメージ蓄積でクタクタですし、他の楽器やコーラスでも…疲労が貯まる中であれだけの音を出す。。。。火力を出す。。。。ゾディアークですよ。最古で最強のヤツを音で表現しているモノを成してるわけですよ。。。。聴いてる側が消し飛びますよ!!!こういう、曲順はゲーム音楽のオーケストラコンサートではまあ、あるのですが、にしてもこの討滅戦の曲が最後に置かれることに無茶苦茶驚きました。それが終わり、うわん。と会場に音が残響したのも最高でした。

★アンコール そして世界へ


 始まり、終わる。終わると、始まる。
それが感じられる曲でしたし、FF14でこの曲を聴くと、行こう!冒険しよう!!と、目が覚めます。もう何度も演奏された曲だからこその、こなれた感じがまた気持ちよかったです。

★アンコール 終焉の戦い


 は???????
アンコールで、この曲が演奏される?!発声することが許されていたなら「ええええーーーー??!??!」と、間違いなく叫んでいたでしょうね。こういう、すべての要素を集めた音楽はオーケストラで演奏するとリズム/速度/音域と気になるところが多すぎて、無茶苦茶大変そう。。。と思っていたので。。。それでいて。。。。。最後の最後でこの曲が演奏される。。。。。震えが止まらなかったです。最後の最後で、エオルゼアオーケストラコンサートの凄まじさを分からされました。。。。。

おわりに


 まず、オーケストラコンサートホールのような所でエオルゼアオーケストラコンサートが実現できるのか?ということ。定期公演にするしかないのかな?それでも、年に数回やっても全然行きたい人を受け止められないんじゃないかな?とも思えました。

全然違うんですよ。オーケストラコンサートのホールで演奏されるオーケストラコンサートは。それを、FF14の音楽を好きになってくれた人達に伝えられたら最高ですが、行きたいと望む人達が多い故にどうすることが良いのか。。。。たいへん悩ましくあります。

 今回運良く抽選に当選し、行くことが叶いました。これ以降のエオルゼアオーケストラコンサートには(オーケストラコンサートホールで開催されない限り)応募しないこととします。理由は簡単で、行きたいと願って、今回行くことが出来なかった人がいるからです。やっぱり、演奏会は直接肌で音に触れられることが大切です。同じような体験を未体験の方に受け取って頂ければと思います。間違いなく様々な刺激になりますし、自分のゲーム内での体験の振り返りにもなります。

 この不安定な状況の中、この演奏会を準備してくださった沢山の方々に感謝します。本当に、本当に、本当にありがとうございました。幸せな、ひとときでした。

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