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愛知県立大学様|「地方学生のキャリアにおける選択肢を広げたい」竹内・市川・浅井の母校で講義をおこないました

今回、LANYの創業メンバー、竹内・市川・浅井の母校である愛知県立大学で、キャリアをテーマとした講義を行いました。

LANYでは、今回実施した講義以外にも、「AAI起業部」のイベントへの参加など母校の愛知県立大学の活動に協力させていただいたことがあります。

今回は、我々LANYが母校の活動に参加している背景や、実施した講義の概要をお伝えします。

【講義の概要】
竹内・市川・浅井の3人によるキャリアに関するパネルディスカッション
・起業の実体験
・学生時代のキャリアの考え方

LANYが愛知県立大学に対して講義をおこなう理由:キャリアに対する考え方の地方格差をなくしたい

パネルディスカッションの様子

我々が感じているのは、首都圏と地方の就活・キャリアの情報における地方格差です。

都内の大学生にとっては「長期インターン」や「学生起業」という選択肢は身近なものだと思います。
実際に、LANYでも学生インターンを多く受け入れていた時期があり、事業を手伝ってもらっていました。LANYでインターンを実施していた学生の多くは関東圏の大学生が多く、応募してくれる人たちも基本的には関東に多くいました。

弊社のインターンはフルリモートのため、特にエリアを絞っている訳ではありません。場所を問わず受け入れていたものの、関東圏から応募がほとんどであり、地方には「インターンの選択肢」がほとんどないことを実感しました。

地方だと学生の内に長期インターンしている人はかなり稀です。1日または数日のインターンを実施している企業は多いものの、そもそも長期インターンできる会社自体が極端に少ないという現状があります。

我々が愛知県立大学に通っていた頃も、長期インターンができる会社は少なかったのですが、キャリア支援の方曰く、現在でも少ないと聞いています。

インターンでさえ、地方に情報が届いていなければ、就職活動においても首都圏と情報の差が現れるのは必然といえるのではないでしょうか。

我々は愛知で学生時代を過ごし、東京で起業し、自分たちで採用もおこなっています。そうした背景から、実際に地方で学び首都圏で起業した経験や、東京での就職活動の実情などを学生の方に伝えたいと思い、講義などをおこなっています。

自分たちのリアルな経験を通して「起業」の選択肢を伝えたい

地方において、首都圏に比べると「起業」を考えている学生は少ない傾向にあります。

LANYの創業メンバーも、代表の竹内以外は起業など考えてもいませんでした。起業という選択肢がなかったのは、そもそも周りで起業している人が少なく、ハードルが高く感じられたためでした。

LANYを創業した身としていえるのは「起業する」こと自体はそこまで難しいことはなく、事務手続きだけで済みます。もちろん起業してから、事業を継続・成長させることは簡単ではありませんし大変ですが、起業そのものは決してハードルは高くありません。

今でこそ起業を経験したことから、起業は現実的な選択肢といえますが、我々が学生の頃は、実情を知る由もありませんでした。

起業がすべてではありませんが、起業の選択肢を知っておくことはあってもよいと思います。我々LANYは友人3人で起業したという珍しい形ですが、社員も増えて着実に会社を大きくすることができています。

このような経験をする人が少しでも増えてくれたら嬉しい、とLANYは考えています。

LANYとしては、我々の母校で学ぶみなさんに少しでも起業について知ってもらい、起業を選択肢と考えられるように、これからも機会があれば経験を伝えていけたらと思います。

愛知県立大学 神谷先生のコメント

――なぜLANYに依頼しようと思ったのか

私は現在キャリア支援室長を務めています。教養科目として「キャリア展望」という授業を担当し、愛知県立大学OB・OGの方に外部講師として講演をお願いしています。さまざまな分野で活躍する方をお招きする中に、起業家や経営者の方が1人もいなかったことに気づいたのが、LANYに講義を依頼しようと思ったきっかけです。

LANYの創業メンバー3人には、以前から愛知県立大学と愛知県立芸術大学の学生による「AAI起業部」のイベントに来ていただき、学生に刺激を与えていただいていました。

起業や経営について学生が知るきっかけをつくりたいと考えたときに、すぐLANYのみなさんのことが頭に浮かび、今回講義をお願いした次第です。

――依頼してみての感想

愛知県立大学に経営学部や経済学部といった学部がないこともあり、学生にとって起業家や経営者という仕事はあまり身近ではなく、具体的なイメージがしにくいものだと感じています。卒業後の進路やキャリアとしても、地元企業や公務員を志望する学生がほとんどです。

私自身も愛知県立大学出身で起業した方とお会いしたことがなかった中で、学生と比較的年齢が近いLANYのみなさんから、起業や経営のお話をしていただき、学生に新しい気づきを与える機会になったと思います。

また、講義の際にLANYのみなさんがお菓子を配り、座談会のようにしてくださったことでフレッシュかつ学生を飽きさせない講義になり、有意義な時間になったと感じています。

――学生からの反響

愛知県立大学の学生には起業や経営に触れる機会が少なく、LANYのみなさんのお話に対して驚きが先にたち、自分の問題として受け止め方がすぐにわからないというのが実際だったと思います。

たとえば、LANYの発展や売上の拡大などをご説明いただいた際、私自身は思わず「えーっ!」と言ってしまいそうなほど驚いたのですが、学生たちは私とは対照的に冷静な様子でした。

LANYの竹内さんが在学中から経営者になりたいという夢を持ち、自らインターンとして受け入れてくれるスタートアップを探して活動されていたことや、学生のときに社会人としてすでに成長している学生が東京にはたくさんいるというお話は、学生にとって衝撃だったようです。

どうしても愛知県立大学の環境にいるとのんびりしてしまうところがあると感じており、その点で今回の講義は非常によい刺激だったと思います。

この度は貴重な経験を学生にさせていただき、本当にありがとうございました。これからも、愛知県立大学のキャリア指導や起業部などの面でご協力いただければ大変ありがたく存じます。今後ともよろしくお願いいたします。

愛知県立大学「AAI起業部」について

AAI 起業部は、愛知県立芸術大学と愛知県立大学から社会にイノベーションを起こすことを目指して、2021年に創立されました。

起業することだけが目的ではなく、大きく変革する社会を見据え、「社会で活躍するためにはどのような方法があるのか?」「何をどう準備していけばよいのか?」などを日々考えています。

先輩メンターのアドバイスや、専門家によるセミナー、多様なメンバーによるワークショップを通じて、起業家になるための具体的なノウハウも学んでいます。

愛知県立大学「AAI起業部」について

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