見出し画像

熱気を伴うお誕生日祝いのお話。

※ネタバレを含みます。


新宿LOFTにて行われた、浅岡雄也さん54th BirthdayLive
その一部二部に参戦してまいりました。

まず一部。
あんなに熱くなるライブあっただろうか。
…あったかもしれないけど、
この1月の、冷たい風が吹き荒ぶこの日でありながら
身体が内側からあんなにも熱くなるなんて、
今までなかったんじゃないかと思うくらい熱かった。

推し曲を聴けたとかそういうのだけじゃなくて…なんだろう。
そんな簡単に理由を説明出来ないのがもどかしく、でもこの思いは伝えたい……と思って、
感情のままに(おそらく支離滅裂になるであろう)文章を綴ります。
後々までこのライブを覚えておきたい自分のために。

ファンクラブでのリクエストはまるまるっと放棄する形で作られたセトリだったので、
むしろ其々演者さんたちの思いも強かったのかなぁと予想している。
『forget me not』の熱量なんて本当にすごくて、ステージ上の全員が激しくて、全員分に注目する目と耳が欲しい。
イマジュンさんすごかったな……めちゃめちゃ格好良かった……全身でロックだった…。
同時に浅岡さんの大きさを実感するというか…いや、最前列だったからというのは別として
そのお姿の見える……オーラとでも言えばいいの?…雰囲気の大きさと、
そこから飛んでくる歌声の塊に、圧倒されてしまったなぁ。
元々好きな曲で、盛り上がる曲であるのは間違いないんだけども
浅岡さんの鋭い目線と全身の表現、何よりその歌声の熱量に、会場全体が引っ張られていたんじゃないだろうか。
ほんと、かぁあああっ………こいいんだ……。最終的にこれしか出てこない……もどかしい。


ただでさえ熱が昂ぶっていたところに、ゲストとして登場した五味孝氏さんの登場がもう……ね?ね????(何かを訴える顔)
面白いトークも格好いいギターも連れて、全部持ってっていかれた……
不勉強で申し訳なく初めて演奏を拝見したのだけど、なんというか…嵐のようだった……。
『あの日の少年』のギター物凄かったですよねええ??!
元々原曲にあったフレーズが、実に激しく実に艶があって、いやぁ…………びっくりしたぁ……。
ええええ…今夜限りなの……?もう一回聴きたい…。
アンコールもほんとにびっくりした。FIELD OF VIEWとT-BOLANがこんな形で聴ける日が来るなんて。
これに関しては言葉で表現するのも無粋な気がする。
みんな聴いたほうがいいよ。配信もあるから。


その熱を保ったままの『アナタトミライヲ』がすごかったなぁ。
「もう何もいらない」ってところで本当、連れていかれるかと思うくらい(何が?魂が?)。
その振り上げられる手を見る度に、
スピーカーに掛かった脚を見る度に、
全部を見渡す目線を見る度にに、

何よりストレートな熱くて強い歌声を聴く度に、
私の好きな浅岡雄也さんはこの人です!って再確認している。



続いて二部です。

普段のスーツ姿が好きだからこそ、和装で現れた浅岡さんは本当に素敵ですね。
一部が熱く熱く終わったからなのか、二部は深海に沈んでいくような、ゆったりと落ち着いた雰囲気で。
ここまで変わるかーと、改めて思った。

浅岡さんは、本当 何通りもの『愛』の表現がありますよね。
あらゆる表現で紡がれる「アイシテル」の言葉があるからこそ、聴く人誰もが…どれかしらの歌が刺さってるんだと思う。
押し付けすぎない歌い方も相まって、共感をしやすいというか。自分を勝手に重ねて聴けるよさがあるなぁ、と。

でもだからこそ、『ラララ世界』の「大好きだなぁ」が私にとっては心臓を掴まれるんですよ。
あの曲の、たった一つ、あのフレーズが、『ラララ世界』を私の中の推し曲に挿げ替えられるきっかけになってしまった。
でも今回、全然違う曲だったなぁ。
デモや先日のRUIDOで聴いたときは、アコギの音だけでぽつりぽつりと、淡々と独白するような切なさを持っていたけど、
今回イマジュンさんバビさん斎藤さんの音が加わることで、ただ切ないだけの曲じゃなかった気がする。
なんというか……伝わらなくても「好き」だという気持ちに、希望があるというか。
好きな気持ちを肯定して、前を向いているような曲になったなという印象を受けた。
以前の淡々と呟くような曲も好きだけど、今回のように「好き」を認めていくような曲になっても、また涙を誘われる。
やっぱり好きです。
好きで好きで大好きな曲です。そうなりました。

以前はアルバムに収録されないって聞いて打ちひしがれたけども、あれ…やっぱり入るんですか?ど、どっち……??
入るなら、やったあ。


今回浅岡さんの、高橋幸宏さんへの思いを曲として聞いて
色々考え込んでしまう。
私はまだ、亡くなるという形での推しの喪失は経験がないけど……
私がもしそれにいざ直面したら、何ができるんだろう。
だから、その人を思って涙しつつも、歌として表現できる浅岡さんを少し羨ましいと思ってしまった。
この先あの方に対する哀しみや後悔は、なかなか消えないと思うけれど
今回のライブで、後悔が一つなくなったのなら、それを聴けた私はすごく幸せだと思います。


今日のライブは、いい意味ですごく長く感じたし、内容が濃密過ぎて…
見処ばかりで、本当何を書いていいのか…迷いに迷いながらこの文章を書いた。
一瞬一瞬がすごく熱く、爽やかで、大好きだと再確認できた、そんなライブだったと思う。
そうだ、お誕生日祝いにみんなで歌えてよかった。それもあったんだ。

最後の『ウタノチカラ』を思い出しながら、ずっと歌い続けてほしいし、ずっと聴き続けていたいと感じる。
まだまだ、ずっと、これからも、失いたくないなぁ。

コオリッポとユヤロボって似てないですか??
1/25の誕生花「プリムラ」と一緒に。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?