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あの日焦がれたライブの続きの話。

※果てしないほどネタバレしています。






『real prayer』が、Live Horizonという名義のライブで聴ける日が来るなんて欠片も想像してなかったな。
これまであの曲は、Beingさんが出したあのアルバムで聴いて思いを馳せるしかなかったから。


FIELD OF VIEW、Live Horizon ver.4
その東京2daysに参戦してまいりました。
円盤の中でしか知り得なかったこの名義のライブが、今ここに展開しているということがどれほど私の胸を打つことか。
あの会場に行きたかったと焦がれたライブが、私の目の前にある。
この場を実現してくださった沢山の皆様に、たくさんたくさん感謝せずにはいられない。
本当に有難うございます。何度行っても足りないくらい、沢山有難うございます。

『迷わないで』を聴きながら、あーこの高音の素敵な声に惹かれて今日までファンでいたんだよなって思い出した。
『とまどいの季節』もこんな形で出会えるとは思わなかったな。本当にあの…CDとERBについていたDVDでしか知らなかったから。

なんだか何を聴いても全身が粟立ってしまって落ち着かなくて、涙腺は震えるし心臓はどきどきするし。
でも今回のライブでいよいよ、あ…本当に続いていくんだ。これからも聞けるんだ。っていうのが実感できて、やっと普通にライブを楽しめた気がするなあ。
何となく今までのライブって、「これは期間限定のプレゼントなんだ、25周年を冠したお祭りなんだ」と思っていたから。
今は、また新曲が聞けるのかしら…?と期待すらしてしまう。

ただ現状の最新曲『きっと』がCDで聴いてもライブで聴いてもあまりにも良いので、その期待はあまりにも贅沢な気もする。困ったな。
初披露のあの日があって、CDとしてリリースを経て今回を迎えた『きっと』は、どこまでもわくわくさせてくれるしキラキラ輝いて見えるしで
ライブで聴くことでこんなにも魅力が増す曲だったんだと、その完成度に驚かされた。
歌詞をしっかり知って咀嚼した状態で聴くと、やっぱり趣が違う。
5月に聴いたあの時は新曲が聴けることがただただ嬉しかったけど、今回はこれからのFIELD OF VIEWが新鮮に輝きを失わないことを示唆されてるようで、嬉し泣きしそうだった。

下手側にいたので、曲によってリズムに取り方というか、全身の動きが変わる麻井さんのお姿がよく見えた。
下からせり上がってくるような低いベースの音に身体が震えて、とても心地よかったな。

Hanaさんはタンバリンの叩き方すごくかわいい…ずっと見ていたい。
でもコーラスの時は透き通るような歌声なのに、視線が真っ直ぐ凛々しくてギャップにやられる。

浅岡さんも小橋さんも緊張したって仰ってた……あれだけ大事に、皆が思い入れのある曲を歌って演奏してくださっているんだもの、そりゃそうだよね。
お二人の誠実さに、これからもついていこうと一人で再決意した瞬間。


-----ここまで1日目、ここから2日目。


今回はセンターの若干上手より。川村さんと葉山さんがよく見える。

2日目は前日よりも、なんだか全体的にステージ上から魅せてくれる表情や表現が多かったような気がする。
ぐいいいっっって引き込まれた。手拍子もペンライトも忘れた瞬間が何度もあった。もう皆さんがステージ上でいろいろやってくださるから!!

『もう一度』なんてステージ中が楽しさに溢れてましたよねええええ!!!!?
皆さんが本当に楽しそうで、この曲が好きな私は嬉しくなってしまうよ。
これまでPVでしか歌ってる姿を見たことなかったのに、初めて目にしたライブでの『もう一度』がこんなに楽しくて可愛らしくて愛おしくて、こういうのをオーバーキルって言うんですね……。
川村さん本当に盛り上げ上手ですね。あんなに楽しそうに素敵に楽器を奏でる方だったんですね1日目から見たかったです。スタイルのいい長い手脚がすごい動くの。すごい。

あと、『孤独なTraveler』のときにHanaさんにマラカスをパスした小橋さんを私は見逃してませんよ。あの距離ぶん投げるのもキャッチできるのもすごいよあの状況で。一挙手一投足がカッコ良いんですよ皆さん…そんなに魅せられたらしぬんですよ……。

今回葉山さんのギターはもう、いろいろ…本当に色々やってらっしゃいましたね??特にもう……ああぁ私はまた『Still』の話をするのか……
何度聴いてもこの一番大好きな曲は冷静な気持ちで聴けないんですよ。
あのサビで真っ直ぐに飛び込んでくる歌声を思い出すと、今でも泣きそうになる。
それを浅岡さんはマイク投げて持ち替えたり、ステージ中移動して魅了してきたり……私が惚れたあの高音を聞かせながらそんな……しぬて…。小橋さんもそんなにセクシーなドラム聞かせたらもう…いいですか?私がしにます。
そこであのラストのカッコいい後奏のギターがもう、は?え??私の大好きな曲をこれ以上パワーアップさせてどうしようというのです???

そしてなにより浅岡さんの歌声が……いつも「豊かな表現力」とかって書いてたように思うんだけど、
その曲が持ってる魅力を最大限に引き出す浅岡さんの歌声が、本当にすごいんだなって、ライブ中に「すとん」と思った。
『青い傘で』のラストのサビのところ、昔のライブと同じ歌い方をされた時に、ファンの喜ばせ方も曲の喜ばせ方も知ってるんだ。その力を持ってるんだこの方は、と感激して震えた。


ここにくるまで、一体いくつの奇跡があったんだろう。
メンバーの皆さんがこのステージに集まっていらっしゃるのも、浅岡さんと小橋さんがやりたいことをやり続けてくださっていることも、新曲がリリースされたことも、会場の人たちが『Live Horizon』に参戦できたことも、ちょっとのずれがあったらあの空間は実現しなかったと思う。

喜びと幸せしかない空間で、泣きそうになるのを何度も堪えてたけど…先に泣かれてしまった。
ファンでしかない私がFIELD OF VIEWにこれだけの思いを抱えてるんだもの、きっとご本人はそれ以上に色んな思いがあるんだろうな。
そこまで真っ直ぐFIELD OF VIEWに向き合ってくださって、本当にありがとうございます。

この奇跡を、私は忘れないでいたい。
ずっと目と耳と脳に焼きつけておきたい。
この時間を切り取って永遠に保存できたらどんなにいいだろうか。


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あの日の続きを。






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