義援金は要らない。「いわき」を第二の熊本にしてくれ

もう13年経つのね。いまだに「復興」とか言ってるあたりが恐怖で復興は絶望的って事です。かつていわき市は昼間人口が101%でしたが今や97%つまり流出してるのです。そうです。久ノ浜あたりから福島第一の大熊まで遠距離通勤している人が少なからずいるせいです。(※地方都市に住む場合片道30kmの自動車通勤は遠距離通勤です)
いわき市はかつて東北地方でダントツの出荷額を誇る工業都市の上に東北第2位の人口の都市でした。しかし気が付けばアイリスオーヤマのある仙台に工業出荷額で抜かれ人口は郡山に抜かれました。人口は36万人あったのが32万人になりました。まもなく31万人に減ります。それどころか「いわき都市圏」という都市圏が消滅しました。広野町からいわき市へ流入する通勤人口が消滅したからです。

つまり、復興に失敗したのです

私たちは謙虚に熊本の事例に学んで半導体とは違う方法でいわき市を復興させなけばなりません。なおこれは石巻でもそうですし釜石でもそうです。釜石に至っては製鉄事業(新日鉄釜石)が全面閉鎖となって「復興」が不可能になりました。真に震災復興したのはせいぜい仙台・多賀城・名取・塩釜ぐらいです。陸前高田に至っては人口が1.5万人になり存続不可能が確定しました。奇跡の一本松で有名なこの「町」は都会の感動の道具になっただけで震災の記憶が風化した13年後にはご覧の有様だよ。出来たのは高台だけというオチ。気仙沼は5年(2019→2024)で人口が-6%で「食べて応援」というのがいかに偽善かということをこれでもかと思い知らされました。人口5万人切りもまもなくです。

気が付けば気仙沼は震災前は人口7万人だったのに5万7000人にまで落ちました。5年人口-6%とはそういう意味の数字です。ここも都会の感動の道具にされただけなのです。

能登もこうなるのかと思うと見るに堪えられません。


同情するなら産業をくれ!!


また外国人排斥をせず、移民してきた人といかに共存するかが大事でそれが多文化共生のはず。しかし東北の漁村でベトナム人らを「実習生」と称し虐待したという史実も忘れてはなりません。被災者自身も敵を作りそして人口減に貢献し衰退を加速させたのです。

岩沼より南、東松島より北に行くと分かります。いかにこの国がダメかという証拠が。なんなら八戸より南、日立市から北でも構いません。もう「企業城下町・日立市」の面影はありません。

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