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千里同風

突然ですが。
皆さま、スヌーピーはお好きですか?

わたしは大人になってから、スヌーピー、いえ正確にはピーナッツの世界が素晴らしく含蓄に満ちていることを知り、キャラクターの向こうに見え隠れする愛情深くも時にちょっと厳しい深みある精神性に惚れこんでいるところです。
で。半年くらい前だったかな、こんな本に出会いまして。

もはや愛読書♡

心をととのえるスヌーピー 悩みが消えていく禅の言葉

ずばり。
ピーナッツの世界はいわば「」に通じる。
という角度からまとめられたユニークな一冊。
禅語とピーナッツの登場人物(プラス犬)たちの言葉の親和性が
とても興味深くかつチャーミングに考察されています。

そしてさらにすばらしいのはスヌーピーたちの言葉すべて
かの谷川俊太郎さんによる翻訳!というところ。
 
と・・・。
ずいぶん前置きが長くなりましたが。
この本に紹介されている禅語のひとつに、あるのです。
 
千里同風

先日の米国大統領訪問の際に日本の首相ご夫妻がおもてなしされた
お茶室にもこの4文字の書が掲げられていたそうですがーその意味するところとはこちら。

千里も離れた遠いどこかでも、今あなたが感じている風と同じ風が吹いていますよ、という意味の「千里同風」。この場合の千里は「あらゆるところ」を指します。

『心をととのえるスヌーピー』より

千里」という文字に即反応(なぜって大江千里さんが大好きだから♪)。
しかも。なんて今のご時世にぴったりのpeacefulなことばなのでしょう。

人生のあらゆる局面で雨に濡れることがあっても(しかも時にはどしゃ降りのずぶ濡れ)ひとりじゃないし、いつかは晴れる。

仮に一人でぎゅっと唇をかみしめるような出来事があったとしても「孤立」の意味の独りではないよ、とこの言葉はそっと教えてくれます。
(そう、孤独と孤立は天と地ほども違うのだ。。。)


スヌーピーは問いかけます。遠く離れたところから。

Is it raining where you are?
君のところも雨降ってるかい?

雨が降ると確かにちょっとどんより。
人生の雨模様はこころ折れることもある。
 
けれども。
 
どこかに必ず同じ境遇の、同じような想いを抱えた人がいる。
きっといる。
ひとりじゃない。

ことばでー音楽でー「好き」のバイブスでー
時空を超えてぎゅん!とつながれる僥倖。

きっと誰にもひとりひとり千里同風。


さしずめわたしはNYからこの方の風を待っている♪
降っても晴れても。
タイトルからしてすてきな予感しかない♪♪

土曜日まで指折り数えて待ってます♪♪♪

昨日届いた宝物♪♪♪


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