#31 デラウェア州レホボスビーチ(Rehoboth Beach; 意訳2130字程; 2020/11/20, VOA Learning English)
ヘッダー画像: Rehoboth Beach from Unsplash, by Ashim D’Silva
(英語元記事717words)
1．デラウェア州、レホボスビーチ市(Rehoboth Beach)は、大波と塩水キャンディ(ソルトウォーター・タフィー)のような甘菓子や、1870年台からある海に面した長い木製遊歩道で有名です。
自ら「国の夏の首都」と長く称してきました。
しかし、すぐにそれは、第46代合衆国大統領の第2の故郷と言われるでしょう。
ジョー・バイデン次期大統領は、レホボスに、ビーチからほんの数ブロックのところに自宅を所有しています。ワシントンDCからレホボスまで2時間ぐらいで行けますし、デラウェア州ウィルミントン近くにあるバイデン氏の長く住み慣れた自宅からも2時間内で来れます。
バイデン氏とジル夫人は、2017年に副大統領職を辞した後に、その270万ドル(2億9000万円弱。2020/11/29現在、1ドル104.07円で計算しました。)のビーチハウスを購入しました。住宅購入資金は、夫妻が契約したバイデン氏の本の8億万ドル(約83億円)の取引収益から出されました。
「私たちの今までの生涯を通して、ジルと私は、家族全員を住まわせることのできる自宅をビーチの近くに買うことができることを夢見てきました。」とバイデン氏は自宅購入後の声明で述べています。
2．レホボスは今変わろうとしています
レホボスビーチ市に常住している市民は、約1500人しかいません。ですが、夏場の時期には人口が25000人まで膨れ上がります。コロナウイルスが流行する前は、独立記念日の週末や毎年10月に行われる海の魔女祭のようなイベントが、8万人の観光客を集めたものです。
映画スターのリチャード・ギアや、デンゼル・ワシントンはレホボスビーチ市を訪れることで知られています。バイデン氏は、このビーチ町で定期的に休暇をとる最初の大統領になるでしょう。
レホボスの変化は既に起こっているのです。
バイデン氏は、この夏の民主党全国大会の後、レホボスビーチ市で過ごしました。彼は先週末(11/14ごろ)、2020年の大統領選の勝者と予想された数日後に、レホボスに戻ってきました。
バイデン家の周辺地区は立ち入りが制限されていますが、レポ―ターたちはとにかく週末、レホボスビーチ市にやってきました。テレビの記者たちは、遊歩道で、いい撮影場所を確保するために集まりました。
レホボスの Browseablout書店は、バイデン夫妻の書いた本やバイデン氏に関する本を集めた特別コーナーを作りました。そのコーナーには、バイデン・カレンダー、カップ、塗り絵、宝石、靴などの商品も置かれています。もっとも売れたものは、バイデン氏の好きな飲料、オレンジ・ゲーターレードの香りのする特別製のキャンドルです。
3．
副大統領職を離れてから、バイデン氏は、日曜の礼拝の後、ときどき Browseabout書店に立ち寄り、コーヒーや新聞を買っていました。「バイデン夫妻に対する接客も、皆さんに対するのと同じですよ。私たちは誰もが歓迎されていると感じて欲しいんです。」と書店員のジェシー・ジョーンズさんはバイデン夫妻について語りました。
先週末バイデン氏が返ってきているという話が広がる中、「今は、間違いなく熱い熱気があります。」「『クリスマスショッピングに行こう。もしたまたまジョーを見かけたら、すごい。』って、みんな言ってました*。」と、ジョーンズさんは語りました。
ニック・カッジャーノ氏は、レホボスにあるニコラ・ピザ店🍕の店主です。彼は、1972年、バイデン氏の初めての上院議員選挙期間中に初めて会いました。カッジャーノ氏によると、バイデン夫妻が11月12日に街に入ったときに、シークレットサービスの捜査官たちが夫妻用のピザを受け取りに来たそうです**。
リタ・ソンタグさんはベサニービーチ(Bethany Beach)の近くに住んでいます。彼女は先週末、レホボスに買物に行きました。それから、バイデン家の近くにある自然公園であるケープ・ヘンロペン州立公園(Cape Henlopen State Park)に散歩に行きました***。彼女は、シークレットサービスの捜査官たちに囲まれて自転車に乗っていた夫妻を偶然見かけました。
「私は、このとき、バイデン氏は家に閉じこもっていて、公共の場には出て行かないだろうと思っていました****。」「でも、『ああ、彼がいるわ。』って感じだったのよ。」と、彼女は話ました。
4．
バイデン氏は地元で人気がありますが、誰もがファンである訳ではありません。Tシャツ・ワールド (T-Shirt World)という近くの商店で、従業員のシドニー・ドエルさんは、店で扱っているバイデンのシャツは数枚で、特に人気がある訳ではないと話しました。ドナルド。一方、トランプ大統領については、店にコーナーがあり、いろいろな種類の服や帽子や他の商品が置かれていました。トランプ関連グッズの中には、売り切れの物もありました*****。
ドエルさんは、いつか街中*******でバイデン氏に会いたいと願っていると言いましたが、もし、トランプ氏も、レホボスビーチに邸宅を買ったとしたら、どうなりますかねと聞かれたときには、表情が明るくなりました。彼女や他の従業員は、デラウェア州のビーチタウンの郊外の田舎の方には国が好きな人たちでいっぱいだということに同意していました。
「もし少し郊外に出れば、もっとたくさんのトランプの看板*******を目にするわよ。」「トランプさんがここに来てくれたら、多くのひとがより興奮すると思うわよ。」と、ドエルさんは話しました。
以上[2130字程; 2020/11/29 4:22 a.m.]
注* ** *** **** ***** ****** *******および、訳の後半は、DeepL無料版の翻訳をかなり参考にしました。
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