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コロナワクチン接種と採用選考&スマホアプリについて。

 ある労働局は公正な採用選考のポイント(就職差別につながる恐れのある14事項)のA4チラシ冒頭で、「ご注意ください!」として以下の記述をしています。

「新型コロナワクチン接種を採用基準とする場合、求人者の業種、採用職種とワクチン接種の関連性について、合理的理由があるかどうかについて、求人者において十分に判断し、その理由を応募者にあらかじめ示して募集を行うか、採用選考時に説明していただきますようにお願いします。 注:ワクチン接種については本人の自由であるため、何の説明もなくワクチン接種の有無を確認することは、不適切な事象となりうる場合があります。」

 厚生労働省のホームページで確かめると、「新型コロナウイルスに関するQ&A(企業の方向け)令和4年2月4日時点版」の 問13 採用時に新型コロナウイルスワクチン接種を条件とすることはできますか。
「新型コロナウイルスワクチンの接種を受けていること」を採用条件とすることそのものを禁じる法令はありませんが、新型コロナウイルスワクチンの接種を採用条件とすることについては、その理由が合理的であるかどうかについて、求人者において十分に判断するとともに、その理由を応募者にあらかじめ示して募集を行うことが望ましいと考えます。

 ひょっとして「あなたはワクチンは接種済みですか?」と聞かれることがあるかも知れません。聞かれたら、「個人の自由ですから答えられません。」と言えばそれでよいのかもしれませんが、なんだか気まずい雰囲気になりそうです。対面営業など仕事をしている時には、なおさらと思います。
 事情がない限りは、接種の事実を伝えたほうが良いのかなと感じており、私はワクチン接種券に貼り付けられた「接種済証」のコピーを持ち歩いていました。
 今回、デジタル庁の「新型コロナワクチン接種済証明書アプリ」の配布が始まり、スマホに入れることで、コピーなど持ち歩く必要が無くなるようにしました。
このアプリを利用するには、マイナンバーカードが必要でその暗証番号も入力することが必要です。さらにマイナンバーカード読み込みのためにスマホがNFC Type Bに対応しОSバージョンがiOS13.7以上、Android8.0以上が必要です。
 以上の条件が整っているようでしたらアプリを導入しておくと安心です。
 日本国内用のみの登録か、海外用の登録もでき、日本政府が公式に提供する証明書として使えます。海外用の登録も済ませるには、お持ちのパスポートも読み込ませることになりますので準備しておいてください。

 なお、実際に使うときには、スマホの「接種証明書」を見せる際には、本人のものであることを証明することが必要になりますので本人確認書類(「免許証」や「パスポート」など)も携行しておく必要があります

・・・04/03/14・・・