ほどよい温もり
上高地では帝国ホテルに宿泊しました。
高速バスがホテル前に停車してくれるのでありがたいです。
90年前に建てられたホテル。
木の温もり、照明の温もりも心地よく。
水道からは湧き水が出てきて、とても冷たくて美味しいお水です。
部屋には折り紙や一輪のリンドウが飾られています。
ひと手間がすてき。
友人の誕生日が近くだったので、夕食のデザートに何かしてもらえるか事前に電話をしました。
それだけをお願いしたのですが、部屋に到着すると手書きのお祝いメッセージカードが置いてあります。
夕食の際には、友人はホテルからプレゼントもいただいていました。
そういうことじゃなくても、やり取りの中でとても親切で丁寧にしてくださるホテルです。
まさにおもてなしとはこういうことだなぁと思いました。
都会にある帝国ホテルとは違った、あたたかな親近感のあるスタッフの方々です。
ホテル外観のイラストが入ったお皿。
これは、食事のはじめに見て愉しむために置いてあります。
食事がはじまる前に引いていかれます。
各テーブルにはそれぞれ、ランプが灯されていました。
ハイクをしに来られている宿泊者が多いのですが、食事の際には皆さんお洒落して来られていて、そういうことも見てたのしい気持ちになりました。
小さな読書室があって、もし雨だったら歩くのを短めにして読書ができたりもするんだなぁ、そんな過ごし方もいいなと思いました。
古書もたくさんあり、いろいろ読んでみたくなる本がありました。
帰阪して数日後、先生の操法を受けに行ったときに、雷鳥の里というお菓子をお土産に持っていきました。
先生は若い頃によく登山をされていて、穂高連峰も登っていたそうです。
穂高で登山中、辺り一面が霧に覆われて周囲が全く見えなくなり、立ち往生をしていたら雷鳥が一羽現れた。
その雷鳥の歩く方へついて行くと、そこに山小屋があったんだそうです。
雷鳥が助けてくれたんや。
とおっしゃっていました。
「日本昔ばなし」みたいだな。
こんなお話を聞くことができた、帰阪してからもいい旅の余韻を感じられています。
*
今日の夢
娘と梅田のような街の中で待ち合わせをしている。
これから二人で電車に乗って、どこかにでかけようとしている。
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