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映画日和1

映画館にて映画鑑賞。
ウディ・アレン監督作「レイニーデイ・イン・ニューヨーク」

間隔を開けて座席指定するようになっているので、密ではなく鑑賞できる。

たくさんあるウディ作品の中でも、マイランキングでは上位に入る佳作だった。
84歳になったウディ、毎年のように作品を作り続けるから、私生活はいろいろあってもやはり好きな監督であり続け、尊敬です。

作品はいつも会話や音楽、ファッションのセンスが洗練されていて、でもその洗練を小馬鹿にするようなセリフもあって、皮肉っていたりしておもしろい。
ニューヨーカーの監督だからこそ、どちら側からも描けるのかもしれない。
衣装にほとんど黒がないのも好きなところのひとつ。
雨の降り続くニューヨークで、カップルがすれ違いながらそれぞれの過ごす時間、経験が、その人の内面も映し出しながら岐路となって、本当のことに気付いていったり、おバカが暴かれたりしていく。

やっぱり映画館で観るのはいい。
友人は「風の谷のナウシカ」を映画館で観られて感動した、と言っていた。
今、ジブリ作品がいくつか上映されている。

わたしより先にこの作品を観ていた娘も、とても気に入っていた。
英語の会話のほうが翻訳よりめちゃ素敵やねんで、と娘が言っていた。
こういうところでこの単語使うのかー、という面白みもあったそうで、英語が分かるとそんなふうにも愉しめて羨ましい。

娘は去年ニューヨークを旅したので、行ったところがいろいろ映るのも懐かしく観たそう。
旅がしづらくなった今日。
ニューヨークから車で6時間のところに住んでいるはずの娘が、コロナ禍の影響で今は一緒に大阪で暮らしている。

昨日は、大阪では久しぶりに一日雨が降らなかった。

*
明け方、そばで寝ていた猫が歩き出しながら、鳴き声ではなく何かむにゃむにゃと言葉を話していたのを聞いた。
あれは夢じゃなかった。
先代の猫ひなちゃんも一度だけ「おはよう」と言うのを聞いたことがある。
ほんとよ。



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